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愛しき言葉たち

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座右の銘や好きな言葉。 どこかで聴いたり読んだりしたお話の断片。 備忘録だと僕の目にしか触れないので、ここに記録しようと思った。
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#漢字

「夢」は植物?

「夢」は植物?

夢にも色々あって、社会に役立つビッグな目標から、今夜食べたい料理まで、気負わず自然体に考えるので良いみたいですよ。
晩ご飯にカレーが食べたいな、と思ったところから、より美味しいカレーを追求して、インドを訪ね、店を開き、カレーの名店になる…なーんて怒涛の展開もあるみたいですから。
夢の漢字に草冠があるように、鉢植えに水や肥料を与えて、太陽光を照らして、少しずつ伸ばしてやるのが夢なのかもしれません。

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「楽しい」は「薬」

「楽しい」は「薬」

人間には喜怒哀楽の感情が心の内側にあって、表情や言葉や態度や仕草や癖みたいな形で外側に顕在化(見える形になる)しますよね。
喜怒哀楽の中で、ポジティブ(肯定的)な感情が「喜ぶ」と「楽しい」。
ネガティブ(否定的)な感情が「怒る」と「哀しい」のように見えます。
ネガティブな感情はなるべく引きずられないようにして、ポジティブな感情にギアチェンジさせていくのが良さそうです。
ネガティブとポジティブ、それ

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「美しい」とは

「美しい」とは

漢字は色々なことを教えてくれます。
これも「聡」の字と同じで原田宗典さんのエッセイで紹介されていたネタです。

「美」の漢字が、なぜ「うつくしい」の意味を持っているのかについて、原田さんは次のように解釈されていました。
「美」は「羊」と「大」に分けられます。
昔、遊牧や牧畜で生活をしていた人たちにとって、家畜である羊は大切な栄養源だったはずです。
お乳をとったり、お肉をいただいたりして、人々の乾き

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聡明である、ということ

聡明である、ということ

"聡明"とは、賢い、知識がある、頭が冴えるといった意味の言葉ですが、"聡明"の「聡」の漢字について、作家の原田宗典さんがエッセイで書かれていたのが教訓のように記憶に残っています。

「聡」の漢字を分解すると「耳」と「公」と「心」になりますよね。
公(おおやけ)の心に耳を傾けること、それがかしこいってことだよ、と説かれていました。
この話には続きがあって、「聡」の漢字から「公」を取ってしまうとどうな

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