ぴま

人生を「好き」で埋め尽くしたい

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人生を「好き」で埋め尽くしたい

最近の記事

二周年記念によせて

一目惚れだった。 二年前の今日、職場の後輩が「最近ハマっている」と紹介してくれたグループ。 全員が抜群の歌唱力と美貌を兼ね備える彼らの真ん中で、黒いレースのスーツを上品に着こなし美しい高音を響かせるその人の魅力に私が気付くには、一曲あれば充分すぎた。 声、歌い方、お顔立ち、表情、スタイリング、すべてが私の嗜好ど真ん中を貫き、その日私はまた新しい「推し」に出逢ってしまった。 私には他のグループにもいわゆる推しがたくさん居るが、それを選ぶのにはたいてい時間がかかってきた。 そ

    • You are my 【NCT 127 7th ANNIVERSARY FANMEETING ‘ONCE UPON A 7ULY’】

      海を越えて、大好きな人たちに会いに行った。 私はもともと海外旅行が大好きで、長期休暇のたびに隙あらば海外逃亡していたような人間だった。 しかし、待ちに待った三年半ぶりの海外旅行は、それまでの自分が想像すらできないほど何もかもが違っていた。 一ヶ月前に勢いで航空券を取ったのも、一週間前に旅程が大幅変更されたのも、旅行に来て「食」にエネルギーをほとんど割かない(割けない)のも、全部初めてだった。 「あなたたちに会いに行く」 その気持ちと勢いだけを原動力に、すべてが「人」のため

      • 愛と執念の備忘録【NCT 127 7th ANNIVERSARY FANMEETING ‘ONCE UPON A 7ULY’ チケッティング】

        まさか自分が本国のイベントに参加したいと思う日が来るなんてまったく想像していなかった。 噂には聞いていたけれど自分が経験することは無いだろうと思っていた「チケッティング」。 そこは、オタクの愛と執念が渦巻く奥深き世界だった。 何も分からないまま初めてのチケッティングに挑戦し、奇跡的にチケットを取ることができた初心者オタクの三週間の記録。 はじめに今回初めて本国イベントのチケッティングに挑戦して、幸いにもチケットを取ることができた。 しかし、これはチケッティングの極意とか必勝

        • ダイアリー 23/05/21

          ものすごく久々に人前で歌をうたった。 私を知っている人が一人もいないことがありがたかった。 「小中で合唱、大学でアカペラをやっていた」というと、たいがいすごいね、歌が上手いんだねと言われる。 ところが実際のところは全然そんなことはなくて、歌に関して私の自己肯定感は中三〜高校あたりがマックスで、あとは下降の一途をたどる。 社会人になって定期的に歌う機会が無くなると当たり前に声帯も衰え、カラオケに行くたびに楽しさの陰に幾ばくかの虚しさが残る。 歌うことは大好きだ、それはもうき

        二周年記念によせて

          「作品主義」を超えて

          九ヶ月ぶりのノートルダムの鐘。 そして、五年七ヶ月ぶりの飯田達郎さんのカジモド。 ノートルダムの鐘という作品そのものの良さについてはこちらで語っているので今回は省略します。(雑) 劇団四季ミュージカルの特徴の一つに、徹底した作品主義という考え方がある。 「知名度のある俳優の人気に頼って集客をするのではなく、作品そのものが持つ感動をストレートにお客さまに届ける」ことを第一優先するということだ。 だから公演ごとに毎回オーディションが行われるし、キャストスケジュールは直前まで分

          「作品主義」を超えて

          ボーカリストという生き方

          人生初武道館&2023年初ライブ&髭男初ワンマン HP先行も一般発売も当たり前に無理で、そりゃそうだよなあと思って諦めていたのだが、ふだん全然チェックしないのにたまたまローチケからの追加先行メールに気付き、ダメ元でバックサイド席申し込んだら当たった。 2023年、運が良すぎる。 ツアータイトル曲も大好きだし他にも好きな楽曲たくさんあるからメチャクチャ楽しみにしていたのだが、予想と異なる形でものすごく印象に残るライブとなった。 何を歌っても「どこかで聴いたことある」楽曲ば

          ボーカリストという生き方

          名前も知らないあなたへ

          「ぴま」として生き始めて、今日で一年が経った。 SNSの趣味アカウントの運用が上手く行った試しのなかった私だったが、noteでもTwitterでも「ぴま」の周りにはたくさんの素敵な方々が居てくださっている。 それが本当に嬉しくて、「ぴま」を作って良かったなと何度思ったか分からない。 最初は、ただ自分の大きすぎる感情を吐き出す場が欲しくて始めただけだったが、少しずつ繋がりが増えていき交流が深まるようになると、もうこれほど居心地の良い場所は無かった。 価値観や熱量の合う方々と

          名前も知らないあなたへ

          ミュージカルオタクが観た「ミュージカル俳優 ドギョム」

          ミュージカルが好きだ。 音楽とダンスとストーリーが一体となって、小さな舞台の上に無限の世界を創り出す総合芸術。 スケールの大きいミュージカル映画も良いけれど、舞台装置と演出のみで、私たちを魔法の国にも、サバンナにも、古代エジプトにも、未来社会にも連れて行ってくれる、あの劇場が大好きだ。 そして、歌が上手いとか演技がすごいとか、そんな一言でまとめられない歌や台詞のビリビリとした圧や、全身で受け止めたそのエネルギーに涙が止まらなくなって一周回って笑っちゃうような、劇場の臨場感が何

