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【エッセイ】背表紙のビオトープ。

今回は私が勝手に「読書の師匠」として師事させて頂いている荒木博行さんのご紹介。

いつも荒木さんのVoicyを聴いているのですが、この2回シリーズは神回だったので、ご紹介させて下さい☟

このVoicyで荒木さんが紹介されているのはこちらの本です☟

積読こそが完全な読書術である」 永田希著

永田さんがこの本の中で紹介されている概念が積読による「ビオトープ(Biotope) 」。

ビオトープとは、「生物群衆の生息空間」のこと。

荒木さんはVoicyで、ご自身の積読ビオトープに関する考察を紹介されています。

まずは、荒木さんがツイッターで紹介されているご自身の積読=背表紙のビオトープをご覧下さい☟

読書好きな人なら、これを見ただけでウズウズしてきたはず。

雑読主義者の私は荒木さんの雑読ぶりもしびれます。

荒木さんの積読=ビオトープに関する考察を整理させていただくと、

▶︎積読に包まれながら自分の考えを涵養する。

▶︎背表紙が新たな知的欲求・好奇心を喚起する。

▶︎積読に囲まれることで、もっと謙虚になり、もっと勉強したくなる感覚に襲われる。

▶︎視野に入るものが思考に影響を与え、自分の言葉が変わる。

▶︎音楽的読書(単線的。平坦に読む)から絵画的読書(濃淡のある読書)への変化を促してくれる。

▶︎積読は自分のビオトープであり、自分の美術館である。

▶︎積読たちの背表紙が描く抽象画を近くから遠くから眺め、1冊の本(点)としてだけではなく、背表紙同士の関係性(線)に想いを致し、読んだ時に本同士が接合することに期待する。

海外在住の為、紙の本が買えず「Kindle内積読」に甘んじている私は、荒木さんの背表紙のビオトープを観賞しながら、地団駄を踏んでおります。

ああ、紙の本を買って、荒木さんのように美しい背表紙のビオトープを創りたい!

荒木さんの著書はこちらです☟


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