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東京多摩地域でピアノレッスンをしています。音楽のこと以外も色々書いていければと思います…

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東京多摩地域でピアノレッスンをしています。音楽のこと以外も色々書いていければと思います。ジョギング、コーヒーとビターチョコレート好き you-piano.jimdo.com

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感覚か感情か

世の中にはそれはそれはたくさんの音楽や演劇、ダンスなど芸能があるのですが、こと西洋の古典的音楽を日本で教えていますと時々迷うことがあります。音の並びは7つあるドレミファソラシの音の高低と、音の長さ(休符含む)のつながり方でできるリズム、そして音の組み合わせでできる和音、ハーモニーの3要素でおおむね構成されているのですが、これをあまり楽譜に正確に弾きすぎるとコンピューターで再現しているような感じになります。 実際には人間の手指で鍵盤を操作、触っているのでどんなに正確に弾いてい

    • 春ですね

      2022年もまたいろいろできごとが起きていますが、少しずつ陽気も暖かくなってきて春が来ていると感じられますね。2020年も冬に新型コロナウイルス騒動が世界的に広がって、もう3年目ですが今度はヨーロッパで物騒な侵攻と21世紀になっても何かと静かにならないものですね。 冬にはあまりジョギングで距離を稼げなかったのですが花粉の広がる時期なのでまだたくさん走れませんが時々散歩と混ぜて走り始めました。 健康で体を動かせることはいいことですね。

      • 変わらない息づかい

        ここ数年で楽譜を紙の冊子ばかりではなくてデジタルデータ化されたものをタブレット端末などに表示して使う方法もだいぶ定着されてきています。 うちでもタブレット端末で楽譜データを扱うことが違和感なくやっていますが、伴奏などのお話の時にすぐ楽譜を手にすることができるメリットは大きいと感じます。昭和期には楽譜を手にするために実際に楽器屋さんに足を運んで、さらに楽譜が取り寄せないといけない場合などは追加で楽譜を買うまでに日数がかなりかかるデメリットがありました。地方に住んでいる場合はこ

        • ピアノと体 お悩み相談

          よくピアノ関連で体が痛いとか、指や手、手首の違和感を覚えて相談される生徒さんがいます。 練習のしすぎとか長い時間弾いていて体が痛くなることありませんか? 最近では弾いても60分でしょうか?間に休憩を入れるか、2、3時間も長く弾くことがないので…って60分もずっと弾いていられませんと返されてしまいましたけど、やっても数十分したら休憩は必ず入れた方がいいですよ〜とお話が盛り上がりました。 疲れないで弾くことも長い分数弾いているなかで、体の使い方を同じにしないで楽に指先がサラサ

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        感覚か感情か

          音楽を弾く時と聴く時の違い

          レッスンに来ている大人の生徒さんとの会話の中で、同じピアノを弾くことでも視点が違っていることがあるなと感じることがあります。これは違うから良い、悪いではないと思っています。どう見えているのか理解するのとにもなりますので、いろいろお話しして聞いてみます。こういう見方もあると発見が増えて引き出しが増えます。 また演奏するときに興味深い視点ですが、例えばなにかの作品の演奏を聴いて感動するときは演奏者も同じく弾きながら感動しているか?これは面白いところだと思います。 演奏している

          音楽を弾く時と聴く時の違い

          リフレッシュ

          毎日家にいる時間が長いと気分が滞ってしまうので買い物がてら遠回りに歩くようにしたり、出勤する時もいつもと違う道を通ってみるなど、同じことをすることから外れることをひとつふたつ取り入れてみるだけで、違う感覚を刺激できてマンネリ感も減らすことができますね。 寒い日ほど動くことに消極的になるので、昼間の暖かい時間に動くといいですね。

          リフレッシュ

          音色の使い方の前に

          今回もピアノ関連のお話の続きです。ピアノの椅子の高さは身長の変化に合わせて高くしたり低くしたり調節が必要です。 身長が低い幼児期や小学生低学年では椅子の座面は高め・一番高い位置で使い、成長とともに座面の高さを低くしていくやり方が一般的です。身長が140センチくらいになるまでは、レッスンでは一番高い位置で良いのではと考えて位置調整してあげています。 ただ、体の使い方の意識がある人とまだまだ一歩手前の段階の人、少し調整が変わっていく時期でもあります。 ピアノレッスンでは指先

          音色の使い方の前に

          安定した指の運び

          いつもレッスンでのコメント、アドバイスは曲の一部を弾く時の音の響きやリズムのタイミングを、適切なところになることを前提にお伝えしています。 人間の動作で作曲家の作品を再現・演奏する際に不安要素になるのが骨格と筋肉の位置関係です。特に指先の動作がスムーズにできる時はどういう体の感覚なのか?を理解、体験してその状態を重ねていけると安定した演奏、リズムや音の長さなど楽譜通りに近い演奏が可能になります。 この感覚は楽譜に書いてある音楽をイメージするだけでできている人、ある程度楽譜

