Amtrak アメリカ鉄道旅 04 駅について
アムトラックの駅について記します。
アムトラックに乗るには必ず駅を通ります。この駅が日本のシステムとはかなり異なるので戸惑う方もいると思います。今回は駅の使い方や乗り方をお伝えしようと思います。
乗車と降車
アムトラックの乗車駅は多数あります。街毎に個性豊かな駅があり、そこには出会いと別れがあります。ここでは使い方にフォーカスするため、大きく分けて大都市のターミナル駅と中規模なターミナル駅、途中の停車駅に分けて説明します。
・大規模な主要駅(巨大なターミナル駅)
アメリカの大都市には鉄道のターミナル駅があります。ニューヨークはグランドセントラル駅とペンシルバニア駅(ペン・ステーション)、シカゴにはユニオン・ステーションというとても巨大なターミナルがあります。このターミナル駅は近郊列車も含め地下鉄など多数の列車が行き来しているのでちょっと厄介です。プラットホームがたくさんあり、事前に自分の乗りたい列車が何番線に到着するのか、日本のように簡単にはわかりません。誰もが目的の列車に乗ることができないのです。
では、このような大きな駅でどうやってアムトラックに乗るのでしょう。ここからは大きな駅からアムトラックに乗車するチップをお伝えします。
ターミナル駅でアムトラックに乗車する場合は、出発の1時間以上前には駅に着いておくことをお勧めします(アムトラックでは出発の30分前に駅に来るよう指導しています)。時間の余裕を持つことで、焦ることなく導線の確認ができます。ビジネスクラス以上のお客さんにはラウンジが用意されているので、もし時間が余ったらラウンジで休むこともできます。
そして、荷物がある場合はチェックインを早めに済ませておいてください。荷物はなんでも積めるわけではなく危険物などは拒否されるので、事前にアムトラックのサイトで確認をお願いします。
一度、列車に乗ってしまうと、しばらくは車内でしか食事ができなくなりますので、駅で飲料やお菓子などを多めに買っておくことをお勧めします。
自分の乗る列車が何番ホームにやってくるのかは、駅のモニターでチェックできます。発車直前に番号が表示され、慌ててホームに走ることになったりしますが、通常は出発の15分前にはホームナンバーが表示されます。日本のように早くから何番のプラットフォームに自分の乗る列車が入ってくるのかはわかりませんのでご注意ください。事前に駅の構造とプラットフォームの位置などを確認しておくと安心でしょう。ラウンジにいれば係員がホームまで案内してくれます。
駅にはクイック・トラック・キオスクがあります。自動券売機みたいなもので、この機械で新しいチケットの発券、購入、すでに予約しているチケットのピックアップ、予約の変更などができます。もし急な発券や変更がある場合は、この機械を利用すると便利です。
乗車の際は、プラットフォームと客車の間に段差がありますので気をつけてください。動いている列車に飛び乗ることは禁止されています。列車に乗ると係員が席を案内してくれます。アムトラックは編成が長く、どこから乗ればいいのかわからないことがありますが、チケットを見せれば係員が丁寧に案内してくれるので焦らないで大丈夫です。乗車の際は、セキュリティのため写真付き身分証明書の提示が求められますので、日本人の場合はパスポートをすぐに取り出せるようにしてください。アメリカの大学が発行するIDやアメリカの州が発行する自動車免許証でもOKです。
車内では、自分の荷物に気をつけてください。そして裸足になることは禁止されています。必ずラバーのついた靴を履いてください。スリッパはNGということです。
降車の際は、到着駅の5分ほど前から準備をし、列車を降ります。全ての扉が開かない駅もあるので余裕を持って行動してください。荷物を預けている場合は、降車後にバッケージクレームで荷物をピックアップします。ターミナル駅には、タクシーやバスなどがあるので、それに乗り換えて目的地に行くことができます。他の列車に乗り継ぐ際も、わかりやすく表示されていますし、駅の係員に聞けば丁寧な対応をしてくれます。
・中規模な駅
