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大誤爆峠

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非生産的な長文
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夏になると思い出すデブ時代の黒歴史 5 選

夏になると思い出すデブ時代の黒歴史 5 選

筆者は人生の長い間デブだった。記憶の限りでは、成人するあたりから激デブ化した。きっかけが何だったかは覚えていないが、高校三年から大学入学にかけて人生が上手くいかなったこともあり、名状しがたい閉塞感に覆われていた時期だった。おそらく、そのストレスを発散するためだろう。食事量が異様に増え、20 代はほぼデブとして過ごした。

これ自体は結構な悔恨で、冗談抜きに青春をムダにしたような気もするが、もともと

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デブは人工甘味料で時間を買え!

デブは人工甘味料で時間を買え!

デブの大敵、間食たとえばあなた(デブ)が菓子パン 1 個を食べたとする。少なく見積もっても 300kcal 以上はあろう。このカロリーを燃焼するために 30 分は走らねばならない。これに砂糖入りコーヒーなんて加わると 30 分は簡単に 1 時間に跳ね上がる。

間食のたびにこれら「負債」が積み重なり、デブの心に義務感としてのしかかり、ダイエットのハードルが上がってしまう。「食べた分動く」?? そん

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おにぎり老婆、その美しき脱法行為

フードコートが好きです筆者(私)のような貧しい限界中年男性にとって、フードコートは憩いの場である。

まず座席自体が店から捕捉されない。会計済ませたらあとはどこに座っても自由、というのが良い。周囲一円のファストフード店のメシを食うためのスペースということになっているが、境界線がゆるい。細胞膜に包まれたようなだだっ広い空間には、浸透圧に応じるように人々が出入りする。子連れの若夫婦とか、学生とか、まあ

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すべてをねじ伏せるトム・クルーズの焦点なき笑顔 『トップガン マーヴェリック』

すべてをねじ伏せるトム・クルーズの焦点なき笑顔 『トップガン マーヴェリック』

久々に映画観たら面白かったので感想。ちなみに前作は未見。

米国の黄昏米国はテクノロジーにおいてすでに後塵を拝する存在であるとほのめかす冒頭、これは少し衝撃を受けた。もはや米国は地球上にいくつか存在する大国の一つに過ぎず、相対的には超大国で無くなりつつある。本作の背景には、そんなうっすらと黄昏た現実がある。

しかし超大国では無くなったとはいえ、大国から降りるわけにもいかない。「世界の警察」を退い

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現代医療の強大なる力に感謝いたします

歯痛のように続いていた首痛去年末あたり右の奥歯が欠けた。

もう若くないしこういうこともあるんだろう、くらいにしか思っていなかったが、時期を同じくして原因不明の首痛、頭痛が散発した。冷たい水を飲んだり歯を磨いたりすると、奥歯周辺が痛い。っていうか染みる。

我が数少ない自慢が、永久歯に虫歯がないという経歴である。

これまで三十年超の生命活動において、数回の虫歯には見舞われた。だが乳歯だったり親知

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『 47RONIN 』ハリウッドのハリウッドによる日本人のための異世界映画

最近キアヌ・リーヴスと浅野忠信が出てる映画を立て続けに観たため、そういえば両者が共演しているハリウッド時代劇があったなと思い、いまさら DVD 借りて観た。以下感想。

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内容自体は当時もひどいひどいと言われていたようだが、まさかここまでひどいとは…という内容。
とにかくツッコむ対象に飢えている人には強くオススメできる映画。この作品観てて一番楽しめるのは間違いなく日本人だろう。
話自

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当事者映画としての『シン・ゴジラ』

近年では自分でも久々にハマった( 4 回鑑賞)の映画の感想です。期を逸しすぎた感ありありですが、 DVD ・ Blu-ray 化記念としてしょぼいレビューです。観てない人はぜひレンタルからでも観て欲しい作品です。

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ある日、東京湾にて原因不明の爆発があり、東京湾アクアトンネルが崩落するという事故が発生する。
緊急招集される内閣。多くの閣僚がその原因を「海底火山の噴火」と決めつける中

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