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床の間と掛け軸。

おじちゃまからPC操作のSOSが来たので、ママンと自転車を走らせ、おばあちゃん家へ。
おばあちゃんは、もういないけど、やっぱり私の中であの家はおばあちゃん家なんだよね。

本当ならバスや電車で行きたい距離ではあるのだが、このご時世だし、自転車が好きなママンに付き合って、自転車めっちゃ漕いだ。
今日は日差しが強くなかったので、行きも帰りもどうにかたどり着けた。とはいえ、正直しんどい。

おばあちゃん家に着いてからは、おじちゃまのパソコン相談に対応して、おやつの時間。ふとした拍子から床の間の掛け軸の話になった。

おじいちゃんもおばあちゃんも既に亡くなってしまっているのだが、荷物整理していたら価値も何も分からない掛け軸がぽつりぽつりと出てきたそうな。
そういえば、床の間に飾ってあった掛け軸、季節ごとに変わっていた記憶がうすらぼんやり。本当にうすらぼんやりある。

ちょっと見せてもらったら、それなりにあった。なんか掛け軸って、旅館とか美術館のイメージが強くて、普通の家にこんなあるもんなの!?と、衝撃を受けてしまった。

ママンやおじちゃま、おばちゃまと掛け軸を眺めながら、「これ高いんだよって言われたら、そうかって納得してしまいそうだし、これ曾祖母ちゃんが書いたんだよって言われたら、あぁそんな感じって納得するよね。」と、話をしていた。
つまり、高尚な道楽すぎて誰も価値なんぞ分からない。

ママンの曾祖父ちゃんが、華道をやっていて、かなりの道楽家だったらしく、その曾祖父ちゃんの代に集めたものらしい。
なんかさ、歴史上の人物でもない、けれど私が生きている時代でもない、ちょっとだけ遠くてより身近な歴史を聞くのって楽しい。

おじいちゃんやおばあちゃんの話を聞くのも好きだったけれど、ママンやおじちゃまが子供の時に聞いた話を聞くっていうのもまた楽しい。

とりあえず、芸術って難しいね!って結論付けて、みたらし団子を食べた。
我が家はやはり、花より団子と言いますか、食い気が優先されますね。

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