巨大なターミナル駅よりは小さい規模ですが、フルサービスのある地方都市の駅について記します。この規模の駅が大きすぎず小さすぎず利用者には使いやすいです。Amtrakは、こういった中規模な駅で途中停車し給油を行ったりします。時間の余裕があれば、下車して軽食を食べたり購入したりすることができます。基本的には巨大なターミナル駅と似ていますが、24時間の有人サービスがなかったり、深夜はタクシーやバスがないこともありますのでご注意ください。
日本人が利用するこのタイプの駅は、ボストン、ワシントンD.C.、エメリービル(サンフランシスコ)などの駅です。
このタイプの駅は、適度な大きさと満足できるサービスが備わっています。駅の構造もシンプルで全体像が掴みやすく、プラットフォームの数はあれどシンプルに並んでいます。地下鉄などとの乗り換えもわかりやすく迷うことはないでしょう。基本的にタクシーやバスなどもいつでも乗ることが可能です。タクシーがいないこともありますが、いない場合はLyftやUberなどで呼びましょう。駅近辺は治安の悪い地域だったりするので、深夜に出発や到着の場合は、気をつけてください。私は深夜早朝の場合は、ホテルのリムジンサービス(日本で言うところのハイヤーサービス)をお願いしています。
乗車、降車の際の注意点は、巨大ターミナル駅と同じです。バッケージクレームは、よりわかりやすい場所にあり安心です。
・小さな駅
都市以外の途中にある町の駅は、とても小さく驚きます。線路脇にポツンとプラットホームと小さな駅舎があるだけです。ここで降りるの?と不安になることすらあります。
乗車する場合は、時刻表通りに駅に行ってください。アムトラックは遅れることがあるので、可能であればスマホで運行状況を確認すると駅で待つ時間が減ります。列車が早く到着することはありません。
降車の場合、アムトラックが到着するタイミングでタクシーなどが集まりますが、早朝や深夜に到着する場合は、誰もいませんので、事前にタクシーなどを手配することをお勧めします。
こういう小さな駅では列車に乗り遅れたり、ホームがどこかわからないという不安はありませんが、列車がいつくるか、荷物はどうするのかなどといった大規模、中規模ターミナル駅とは異なる不安があります。荷物はプラットフォームで渡してもらえたり、一応ある簡易的な建物にスタッフがいて、そこで渡してくれます。いずれにしても乗降客は多くないので自分の荷物が列車から下ろされた時点で見えるので、それをピックアップするだけです。
では、ここから各主要駅の駅の情報とさまざまな駅の乗り降りのちょっとしたアドバイスをお伝えします。
大規模な主要駅
・シカゴ / Union Station (CHI)
225 South Canal StreetChicago, IL 60606-5702
アムトラックの起点駅でもあるユニオンステーションは、シカゴの街の中にあります。営業時間は5:30AMから11:59PMです。深夜は閉鎖されるので駅で宿泊はできません。駐車場もありませんので、アクセスは電車やバス、タクシーとなります。
この駅にはチケット売り場、荷物を預けるカウンターなど有人のサービスが整っています。ビジネス客以上のチケットを持っていればメトロポリタン・ラウンジを使えます。WiFiも使えます。
アムトラックでは列車出発時刻の30分前には必ず駅に来るよう勧めています。荷物をチェックインする場合は出発時刻の60分前までに駅に来るように指示しています。出発ギリギリですと荷物を預けられなかったり乗れなかったりしますので、早めの行動をお勧めします。
因みに出発時刻の5分前にゲートは閉じられます。
ラウンジはチケット・オフィスとグレート・ホールの間にあります。営業時間は600am-930pmです。
駅にはATM、トイレ、公衆電話、エレベータ、自動販売機、キオスクなども完備されています。(ユニオンステーションの地図)
ユニオンステーションの地下には以下のファーストフード・レストランが営業しています(2021.12月現在)
マクドナルド、ダンキン・ドーナツ、ジャンバ・ジュース、ナッツ・オン・クラーク、チック・あ・フィル、ザ・ジャンクション、ジャージー・マイクス、スターバックス、ロビンソンズ(リブ)、ゴールド・コースト・ドッグス
