真夏果

致死量の愛を込めて 欠落したきみの感性に響かせたい

真夏果

致死量の愛を込めて 欠落したきみの感性に響かせたい

最近の記事

甘い話

25という数字はキリがいい数字のように思える。 通常運転をすると話が逸れてそれこそ寄り道をしてしまうから、単刀直入に 「パメラ」という曲を踊らせていただきました。 パメラ / flower 作・バルーン様 本家振付・おでんガールズ様 参考振付・安藤未知様、かもだしょ様、わに様、梅かっぱ様、凛空様 撮影編集・らいむ様 演出助手・Haggy.様 好きになってから冗談抜きで毎日連続で聞いていた メロディ、歌詞が好き なんといっても歌詞が好き おでんガールズさんの振付と安藤

    • 熱の話

      どうか嫌いにならないで どうか嫌にならないで 好きなことを好きなときに好きなようにやる 人生きっと一度しかない(私はまだ死んだことがないのでわからないけれど)から 嫌々やることなんてひとつもなくていい 好きなことをやるためにやらなければならないことがあるのは事実。それが嫌なことかもしれない。 それはそれでいい 久しぶりに、天国へいったあの人のことを思い出した 悲しくなると、ふと思い出す ここに立つと、ふと思い出す わたしが天国へいけるかどうかはさておき、 死んだ後最初

      • 彩の話

        2022年5月4日に行われたライヴに出演しました。 このライヴに挑むのに今までに無いほどの熱量と 思い入れを注ぎました。 セトリに愛を 1. p.h. (SEVENTHLINKS様) 2. 邪魔 (syudou様) 3. ギラギラ(てにをは様) 歌い手様に愛を 1. ちゃのめ様 2. zero様 3. Ado様 (全員に許可を得ております) 振付師様に愛を 1. まなこ様 2. 生ゴミ屋さんひお様&まなこ様 3. いりぽん先生様 曲、歌、振り、全部全部私の大好きな方た

        • 靄の話

          分かる人にはわかってしまうことだけど人それぞれ価値観があるし広くもあり狭くもあるネットの世界の小さな世界での出来事だけど綴る場所があまりになかったからここにきた。 私は愛について散々考えて生きてきたから好きな人とか尊敬する人とか軽く出会っただけの人とか皆んなに対してあなたにとっての愛はなんですか?と質問をしてきた。 それこそ名の知れた人とか言葉を綴る人の意見を聞きたい気持ちは強いから私みたいな凡人の言葉なんて届きもしないとわかっているけれど、届けられるスペースがあるのなら投

          純の話

          愛のために死ぬことより綺麗な終わり方はない という話を聞いたという話を聞いた 幼い頃に出会ったあの荒唐無稽な言葉を胸に抱いてから ずっとずっと愛を想い愛の為に生きてきた 数年愛を信じて生きてきたのに 去年の暮れからは愛を疑い愛を探りながら 愛するようになってしまった それ故今年開催したい気持ちの絵の展示に 良い意味を齎すように思うので結果オーライではあるのだけれど 本当に、愛の為に死ぬことが最も 清らかで聡明で至上のもののように思う 愛する人に殺されたい 愛する人と共

          墨の話

          インナーカラーが明るいのは髪の毛を結んでいるからわかること。 目の前を横切るマスクの彼女は きっと可愛い。 Uターンして戻ってきたかと思えば 彼と合流した。 あれで付き合っていないのだとしたら 世の中に恋愛なんてあったもんじゃないと思う。 斯く言う私は恋愛のれの字も知らないが 彼女が運転し、彼は2人乗りをしようと 後ろへまわる。 よろめきながら進むがうまく乗りこなせずに 運転手が代わった。 彼女が跨る時に長い黒い裾を たくしあげて見えたそれを 私は見逃さなかった。

          時の話

          戻せない、戻さない 戻りたくない 早い、遅い なんか全部無関係に思える。 何にも変えられない 理解されないよね。 わたしは食に関して酷く雑で いや一周回って拘り過ぎて雑なんだけど ハマったらずっと食べてる。 波が、あるよね 好きになったらずっと好き 食も人間も、なんでもそう 嫌いになるのが怖いよ 絶望するのが怖いよ 愛の音色ってどんなだろう 今日はね、生まれ変われる日なんだ きっとそうなの、そう信じたいの。 明日はきっと、大丈夫 だから境目の今日 思い出させ

          謎の話

          SNSというものは時に逆行してあの時の自分に 引き戻される感覚にさせる。 別に人生一度きりだからといって一回も死んじゃいけないなんてことなかった。 何度も何度も繰り返し生きて、死んで、また生きて そういう道だって選べる筈だ。 久しぶりに一言「今も昔も大好きだよ」と口にするだけで救われる世界もあればその一言に苦しめられることだってある。 これは言う側も言われる側も同じだ。 わたしはキラキラとくるくると輝いていたいのにそれが出来ずにじたばたしたりもどかしくなったり膝を抱えたり

