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勉強ってどうすれば楽しめるのか

ビリギャルのモデルとなった小林さやかさんに、なにかと共感できることが多い。

さやかさんは学生時代、「勉強することの意味がずっとわからなかった」こと。

そして恩師であり、“見た目や学力で判断せずに可能性を信じてくれて、ワクワクさせてくれて、自分にもできるかもしれないと思わせてくれる大人” である坪田先生に出会えたことで、「たったひとり、わくわくさせてくれて、なんで勉強するか、勉強した先に何があるか納得させてくれて、そしてなにより、『こんな人になりたい』と思わせてくれる大人に出会えるということは、人生を変えるほどのパワーがある」と確信したこと。

これらすべてに共感できる。

そしてそのような経験を経た今、「勉強って自分のためにするんじゃない。『だれかのために』するものなんだと思う」と言及されている点にもすごく共感する。
YouTubeでお話しされているのを見たとき、“私と同じこと考えてる人いた!” と思った。

ビリギャルが大ヒットしていた当時、もちろん私も映画を観に行った。
当時は「すごいなあ」と思う程度で、自分とは別世界の話だと思っていた。そして、たったひとりの人との出会いだけで人生が大きく変わることがあるなんて、当時は実感としてあまり感じられなかった。

しかしそんな私にも、大学生になってターニングポイントが訪れた。
それで先生に一度、「勉強って人のためにするのかなって、先生を見てて思いました」と話したことがある。だけど「そうなの?」と先生には案外驚かれた(笑)。

今の私が『勉強は自分のためでなく、誰かのためにするものだ』という考えに至っているのは、“誰かに人生が変わるようなきっかけを与えてもらった” 経験を経たからこそなのかもしれない。

勉強をすることの意味がわからない一つの理由は、その知識が実生活や社会に役立つという実感が持てないことにあると思う。

小学生の頃に学習する内容は、時計の読み方、常用漢字など、実生活に活きることが比較的実感しやすい。しかし中学生、高校生と学習内容がどんどん高度化するにつれて、学びの成果を実生活に結びつけることが難しくなり、「あれ、これってなんのためにやるんだろう」「将来本当に役立つのかな」という疑問が生じやすくなっていく。

それでも「勉強することが学生の仕事だから」とか言われながら、そのまま意味もわからず何年も勉強し続ける。

“やることの意味がわからないことをやらなきゃいけない” 状況は、なにも勉強に限ったことではない。
仕事だってそうだ。とはいえ勉強も仕事も、人が生きるうえでやらなければならないこと。

だからこそ、“どうすれば楽しく学べるのか、楽しく働けるのか” ということを、もっと必死になって考えなければならないのではないだろうか。

「そもそも勉強って楽しくないものなんだから、しょうがない、やるしかない」と飲み込むことができていれば、私は今頃困ってない。
そうやって周りの人がスルーしてきたことをスルーできずにここまできたからこそ、今もモヤモヤがずっと残っているままなのである。

しかし逆に考えれば、人がつまずけないところでつまづいてしまうことを、才能として活かすことができる可能性だってある。「そこに疑問を持てる私だからこそ何かできることがあるのでは」と思ったりもする。

楽しい” と感じることは、“内発的にやりたい” と思えることと、ほぼイコール関係にあるのではないかと思う。
勉強したくないのはなぜか
働きたくないのはなぜか
逆に楽しく勉強や仕事ができている人の特徴とはなにか 
を考えてみたいし、そのうえで、
どうすれば楽しく勉強できるのか
楽しく働けるのか
を考えてみたい。


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