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手縫いの人形,想い -約5500個の[つるし雛]@京王プラザホテル

 干支の動物たち。

 犬

 と、くれば桃太郎? とか

 かわいらしい、手作りっぽい人形たち。

ホテル空間×つるし雛

 これらは何かといえば

 つるし雛@京王プラザホテル(新宿)。

3階メインロビーでは、京都の上賀茂神社から木目込み人形の唯一の正統伝承者として認定を受けている真多呂人形の段飾りを中央に据え、約3メートルの高さから飾られた本絹古布のつるし飾りが華やかにお客様をお迎えします。キルト作家の松尾光代氏とひまわりグループのメンバー約70名が、代々受け継がれてきた着物など貴重な本絹古布を使用し一針一針縫い上げたもので、当ホテルで展示するために作られた作品です。手縫いのお細工物には子どもの健やかな成長を願う愛情が込められており、花は「可愛く」、毬は「元気に」、金魚は「魔除け」、雀は「食に恵まれるように」などそれぞれ意味があります。ロビーを鮮やかに彩る圧巻の美しさに感嘆の声が上がるつるし飾りは、京王プラザホテルの春の風物詩ともいえるほど毎年多くの国内外のお客様に親しまれています。

プレスリリース より

素朴さに籠る想い

 中央エントランスのほか、ホテルのいろいろな場所に、展示されている。

 モチーフは、さきほどの、干支や動物たちのほか、

 このように、とてもリアルな花々も。


 雛祭り、のイメージからすると、あまりにもさまざまなモチーフにあふれていて、自由さを感じる。ただ、さきほどのリリースにあるように『花は「可愛く」、毬は「元気に」、金魚は「魔除け」、雀は「食に恵まれるように」』といった、願いをふまえてのことでもあるのだろう。

 作品たちは、観れば観るほど、素朴でかわいらしく、

 端布を手にデザインを考え、裁断して、針と糸を手に、ちくちくと手を動かして……といった、そんな手間暇を想像すれば、

 そこにはおのずと、願いが籠ってくるのだろうなと思う。

 こんなにもたくさんの「手作り」を前にしていると、観ている側も、そのあたたかな願いに包まれてゆく気がする。




 


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