          炎の話

          久しぶりに観劇をしたせいか 雨と呼ぶには些か自信のなさそうな霧のせいか 価値観の共有が出来る友人のせいか 夜だというのに心境は晴れやかだ。 転生を繰り返すあの子もいつまでたっても足踏みをしているあの子も過去に取り憑かれているあの子も なんにも足りないけれど大丈夫だ。 今なら大丈夫。向き合える気がした。 唯一の救いなんてなくても 絶望も孤独も裏切りも憂鬱も あの時心臓を鷲掴みにした瞬間も 全部自分のものにできる。飲み込める。 1人でも誰かと一緒でも 全部経験に変えることが

          真実は夏の夜果てた話

          2019年の8月16日から18日は 私が東京で初めて単独個展を開催した3日間。 今でもあの時の3日間のことを思い返すし人生で唯一自慢できる3日間だなと思う。 私は個展をする時にはなるべく沢山在廊するようにしているし、所謂「感想ノート」を必ず作るようにしている。 在廊をする理由は私の絵を直接観に来てくれる人はどんな人なのかが気になるしどの絵の前で立ち止まり、何を想いどのくらい眺めてくれるのか、私のその世界で生きてくれる人を見たいから。あとは直接話をすることも出来るし。 感想

          真実は夏の夜果てた話

          穴の話

          水滴に濡れる電車に揺られながら 紡がれた中途半端な言葉 " 物語や人生のタイトルはいつだって「愛」だった。傷つけ、見つめて、癒やして、欲しがって、手放して、がむしゃらになって、散々だったろう。 いつもそこにあったのにあまりに近すぎるからみんな気がつかなかったんだ。 誰もが欲しがり、誰もが見つめることの出来なかったものを必死になって探したし空にも海にも手を伸ばした。雨のそぼ降るこんな東京にもきっと随分と前から当たり前の顔して愛はそこにいるんだと思う。 " お釈迦様も

          蜜の話

          こんなに救いのない人生を 歩んできて 死は救済 だなんて、そんな甘言 その手を掴むに決まってるのに 生は永遠に私と一緒にいてくれるわけじゃないけど死は永遠に私と一緒にいてくれる。 全部仮定に過ぎないけれど よっぽど理想的だ。 私が恐れていることは死じゃない。 言葉だ。 話したところでどうなる? 悪魔に相談したところで。悪魔は別に私のこと救ってくれない。それでも、手を差し出してくれたのが悪魔なら 死が救済ならば、わたしはとうの昔から 救いを求めていたことになる。

          飛べない烏の話

          私は文を書く作家でも詩人でも 小説家でもないのに 最近は自分の言葉やぐっときた言葉を またノートに書き留める日々を 送っている。 本来ならばこの週末 わたしはスマホの画面と向き合うことは 無いに等しいのだけれど 雁字搦めに絡まった棘のない有刺鉄線に 締め付けられた心臓が 早く楽にしてくれと言わんばかりに どんどんと脈を打つ。 今度、本を買いに出かけよう。 紙の本を。 今日は映画を2本観たし 久しぶりに絵も描いた。 なんならこの波に乗りこの後小説も 読んでしまおう。 実

          飛べない烏の話

          彼女の話

          率直に思い浮かんだことは 羨望 嫉妬 希死念慮 フィクションだろうがノンフィクションだろうがものがたりはいつでも煌めいていて 眩しい。 誰もが羨み誰もが憧れる。 ストレスを発散させることもある。 自分ではない何かを演じることは とても緊張するのだけれど いつだって自分は自分のままだった。 だから私は役者になりきれなかったのかもしれない。自分から抜け出すことが出来なくて 与えられるものはいつだって私そのものだった。 細い首に両手をかける彼女と 笑顔で涙を流す彼女。 ど

          彼女の話

          透明な刃の話

          水面に煌めく涙 全部捧げられると信じて疑わなかった なんにも要らないと思っていた 今なら、全部全部欲しいから だからわたしは遠くに行くことにした。 走ってでも、飛んででも 綺麗でいたかった 緩やかに流れる水の中を 揺蕩う海月でいたかった 是がどんなにどこまで非でも わたしは決めた でもそれでも最後まで 願わずにはいられないのは やっぱり共犯になって欲しかった。 まだ間に合うかな。 泣き喚くことも 黒く塗りつぶすことも 深い緑色 堕ちれば黒だね 終

          透明な刃の話

          1374の話

          昔から強くて、弱くて、魅力的な人だったよね。誰よりも弱い自分を誇らしく思っている。 漫画の登場人物に例えるならきっと エリザベスが似合う。 ヒールを鳴らしながら剣を振るうしかなかった。 仕方がなかった。轢かれたレールを歩いているわけじゃない人生だけど、何からかわからないものに縛られる生き方だった。 自分で自分の首を絞めていることに気づいていながらもその泥沼の中を泳ぐしかない。 私は酸素をあげたかった。 私が君の酸素になりたかった。 君の代わりに溺れたかった。 生憎私は

          1374の話