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【お知らせ】kindleでphoto book, photo essay を作ってみました。

 仕事で必要があり、後に旅の相棒となるEOSを購入したのが2014年。膨大な量になった写真をテーマ別にセレクトしてphoto bookを、テーマ別の写真にストーリーを加えたphoto essayを作ってみました(9/4から作り始めて、本日9/9で8冊ですが、10冊を区切りとし、次は少し手法を変えてみようと思います)。 

■Kindle Unlimited(読み放題)対象 

 Kindle Unlimited会員の方は無料でご覧いただけます。もともと、読み放題会員の方に気軽に見てほしいと思ってまとめたものです。
↓ 著者ページへのリンクです(微妙な翻訳がかわいい)。

 なお、各々の本の「紹介」は本来、担当編集者が本の内容を紹介する、腕の見せ所的な場所だったりするのですが、あえて「こんなふうに書きました」的な著者コメントを入れて(結果、まわりから浮いて)います。ですので、作品紹介→もし気になるものがあれば、試し読みでビュー、という流れが、時間がとられないかと。

 ※なお、著作権の関係もあるため、photo book, photo essayでは、風景のなかに入り込んでいるパブリックアート以外についての、アート作品については触れていません。瀬戸芸や展覧会のレビューなどはnoteにまとめていければと思います。

【追記】最新作の全内容をnoteにて公開しました ↓

■積み重なってしまった経験のアンラーン


 わたしは出版関係者で、実は学生時代のアルバイトも含めて、ほかの仕事に携わったことがありません。そのくらいどっぷりと浸かってきた(きてしまった)経験のなかで、今回の作業は、今まで積み重ねてきたことのアンラーンに役立ちました。

 今回においては、カメラマン、ライター、デザイナー、編集者、ディレクターは自分。校正、出版(電子)、流通、広告プロモーションはAmazon。Amazonのエディタや支援ソフトは非常に使い勝手がよく、例えば作業開始→出版申請終了まで6時間、といった、超高速のスピードで作業が進みます。

 IT技術の発達で、昔は徹夜になることが必至だった編集作業が、年々合理化されていく、そんな過程は、仕事でも経験してきました。ただ、今回、エディタを使いながら手を動かしてきて、今更ですが、産業革命、のキーワードが何度も浮かびました。

 もちろん、「それらしい」ものに仕上がるものの、デザインやレイアウトと言った不得手な部分においては、素人っぽさは否めません。もしそこに、あか抜けたデザインだったり、狂いのないレイアウトが必須と考えるなら、プロに外注するか、出版社に持ち込んで通常の商業出版を検討する方向になってくる。

 それには時間とコストがそれなりに乗ってきて(紙媒体にするなら、なおのこと)、価格にも反映されると。作り手にとっては、結局は選択の問題なのだなあと(選択という意味なら、買い手にとっても然り)。

■伝えることの本質

 そして、「伝える」ことの本質についても改めて考える機会を得ました。写真を整理していると、封印されたそのときの心情がよみがえってきて、それらは書くことで解放されたがっている、そんな感じを受けるようになりました。

 それが、写真を映画や漫画のコマ割りに見立てたphoto bookに自然と形づいていったわけですが、今は過渡期で、まだその先がある気はしています。

 仕事以外で「書く」ことにまったく興味を感じることがなく来た自分が、瀬戸内海の島々で撮影した風景の美しさのほうに引っ張られて、今年になってなんとなくnoteをはじめました。

 今アップしている記事内容は、(仕事で書く文章においては、書き手の見解や感情を注意深く排除しているので、)筆者の意見を地の文で述べていくこと自体、小さな冒険ではあります。ただその先に踏み込んで、感情の解放となってくると、未知の部分になってきます。

 なかなか興味深い現象です。ただ、その波に身を任せるというのも愉しい。走りながら考えていきます。

■9月13日の追記

 9月13日現在、はじめに作ったものに自分でダメ出ししながら、すでに何度も改訂版を出しています。「こんなものは出しておけない」的に修正にかかるのですが、そう気づけたということは一歩進んだということ、と前向きに捉えて。

 しかも、ソフトを使った改訂のしかたは非常に容易で、まさに「走りながら」改善していける。今のところ謎の学びにすぎませんが、その先に何があるのか楽しみではあります。

 また、ロゴを描いていただいているイラストレーターのcotori.さんに新しいロゴを作っていただいたので、本記事のトップ画面の画像をその作品の一部に変更しました(描いていただいたのは全身図)。いつもありがとう。

※この後日談、最新作の全内容公開などはこちらに ↓


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