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蹉跌のエッセイ

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特に何の役にも立たない、個人的なこと。私の柔らかい部分と、人間味。
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記事一覧

写真って自分が醜く見えるよねって話

私は特別可愛くはなくて、でも別にまあ自分の見た目はそれはそれでなんか良いかなと思っている。
好きな系統の服が似合うし、まあなんか別に。
見た目とか関係なく、普通に適度に人に好かれるし。

まあ、人に会うときはちょっと化粧で良く見せて、あと服装も気にかけはするけど。
でもほぼ等身大の自分で、ほんのちょっと外向きに整えるって感じ。
近所をぶらぶらするときは、髪はとかすし清潔な服は着るけど、雑な格好で行

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ぬいぐるみと、ASDの私

ぬいぐるみは、私を肯定してくれる。

ぬいぐるみは話さないって?
そんな話はしていない。
というか、話さないと肯定にならないなんて決めつけだ。

否定されることの多かった私にとって、否定しないでそこにいてくれることは、相対的に肯定だった。
そして、隣に寄り添ってくれることは、いつだって肯定だ。

ぬいぐるみに意思はない?
そういう話じゃない。
まず、お前に意思はあるのか?
ある?本当に?本物か??

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鬱が治ったら、元気になったら

私はずっと鬱で、そうなるより前から、ずーっと自律神経が失調している。
その状態でずっとやってきて、でもなんだかんだ色々結果は出してきた。
まあ、そんな風にやってきた結果、心ってよりは体が動かなくなっちゃったんだけど。

でも、ちょっと偏ってるけど記憶力があって、経験や知識から物事を考えるのが得意で、文章を書いたり説明したりするのも得意。
今、社会生活は全然できない状態でも、今まで考えてきたことをベ

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説明したら信じてほしい

私は、ちょっと油断したときとか咄嗟のときに、一般的には良くないとされている振る舞いをしてしまうことがある。
今ではそれもだいぶ減ったが。

例えば、無配慮な言い方をするとか、表情が無のまま話すとか、人からの配慮に心底驚いた反応をしてしまうとか。
まあでも、いつもいつも気をつけているのがえらいくらいなので、たまのミスは許してほしい。

それで、そのたまのミスのときに、
「ごめん、今のこういう風に見え

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文章と、ASDの私

私は、文章を書く。

伝えたいとき。
あなたに向けて、必死に書く。
あなたに伝えて、息ができるようになる。

辛いとき。
誰にも向けずに、必死に書く。
それでもあなたは受け取ってくれて、また息ができるようになる。

私は、記憶力が良い。
良いと言うと、良いことみたいだ。
良いことじゃないんだ。いや、良いところもあるけれど。

嫌なことが、頭に居座り続ける。
記憶が。ずっと、ずっとそこにいる。

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