【ひとまず20時間】試してみよう。- 美術館インターン4週目
最近インターン先で、浮世絵に書かれた文字の解読を任されました。
Courtesy of the Indianapolis Museum of Art at Newfields
例えばこの浮世絵、右上に絵の説明書きがあります。
こういった、絵の中の説明書きを読み、英語に訳す作業をしています。
今までに草書体で書かれた文を読んだことがないので、日々、新しい文字を勉強しながら作業を進めています。読める仮名が増えてきたので、最近は解読作業が楽しいです。
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根付についてもここ最近、たくさん調べています。
根付とは、江戸時代に流行った、帯に印ろうの紐をくくりつけるための飾り。現代のストラップの原型になったものです。
先日、美術館に多数の根付を寄贈してくださった方がいらして、それらを新しくコレクションのデータベースに追加するため、根付に関する情報を集めているところです。
Courtesy of the Indianapolis Museum of Art at Newfields
これが根付の一例。
一般的に根付には、象牙や木が使われますが、たまに珊瑚や金属、宝石が使われていることもあります。
ユーモラスな表情だったり、ダジャレの入ったデザインだったり、振ると一部が飛び出るような仕掛けがあったりと、根付には遊びごごろがたくさん詰まっています。こんな、直径数cmの小物なのに!
この芸の細かさ、一朝一夕で得られるスキルではないです。職人の技って、本当にすごい...。
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ある分野のトップになるには、合計で一万時間の練習が必要という調査結果があります。これに基づいた考え方が「一万時間ルール」と呼ばれ、数年前に話題になったそうです。
それに対して、「プロではないけれど、多少できる」レベルに達するのにかかる練習時間は、たったの20時間らしいです。
このアイディアは、ビジネスコーチのジョフ=カウフマンという方が提唱しています。
20時間を目指して、少しずつ、定期的に練習を重ねていった結果…彼は、人前でギターの弾き語りができるように。
私も、草書体を「多少読める」レベルに到達するまで、ひとまず20時間、頑張ってみようと思います。
読んでいただき、ありがとうございます!