【椎名林檎 至高の10曲】楽曲紹介編(後編)
後編も見てくださってありがとうございます◎
これにて完結。
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6、ギブス
彼女を語る上では外せない定番曲
と言いながらも珍しいくらいしっかりめのラブソング
あまりコテコテのラブソングを書かない彼女の貴重な作品です
また、サビの導入ではギターのハウリングに近い音を鳴らし
そのままノイジーで激しい演奏へと続いていきます
このテクニック、聴かせ方、演奏が
叫ぶような感情的な印象・インパクトを我々に与えます
圧巻です
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7、罪と罰
初期の頃の林檎さんの真骨頂といった印象を受ける楽曲
怪しげなノイズからいきなりビリビリと響くような力強い歌唱
そして乾いた歌声と巻き舌全開
気持ち良すぎます
私の名前をちゃんと呼んで
この印象的な歌詞と叫びに近い歌唱により
聴き手も力が入り、何かこみ上げるものがあるはず
集中しすぎると涙が出てしまいそう
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8、茎
おどろおどろしいメロからの感傷的なサビ
ギャップに昏倒しそうな楽曲
演奏についてもバイオリンや琴が使用されており
楽曲の独特な雰囲気をこれでもかというほど増幅させています
そして感傷的なサビと言いましたが
その精度は高く、心揺さぶられながらも
演奏と歌い方によって最後に虚無感まで残します
歌詞は抽象的なため伝えたいことはわかりませんが
激しい感情の起伏を楽曲の全てから感じることのできる怪物曲
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9、あおぞら
彼女の楽曲の中では風変わりな一曲
一言で言うと、とても幸せそう
トランペットとライトなギターの軽快愉快な演奏が印象的で
ボーカルのメロディーも非常にキャッチー
林檎さんの歌い方についても
力まず軽快に、そして透き通るような歌声を披露
ねえ見てる?ほら、星が光っているのを
明日は心も空も、素敵な青
歌詞も心が晴れ晴れするよう
また、最後の口笛も見(聴き?笑)逃せない
気分良く口笛を吹いてしまうような心持ちを
連想・体験させてくれるよう
とても幸せな気持ちにしてくれる素敵な曲
こんなアプローチもこなしてしまう林檎さん、恐るべし
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10、17
セブンティーン
17歳の時の感情や複雑な思い、生きた世界を歌います
多くの人の心に響く名曲
全訳英語詩ですが、それが良い
当時の青々とした感性を綴るには、英詞が良いのです
そのコントラストもまた、味になっています
彼女を知る上では聴いておきたい
彼女の過去、ルーツにほんの少しだけ近づけるような
そして17歳という、我々全員にとっても
複雑で特別な
最悪で最高な時間を
この曲を聴くことでまた一滴、浴びることができる
そんな一曲です
いかがでしたか?
林檎さんの魅力を知るための近道に使うもよし
林檎さんの魅力を再確認するために使うもよし
私の愛を詰め込みました
読んでくださってありがとうございました
また次回の記事でお会いしましょう
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