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直島【写真】-草間彌生[赤かぼちゃ],夏空

 フェリーで直島を訪れるとき、真っ先に視界に入る屋外作品、草間彌生の「赤かぼちゃ」。

 瀬戸内国際芸術祭の紹介でも、直島のアート「01番」。

作品No. na01
赤かぼちゃ
港で歓迎してくれる水玉の真っ赤な姿
フェリーが港に近づくと真っ先に目に入る。草間自身「太陽の『赤い光』を宇宙の果てまで探してきて、それは直島の海の中で赤カボチャに変身してしまった」と語る。

ART SETOUCHI 作品紹介

 この作品よりもずっと前、「アートの島・直島」の黎明期に展示されている(※台風で破損したりして、現在のものは昨年再設置された)黄南瓜と並んで、この島のシンボル的存在だ。

 12月には、クリスマスの飾りで周囲が彩られていたり、

塗り直し中、だったりもした。


フェリーからの[赤かぼちゃ]

 まず、高松港ー直島(宮浦港)間のフェリー(「なおしま」)がそもそも、赤かぼちゃを連想させる、草間彌生のドット模様だったりもする。

フェリー「なおしま」

 フェリーが宮浦港に近づいてくと、

 デッキの上から、まずこんなふうに確認できる。

 もちろん、客席からも。

(ちなみに、ドット模様の「なおしま」ではないほうの、「あさひ」というフェリーの場合、上の写真のように、窓を前にした2人がけの席がある。少し早めに乗船して窓際シートをおさえれば、出航まで窓越しに「赤かぼちゃ」を鑑賞できる)

フェリー「あさひ」

芝生の緑と夏空の下で

 いよいよ、宮浦港へ。

 赤かぼちゃの姿は変わらないけれど、季節ごとに訪れると、周囲が変化して、それぞれ違ったシーンが楽しめる。夏はなんといっても、その青空と芝生の緑だ。

 フェリーが停泊しているときは、下のような位置関係となる。

 この位置関係からもわかるように、フェリーの下船後、乗船前に気軽に近くまで行くことができるので、いつも大人気だ。人の入らない写真を撮るのには、なかなかタイミングが必要になる。

中に入ってみると

 前にも何度か書いたように、赤かぼちゃの中には入ることができる。

 ちょうどいい感じの、窓。停泊中のフェリーを望む。

 釣り人の姿も、こんなふうに。

 「釣り人×赤かぼちゃ」も、なかなか絵になった。漫画『釣りキチ三平』を髣髴とさせるような服装に感謝しつつ(後ろ姿、拝借しました)。

ドット柄の町営バスに揺られて

 港からは、町の中心部に向かうバスが出ている。運賃は均一100円。美術館のあるエリアは、終点の「つつじ荘」で下車すると、連絡する形で、ベネッセ運営の無料バスが走っている。

 「つつじ荘」前バス停からビーチを少し歩くと、黄色いほうの南瓜に出合える。そういえば直島のバスは、赤いかぼちゃ→黄南瓜と、かぼちゃつながりとなるのだった。

 その話は、次回。


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