          安定した指の運び

          上達することを求めて

          ピアノで上達する方法、メソッドなどここ数年、5年ほどで色々な本やブログ、YouTube などで情報を得られるようになっています。 割とやり方を熟読してから組み立て作業をするような取り組み方が好まれるのでしょうか。情報が得られる環境としては今が良いと思うほどたくさんあるように思います。 少し別の視点になりますが、学校での勉強科目の国語や英語はどうやったら点数伸びるか?理解が深まるか?というと教科書の文章を覚えられるほど音読することという先生は今も多くいます。 これが音楽に

          上達することを求めて

          年末あと少し

          今年はどんな一年だったでしょうか?…と来週に入ってからあちこちのテレビでは聞くことになるでしょうね。 家にいる時間が増えたことは想定外の方がほとんどだと思いますが、こうした時間があるからこそ時間をかけられることに使っていくことも良いのではないでしょうか?年末年始も時間を持て余すことになるかもしれません。 欲しいものはネットをはしごしたらすぐに決済できて送り届けてもらえる現代だからこそ、弾きたいと思っているだけのあの曲を練習する時間に充てる…こんな幸せなことはないと思います

          年末あと少し

          残暑でもちょっと体を動かして

          今年も夏は気温35度を連日記録するほどの暑さと湿度の高さを与えてくれていますね。昨年は7月からほぼ2ヶ月は雨の降らない状態だったことを考えると、今年はまだまし…と思いながら残りの夏が過ぎ去るのを待つ方が気分的には楽かもしれません。 例年、夏は外に出ることも減る時期です。今年もこの気温では仕事以外は用事がない限り外出は控えるようになっていますが、体を動かしていないとどこか変な感覚の残る状態になっていい気持ちはしないので、早朝か夜にジョギングか散歩をしています。 1日に3km

          残暑でもちょっと体を動かして

          いま風に言うと、音楽脳を育てて

          子供の頃、コンクールやコンサート会場やなどで、楽器を弾きこなす技術面と、フレーズの表現や音色の良さを感じとる音楽性どちらが大事か?というような音楽の雑談をしているお母さん達の話によく聞き耳を立てていました。 「当然最後まで完璧に弾けないといけないから、技術が大事でしょ。特に若い頃は…」 「完璧に弾けても音が汚いのは何とかならないのかしら」 今日でも、楽器を習わせている親御さんの関心を引く話題だと思います。 音楽を習うのか?楽しむのか? 楽しむことの先に必要な音楽の基礎

          いま風に言うと、音楽脳を育てて

          ピアノを弾く時の椅子の高さに最適解はあるの?

          日頃、幼児から大人のかたまでピアノレッスンをしていますが、ピアノに向かう時の椅子の高さと足台の高さについては、特にお子さんは日々数ミリずつでも成長して身長が変化していますので調整が必要です。 ピアノは子供向けサイズという設定がないので、いわば大人の操る車に子供が乗って、足も届かないアクセルペダルを立ち姿で踏み、人によっては顔の目の前に来てしまうハンドルを小さい手で握りながらいく方向に向きを変える…ような楽器と人間の身長差が大きい状態になっている事が多い気がします。 大人の

          ピアノを弾く時の椅子の高さに最適解はあるの?

          ピアノにも必要なフィジカルストレッチ

          外出することが少なくなり1日のなかでやることが寝る、食べる、仕事する…とシンプルになると夏前ということもあるかもしれませんが、体がやや重くなったように感じるのはちょっとまずいと思い、時々、動画など参考にストレッチやエクササイズも取り入れています。 腹筋には椅子にすわっている時に上半身を支える効果があると思いますが、ピアノを弾く時の質にも関わってきますので大切な筋肉のひとつです。 背中が硬いと肩幅より広い位置にある鍵盤を使うときや、左側から右側の鍵盤に瞬時に手を移動させるよ

          ピアノにも必要なフィジカルストレッチ

          ピアノレッスンで

          普段のレッスンでは色々な曲を弾くところを通して、音符の種類や長さ、いくつかの音符の組み合わせでできるリズムパターンなど楽譜の読み方や、実際に弾く時の体や指先で感じる感覚的な面など実践をしてもらいながら伝えています。 音符の組み合わせでできるリズムを、速さで速い遅いで捉えている他に、拍子という一定の時間にどのくらいの長さで並べていくか?の要素を理解してもらうことが意外と時間かかるステップのひとつ。音を並べているとできていると思いがちですが、頭で拍子あたりどのくらいの長さが必要

          ピアノレッスンで

          感覚を伝える

          音楽やスポーツなど、人の体で行う分野で他の人に動きや感覚を伝えることがときに簡単ではないなと感じる時があります。 これをこうしてこうする…という形で言葉での説明や体の動きを見せて理解の足しになるように少し手本を見せてみます。同じようにやっているのにできる時とできない時がある。もちろんたまたまできることもありますし、たまたまできないことが5,6回続いただけかもしれません。 面白いのは、できていてもできなくても、どうなっているのか?頭での理解まで一度落とし込むことができると、

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