蜜の話



こんなに救いのない人生を
歩んできて

死は救済

だなんて、そんな甘言

その手を掴むに決まってるのに
生は永遠に私と一緒にいてくれるわけじゃないけど死は永遠に私と一緒にいてくれる。

全部仮定に過ぎないけれど
よっぽど理想的だ。

私が恐れていることは死じゃない。
言葉だ。

話したところでどうなる?
悪魔に相談したところで。悪魔は別に私のこと救ってくれない。それでも、手を差し出してくれたのが悪魔なら


死が救済ならば、わたしはとうの昔から
救いを求めていたことになる。


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