シカゴの駅は大きいので、迷わないように気をつけてください。駅のプラットフォームには狭い通路を通るので、ちょっと不安になりますが、指示通りに進めば大丈夫です。日本人の場合はビジネスクラス以上の利用だと思いますので、その場合は、ラウンジで係員について行けばより安心です。バックパッカーでラウンジを使えない方は、駅に早めについてどうやって乗車するのか事前に確認することをお勧めします。
私がシカゴ駅を利用する際は、早めに駅近くのダイナーLou Mitchell’sに伺います。ここは古くからある食堂で、朝早くからオープンしています。地元のおじいさんおばあさんから観光客までがゆっくりと食事を楽しんでいます。ここの朝食は素晴らしく、昼でも夜でもここで少食メニューをいただいてから駅に向かいます。駅は大きく2つのセクションに分かれていて、「アンタッチャブル」の撮影にも使われた美しいホールと駅構内があります。この駅でもこれから乗る列車の状況を確認しつつ、ラウンジでのんびり過ごすようにしています。アメリカ鉄道のハブとなっている駅だけあって、全米の都市に向かう旅行者の姿を見るのも楽しいです。薄着の人はアメリカ南部に向かうのでしょう。ビジネスマンは近距離利用だと思います。カリフォルニアに向かう人は大きな荷物を持っています。陽が傾く頃、カリフォルニアの各都市に向かう長距離列車はシカゴをあとにします。
・ロサンゼルス / Union Station (LAX)
800 North Alameda Street Los Angeles, CA 90012-2902
この駅には西海岸を縦に走るコースト・スターライト号、サンディエゴまで行くパシフィック・サーフライナー号、シカゴから大陸を横断してやってくるサウスウエスト・チーフ号、ニューオリンズから走ってくるサンセット・リミテッド号などが停車します。
場所はロサンゼルスのダウンタウンにあります。この駅には近郊列車や地下鉄が接続していますが、荷物がある場合はタクシーでのアクセスが便利です。駅構内は広くダウンタウン側の入口からだとアムトラックのプラットフォームは結構遠いですので余裕を持って駅に着くようにしましょう。
ラウンジはチケット・オフィスの2階にあります。営業時間は500am-1000pmです。
美しいロサンゼルスの駅は、映画の撮影にもよく使われます。映画「ブレードランナー」では警察署という設定でした。構内は広くレストランなどもあるので、早めに駅に着いてカフェで駅を通過する人たちを見るのも楽しいです。
ロサンゼルスのユニオン駅側にはあまり人が賑わう街がありません。皆さん、車で駅に来て駅構内で列車を待つようです。そのため、駅構内には様々なレストランやバーが点在しています。ダウンタウン側には大きなホールがあって、午後になると西日を受けなんとも言えない雰囲気に包まれます。多くのお客さんは、このホールで思い思いの時間を過ごしていました。駅にはホームがいくつもあり、近郊列車を含めかなりの列車が行き交っています。これを見るのも面白いです。
駅には地下鉄が接続していますが、とてもシンプルな構造なので迷うことはないでしょう。夜は治安が良い場所ではないので身の回りに気をつけましょう。駅から荷物を持って歩いてどこかに向かうのは避けるべきです。タクシーを利用してください。
・ニューヨーク / Penn Station (NYP)
351 West 31st Street New York, NY 10001
アムトラックのニューヨークの駅は、ペンシルべニア駅(通称ペン・ステーション)です。42stにあるグランド・セントラル駅ではないので気をつけてください。この駅は2021年に拡張が行われアムトラックの施設は新しいモニハン・ホールに移動しました。駅がまた拡張され複雑になりました。この駅には地下鉄とニュージャージーを繋ぐPATHトレイン、ロングライランドを網羅するロングランド鉄道が走っています。駅は地下にあるので、気をつけてください。地上は、マジソンスクエアとなっていて、駅に見えないので注意してください。
タクシーでアクセスする際はペン・ステーションのモニハン・ホールと伝えるのが良いでしょう。ペン・ステーションと伝えると地下鉄やロングアイランド鉄道のある駅で降ろされます。
駅の西側にある操車場の上には新しくハドソン・ヤードという大規模開発が行われています。地下鉄を止め置く広大な面積の操車場の線路と線路の間に杭をうち、高層ビルを建てるという面白いプロジェクトです。(ハドソンヤードには地下が存在しません)
