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コーチングのプロセス

はじめましての方はこちらをお読みいただけるとうれしいです。


こんにちは、チャイルドコーチングアドバイザーのないとうみちよです。これまでコーチングの3大スキルである
傾聴・承認・質問
についてざっと説明してきました。
さらに詳しい内容については、また改めて書いていこうと思います。今日は、コーチング全体のプロセス(過程)についてお伝えしたいと思います。

コーチングによって目標を達成するまで、相手(子ども)や目標によって差はありますが、数か月~1,2年はかかると言われています。
その間、コーチ(親)は思いつくままに承認したり、質問したりするのではなく、次のような過程を思い描きながら実践してみると良いでしょう。そうすることで、子どもの思考が整理され、課題の解決や目標達成がしやすくなります。

コーチング5つのプロセス(過程)

⓪ 準備「環境を整える」
コーチングを始める準備段階です。
子どもの話をしっかりと聴いて(傾聴)、子どもが望むテーマ・話題でコーチングを行います。

➀➀´ 目標・目的を明確にする
子どもが達成したい目標や目的を具体化します。
このプロセスではっきりさせた目標に向かってコーチングを行っていくため、あいまいなままにしてはスタートできません。
非常に重要なプロセスです。(承認)

➁現状を把握する
目標に対して、今、どんな状況かを明確にしていきます。
地図を広げて、現在地と目的地を確認し、その間にある距離や道のりを把握するイメージです。(承認)

➂ギャップを埋める行動を考える
目標と現状を確認すると、その差(ギャップ)が明らかになります。そのギャップを埋めるために必要な行動を探る質問をしていきます。(承認・質問)

④具体的な行動計画を立てる
ギャップを解消し、目標へ向けて進むためにどう行動するかの時間の区切りを設計して、プランを立てます。コーチが正しいプランを作ろうとせず、あくまでも子どもの中にあるアイデアを引き出すよう努めます(質問)。

⑤行動した結果の振り返り
行動計画を実行した結果、うまくいくこともあれば、思うようにいかないこともあります。うまくいけば次のステップへ、いかなければ➁~④をくりかえし、目標達成までをサポートします。
特に時間をかけたいのは➀~➂です。

どのプロセスも、目標達成には欠かせません。
ただ、流れを意識することは重要ですが、こちらがシナリオを用意して誘導するわけではありません。子どもの個性に合わせて、臨機応変に対応しましょう。

実践のためのポイント
上記5つのプロセス(過程)は必ずしも順番通りに行われるわけではありません。特に➀~➂は時に前後しながら根気強く行う必要があります。
また、子どもたちとの普段のコミュニケーションの中で、コーチングスキルを応用するときには、これらのプロセスの通りに進むことはまずありません。
ですから、全体像をコーチ(親)が把握し、こんな質問をしたらどんな答えが引き出せるか?、ギャップに躓きそうになっている時に励ましの言葉を添えよう、など、次のプロセスを意識しながら、子どもが自分の内側にある思いを整理して実行に移せるようにするためのサポートに徹しましょう。

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今日はここまで。
次回は親の自己肯定感について書こうと思います。
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引き続きお読みいただけるとうれしいです。
今後ともよろしくお願いいたします。


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