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彼らの時代を私たちは飛び越えている。

観てきました、「AKIRA」。
前回「風の谷のナウシカ」を観た時に上映していることはチェック済。
本日時間ができたので、急遽映画館へ。
ゆったり座れるのは嬉しいけれど、スカスカの映画館は少し寂しい。

それでよくオタクを自称していたなと、お叱りを受けそうだが、実は「AKIRA」初体験だ。漫画もきちんと読んだことはない。オタク文化に触れている中で、ちらほら情報が入ってきて、薄ら、なんとなーく知っている程度であった。

そのため、上映早々衝撃を受けた。

「えっ、あなたアキラじゃないんですか!?」

そうなのだ。「AKIRA」といったら思い浮かべる、赤いバイクにまたがったあの少年、あの少年のことをアキラだと思っていたよ・・・。
冒頭で「金田っ」って呼ばれていたのを耳にして、上記の感想。初っ端から私の中では大どんでん返し。

ストーリーにしても、想像以上に考えさせられた。色々と。
今の時世も相まってというのもあるし、近しい友人に抱く感情って優しい綺麗な感情だけではなくて、近いからこそすごい汚い目を背けたい感情を抱いてしまうこともあるよなって。共感してしまった。
私の中にもある。そのドロドロしたもの。

あとは色彩とか構図とか映像の切り替えとか、なんか多分あえてそっち方面に寄せているのだろうけれど、クスリやっている人とかが見る幻覚とかこんな世界なのかな、って思うような感じ。 

背後で流れている曲とかもちょっと独特で、木管楽器なのかな?(違うかもしれないけど)民族的な音を結構使っていたりして、それがまたちょっと宗教観というか、怪しげでいて神秘的な雰囲気とオカルトティックな危険な香りがして、世界観と程よく融合していた。うん、良かった。

これ昭和の作品かと思うとすごいよなぁ。
私が観たのはリマスター版だけど、原作は私がこの世に誕生する前に作り出されているわけだから、漫画家ってやはりすごい。脳内どうなっているんだろうか。

映画館からの帰り道、少し調べてみたら原作と映画ではストーリーが少し違うみたいだ。漫画の方がもっと長い。
これを機に漫画にも手を出してみようかな。

最後に金田くん、長い間君の名前を勝手にアキラくんにしてしまって、ごめんなさい。

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