この複雑に拡張された駅には早めに到着することをお勧めします。アムトラックは昔からある駅舎ではなくモニハン・ホールにサービスを集約しています。ラウンジは、モニハン・ホールのメザニー・レベルにあります。営業時間は500am-930pmです。土日は700am-900pmとなります。
この駅に停車するアムトラックは、東海岸を縦断するアメリカ唯一の高速列車アセラ・エキスプレス、バーモント州に向かうバーモンター号、シカゴまで行くカーディナル号、レイクショア・リミテッド号、ペンシルバニア州のピッツバーグまで行くペンシルベニアン号、フロリダ州マイアミまで行くシルバー・メテオ号、ナイアガラまで行くメイプル・サービス、カナダのトロントまで行くメイプルリーフ号などなど。アメリカ最大の都市であるため、行き先もたくさんあるのです。
ペン・ステーションは、かなり大きな駅です。21年からはアムトラックとその他の列車のサービスが分けられたので、モニハン・ホールまで辿り着けばあとは簡単に列車に乗ることができるでしょう。モニハン・ホールにたどりくてない場合は、サインか駅員に聞いてください。駅で迷っているとすぐに30分くらい経ってしまいます。
ニューヨークのペン・ステーションは、私が最もよく利用する駅です。いつも賑わっていてものすごい数の人が行き交っています。特にニュージャージー州からマンハッタンにアクセスする人の多くがこの駅を利用するので、ニュージャージー・トランジットと地下鉄の駅は混雑しています。
アムトラックの駅は新しく分離されたので、この喧騒に巻き込まれることはありません。
中規模な駅
日本人観光客が比較的利用する駅について記します。
ボストン / South Station(BOS)
135 Causeway Street Boston, MA 02114
ボストン、ダウンタウンにある立派な駅です。観光客にとってはとてもアクセスがよく便利です。この駅からはアセラ・エクスプレスでニューヨーク、ワシントンD.C.から利用する観光客・ビジネス客が多いです。24時間オープンし、ラウンジもあります。荷物のチェックインが必要な乗客は駅に出発時刻の45分前に到着する必要があります。荷物のチェックインが必要ない人は30分前までには駅についておいてください。
ラウンジはチケット・ブースとインフォメーションの間にあります。営業時間は530am−930pmです。
ワシントンD.C./ Union Station (WAS)
50 Massachusetts Avenue NE Washington, DC 20002-4214
アセラ・エクスプレスでニューヨーク、ボストンから利用する観光客・ビジネス客が多いです。首都ワシントンD .C.の中心にある駅です。とても美しい駅舎です。国会議事堂より北にあります。駅から主な観光地は歩いて行くことができます。駅は24時間オープンしています。荷物のチェックインが必要な乗客は駅に出発時刻の45分前に到着する必要があります。荷物のチェックインが必要ない人は30分前までには駅についておいてください。
・エメリービル(サンフランシスコ) (EMY)
5885 Horton Street Emeryville, CA 94608-2037
サンフランシスコに留まるアムトラックは、シカゴから大陸を横断してやってくるカフィルルニア・ゼファー号、西海岸を縦断するコースと・スターライト号が停車します。
気をつけるべきポイントは、サンフランシスコ市内にはAmtrakの駅がないということです。Amtrakはサンフランシスコから橋を渡ったエメリービルという街にある駅に止まります。これに注意しましょう。サンフランシスコ市内に滞在していて、駅も市内にあると思う方も多いのですが、市内には近郊列車の発着する駅しかなく、アムトラックの駅は市内からかなりの距離があります。乗車する場合は、市内のホテルに宿泊している場合は、発車時刻の2〜3時間前に宿泊場所を出た方が安心です。駅までのシャトルバスも走っているので、これを利用するといいでしょう。
降車し、サンフランシスコ市内に向く場合は、乗客用にシャトルバスが用意されています。これに乗れば簡単に市内に行くことができます。
オーランド (ORL)
