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幸せになるには、行動することが大事
今日の授業のポイントとなるメッセージは、「自分が幸せになるためには、行動を起こすことが大事」ということだった。
その引用元となるのは、こちらの本だそうだ。
では以下に、「自分が幸せになるためには、行動を起こすことが大事」である具体的な理由について、できるだけ簡潔にまとめてみたい。
まず結論からいうと、幸せは自分の手で創り出すことができる。つまり人は、幸福になろうと思ってなることができるのである。
自分で変えられる(コントロール可能な)ものには、
・行動パタン
・思考パタン
の二つがある。
たとえば、同じ状況であっても視点を変えることで、自分が幸福に見えたり見えなかったりする。
今いる自分の気分(mood)が何から影響を受けているのか。それを割合として示した研究があり、
遺伝 50%
環境 10%
意図的な行動 40%
の割合で、気分(mood)に影響を与えているそうだ。
つまり気分(mood)に最も影響を与えるのは、
「遺伝」なのである。
じゃあ遺伝的にうつになりやすい人が実際うつになっているのかというと、そうではないようだ。
これってとても不思議だが、その理由が面白かったので以下に記したい。
情動(emotion)と気分(mood)を分けて考えた場合に、気分(mood)に影響を与えるのは、前述の通り「遺伝」である。ただ遺伝による影響は、「刺激」によってかき消されるのだという。そのため、意図的に行動を起こし刺激を受けることで、気分(mood)は変えられる。
したがって、気分がいい状態=幸せな状態は、自分の手で創り出すことができる、という結論になる。
なお情動(emotion)と気分(mood)の違いについては私も疑問に思ったので、以下に補足しておく。
情動とは,例えば怒りや恐怖のような,源泉が明確で,生理的興奮や表出行動を伴う,激しく 一時的な感情であるのに対し,気分とは,「良い気分,憂うつな気分」というように,その源泉が不明瞭で, 比較的穏やかな,持続時間の長い感情である(原,2002)。
たとえば認知行動療法では、まずは薬で気分(mood)を抑えた後、行動を変える方法を心理教育で学び、うつを改善する。
行動と思考を自分でコントロールすることで、人は自分が幸せな状態を自分で創り出すことができる。
そして、私たちが教育を受けることの意味とは、こうした知識を得たうえで、それを活かして自分自身の状態をコントロールできるようになるためだ、というお話だった。
つまり知識を得るだけでなく活用するために、私たちは学んでいる。
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