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終演


心で喜んでみては  その分だけ
苦く 苦しい思いをする
かけ引きとかは  昔から嫌い
まるで盤上のゲームみたいに
敗者は頭を項垂れるだけ


ブレーキの故障で  先走り過ぎて 
そっと  追いかけていた背中を
追い越してしまったみたい
手を伸ばしても  手を伸ばしても
あなたを掴まえる事は
私には難しかった


哀しいのに  苦しいのに
涙の流し方もわからない



無慈悲で曖昧な言葉だけが
脳裏でフラッシュバックする
どうせ  無関心な対象物ならば
切って捨てれば良かったのに
優しさも  時に人を傷付けるって事
少しは知っていてほしかった



私はとても繊細で  壊れやすい
だけど  弱くはなく とても強い
その強さが時に自分を傷付け
痛みに震えながら 作り笑いを浮かべる
そういう癖が 大嫌いだけど
強がりも悪くないかもなんて
思える自分もいて
複雑な心の揺れに  悩まされる



あなたを好きになった 自分の事は
嫌いになりたくなくって
私を好きになってくれなかった
あなたの事も嫌いになりたくない



何も始まらずに  物語が終わってゆく
ほんの少しだけ  頭の中で描いた
2人で作れたかもしれない
美しい景色  
本当ならこの瞳に映したかった



悲しいのに  苦しいのに
泣けない  私の代わりに
この星空から 滴が零れたら
少しは救われるのに








終演、タイトルのまま。


勢いだけで、好きな思いを伝えてしまっても『やんわり』で拒絶される感覚がわかってしまい、苦しいなって壁にぶち当たっているのですが、嫌ですねHSP。


作詞に逃げるしか手段がなくて。
綴る事にしました。
曖昧な優しさ、大事とか必要とかって言葉は興味のない相手に使うものではないぞって私は思うんですよね。
個人的な見解ですが。

執筆活動していて救われました。

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