1400 Sligh Boulevard Orlando, FL 32806-3905
ディズニー・ワールド、ユニバーサル・スタジオなどに行く観光客が利用する駅です。ニューヨークやワシントンD.C.とマイアミを結ぶシルバーサービスが停車します。駅はオーランドの街中にありますが、駅の周りには何もありません。ディズニーワールドやユニバーサル・スタジオに行く場合はタクシーかバスを利用します。駅からタクシー(UberやLyft)でダウンタウンまで10分、ディズニーワールド入口やユニバーサルスタジオまで20分程度です。駅の営業時間は8:00-20:00。荷物を預けたりピックアップはできますが、待合室やチケットサービスはありませんので注意してください。
スポーカン / Amtrak Station (SPK)
221 West 1st Avenue Spokane, WA 99201-3704
エンパイア・ビルダー号に乗りシカゴから西に向かって進むと、この駅で車両は2つに分かれ、ひとつはワシントン州シアトルへ、もうひとつはオレゴン州のポートランドに向かいます。この駅で乗り降りする日本人観光客は多くはないと思いますが、列車の分離や連結の際に時間がかかるのでしばらくこの駅に停車します。駅はダウンタウンの真ん中にあります。駅周辺にはカフェなどがあるので、停車時間が長ければカフェで食べ物などを購入できます。もちろん駅にも売店や販売機があります。駅は24時間営業。ATMはありませんのでご注意を。
デンバー / Union Station (DEN)
1701 Wynkoop Street Denver, CO 80202
デンバーは、デンバーの街中にある美しい駅です。カリフォルニア・ゼファー号が停車しますが、ちょっと面白い駅です。この駅は終着駅として作られているので、片方から新入し、もう片方に抜けることができません。全ての線路が行き止まるのです。アムトラックは前に気動車がついている為、そのまま駅に入線すると、デンバーを出発するとき気動車が最後尾になってしまいます。そのため、駅に着く前に一度駅を通らず回避線を使って駅を通り過ぎます。そしてバックして駅のプラットフォームに入っていくのです。初めてアムトラックに乗ってデンバーで降りる方は、駅を通り過ぎたと焦らないでください。
デンバーは高度にある街です。人によっては高山病になるので、気をつけてください。駅構内にはデンバーのローカル・レストランが充実しています。
小さな駅
Amtrakのほとんどの駅は小さな駅です。ここでは無数にある小さな駅は紹介しませんが、どこも列車が来る時のみ賑わいます。それ以外は閑散としている駅も多いので、早朝や深夜の利用の際は気をつけてください。タクシーやバスがないこともあるので事前に確認をお願いします。
国境越えについて
トロント、モントリオール、バンクーバー行きの列車ではアメリカとカナダの国境を越えます。国境越えに関しては到着が遅れることが予想されるので、それを予期していてください。到着時刻に待ち合わせっをする場合は数時間の遅延があるので気をつけてください。18歳以下の1人乗車は禁じられています。必ず同伴者が必要です。アメリカ人でもカナダ人でもない外国人が国境越えの列車に乗る場合は、パスポート(必要な場合はVISAも)、I-551という入国フォーム(アメリカ入国の際)が必要です。また事前にUS Custums WebsiteでI-94の記入を済ませなければなりません。これに6ドルかかります。2022年現在、追加でコロナ対策でワクチン取得証明者などが必要となります。この辺りのルールは頻繁に変更されるのでwebサイトで確認をお願いします。
次回からはいよいよアムトラックに乗車してそれぞれの列車の魅力と通過する街の情報をお伝えします。お楽しみに。
各回テーマ:
01 アムトラックの旅
02 アムトラックの路線
03 アムトラックのチケット購入・座席の種類
04 アムトラックの駅
05 エンパイア・ビルダー号
06 カリフォルニア・ゼファー号
07 サウスウエスト・チーフ号
08 コースト・スターライト号
09 アセラ・エクスプレス号
10 エンパイア・サービス号
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