          ミュージカルオタクが観た「ミュージカル俳優 ドギョム」

          一生忘れることなんてできない備忘録【BE THE SUN①】

          大好きな彼らに会いに行けた。 「大好き」を再確認して、新しい「大好き」をたくさん見つけて、また私はあなたたちを好きになる。 これからもずっと更新していけるようにと祈りながら、大切に書き留めておく2022年12月の「大好き」。 🍒 かっこいいと可愛いのジェットコースター(時速170km)。 色気ダダ漏れ治安悪お兄さんとフニャフニャ笑顔愛嬌ガチ照れ少年の切替が急すぎて振り回される。 決して口数が多いわけではないけど、最年長兼リーダーである彼が約束してくれる新たな未来があること

          一生忘れることなんてできない備忘録【BE THE SUN①】

          釜山コン脳から産地直送メモ

          0. 前置き 私はいつも何かを観て心に感じたたくさんの想いを、できる限りまとめて、少ない語彙からそれを表すのに近い言葉を注意深く選んで表現するように心がけている。 散漫にならないように、できる限り文章に一つの軸を持たせられるように。 それでも想いのほうが強くなるから、いつも長くなってしまうのだけれど。 でもさすがに今日は想いが溢れすぎてしまった。 本当はもっとちゃんと煮詰めて、整理して残したいのだけれど、悲しいかな私の記憶力はたいして高スペックではない。だから、この熱量はぜっ

          釜山コン脳から産地直送メモ

          アイドル初心者、Sexy Zoneに出会い一日で激重オタクになる

          ※一部、セトリや演出のネタバレを含みます。 これは、生まれて初めて行ったジャニーズのコンサートでアイドルという存在の素晴らしさに涙し激重感情が止まらなくなり、友人に「激重の才能がある」と言わしめたアラサーオタクの備忘録である。 2022年7月26日(火)。 友人から突然「7月31日空いてる?」とLINEが来た。 彼女は毎度連絡が急なので、今回も夏休みの帰省にともなうご飯のお誘いだろうと思い、元気に「あいています!!!!!!」と答えたところ、予想とはまったく異なる言葉が返っ

          アイドル初心者、Sexy Zoneに出会い一日で激重オタクになる

          私の好きな人、私の好きな音楽。

          私の好きな人。 笑っているあなたが好き。 感情豊かなあなたが好き。 薄化粧のあなたが好き。 生き生きと踊るあなたが好き。 踊るように歌うあなたが好き。 瞳をキラキラ輝かせるあなたが好き。 いつも周囲を優しく気遣うあなたが好き。 「名は体を表す」を体現するあなたが好き。 私たちへの愛をたくさん届けてくれるあなたが好き。 「やりたいことをやって」と言ってくれるあなたが好き。 私の好きな音楽。 ノリノリな明るい曲調が好き。 平和で健康的でハッピーな世界観が好き。 口ずさみたくなる

          私の好きな人、私の好きな音楽。

          best moment is yet to come

          私のための歌私のための歌だと思った。 「今後の人生で今日が一番のピーク」 五年ほど前に、友人と私が生み出した名言だ。 若さという最強の武器を無くしつつあった20代半ばの私たちは、生物学上今後退化していくだけの人生を冗談半分に笑いあった。 「アラサー」という言葉が文脈の中で使われるとき、たいがいそれは自虐的なマイナス表現だ。 かつては「成長」だった、歳をとるということが、いつの間にか「老い」と認識されるようになってしまった。 社会的立場やライフステージが変わることで実感でき

          best moment is yet to come

          私が劇場を愛する理由

          先日大好きな劇団四季「ノートルダムの鐘」が三年ぶりに再演したため、横浜まで観に行った。 作品紹介この作品、とにかく暗いしつらいし重いし、正直周囲に自信を持って勧められる作品ではないのだが、そのしんどさをもってもなお伝わってくるメッセージと、劇中の楽曲の素晴らしさに毎回胸を打たれるので、私にとってはトップクラスに好きな作品だ。 これを観るたびに毎回泣いてしまうし、加えてオタクはすぐ泣きたがるので、開演前から別に泣いてないのに「泣く😭😭😭😭😭」とか言ってはしゃいでいたけれど、

          私が劇場を愛する理由

          パッと光って咲いた

          画面の向こうには、日本語を話す彼らが居た。 「お久しぶりです!!!」 その一言は、このイベントが遠い海の向こうではなく、今私が居る場所と地続きの小さな島国で開催されていることを証明するに充分すぎた。 約一年前、私は一度もまともに触れたことがなかった隣国の音楽の世界へ突然突き落とされた。 それによって私の世界がどれだけ広がり、人生がどれだけ豊かになったかはここにも何度も記した通りだ。 しかし、きっかけとなった同年代の七人組グループばかりを私は追いかけており、それ以外について

          パッと光って咲いた

          グラミー賞に寄せて

          言わずもがなですが、これはあくまで私個人の一感覚の記録であり、私以外のすべての人々のご意見や感じ方を否定する意図は一切ありません。 推し方なんて人それぞれだから。 逆に言えば、これがあなたに共感していただけない可能性も大いにありますが、こんな人間もいるのだなと寛容な心で読んでいただけると幸いです。 2022年4月4日(月) 日本時間21:57 現時点で、私は彼らが今年のグラミー賞を獲ったのかどうか知らない。 式典をリアルタイムで見届けるつもりはもともと無かったが、なんとな

          グラミー賞に寄せて