たーちゃん

たーちゃんは、現在アメリカワシントン州のスポケーンという町で、一生懸命のん気に暮らして…

たーちゃん

たーちゃんは、現在アメリカワシントン州のスポケーンという町で、一生懸命のん気に暮らしています。1997年に留学でロサンゼルスに来て以来、この国の、適当で、陽気で、大雑把で、豪快で、等々が肌に合い、居着いてしまいました。作文は、小学校の頃文集“ささりんどう”に載った事があります。

最近の記事

たーちゃんとアメリカと夢 24 サンクス フォー ザ サンクスギビング

アメリカでの初めての学期は、あっち行って〜、こっち行って、次はあっちだ〜 と、わちゃわちゃしている間に midterm (中間テスト)も無事に終えて、ホリデーシーズンに突入しました。 アメリカは、ハロウィンが終わったくらいから浮かれ始めます。そして、何となくシナモンとクローブの香りがしてきます。 11月の4週目の木曜日にサンクスギビングがやって来て、そのほぼ1カ月後12月25日にクリスマスが来て、その一週間後にお正月が来ます。が、残念ながらクリスマスが終わると、何となくホ

    • たーちゃんとアメリカと夢 23 車社会の通学の巻

      アメリカの学校での通学はどんな感じだと思いますか? 小、中、高は、両親の車でドロップオフか、バスなどの公共機関か、スクールバス。16歳から運転出来るので、高校から車で通学する生徒さんもいるそうです。 大学は、バスや自転車の人もいますが、大多数は自分の車で通学します。たーちゃんも、車で通学していました。 まず、学費を払う時にパーキングパスが必要か聞かれますので、購入します。 朝、学校の始まりはいつも、パーキングできるスポットを探してぐるぐる彷徨います。なので、少し早めに家

      • たーちゃんとアメリカと夢 22 番外編 猫と飛行機に乗った話

        年が明けて、様々な情報が入って来ました。地震に遭われた方々が、少しでも早く暖かい場所で、安心して過ごせるようにお祈りしています。 そして、飛行機の事故で愛猫を亡くされた方が居て、動物を貨物に入れる事に関しての論議があった記事を読んで、私がアメリカで猫と飛行機に乗った時の事を書こうと思いました。参考にしていただければいいなぁ。 そもそもアメリカという国では、水族館で大声で、 「この魚めっちゃ美味しいねんで。」 なんて事を口走った物ならば、動物愛護の方々に何と罵倒されるか分か

        • たーちゃんとアメリカと夢 21 Youは何しにアメリカへ?の巻

          たーちゃん、ここまで何が何でも海外、何が何でも英語、という一心でやってきました。 ですが、アメリカに来て、 「日本から来ました。英語を勉強しています。」 と、自己紹介すると、かなり多くの方に、 「英語を勉強してナニスルの?」 と聞かれました。 「へ?・・・」 「・・・」 何だろう...。 アメリカで英語を話す事は当たり前の事で、何か目的があるから英語を勉強してるんだろうと思っての質問。 よくよく考えると、それまで何で海外に行きたいのか、考えた事もなかったん

        たーちゃんとアメリカと夢 24 サンクス フォー ザ サンクスギビング

          たーちゃんとアメリカと夢 20 アメリカは危ないの?の巻

          アメリカに来て、友達からよく言われることがあります。 「アメリカ行ってみたいねんけど、なんか怖いやろ〜。危なくないん?」 昨年、日本に行った時、姉ちゃんが空港まで迎えに来てくれました。とりあえず、ごはんを食べに行こう‼︎ というので、スーツケースを車に入れたまま、レストランの駐車場に車を駐車しました。姉ちゃんの車はボックスタイプなので、外からスーツケースが3つ入っているのが、丸見えです。 た: 「これ、大丈夫なん?とられ へん?」 姉:「大丈夫。大丈夫。」 た:「丸見え

          たーちゃんとアメリカと夢 20 アメリカは危ないの?の巻

          たーちゃんとアメリカと夢 19 アメリカで苦労する名前の巻

          大学が始まり、たーちゃんにも日本人のお友達が出来ました。彼女の名前は イチノセ ヨウコちゃん。日本では、全くもって普通に素敵なお名前なんです。ある日、カフェテリアで会ったらヨウコちゃんがめっちゃ怒ってたんで、聞いてみると、 「先生が出席を取る時、”Yoko Itchy Nose“ (イッチーノーズ=痒い鼻) と言うから、その度に教室がざわつく!」 と言って、ぷんぷんしていました。確かに英語式に読むとそうなるなぁ。 アメリカの方、日本のローマ字表記の、子音 母音 子音 母音

          たーちゃんとアメリカと夢 19 アメリカで苦労する名前の巻

          たーちゃんとアメリカと夢 18 カレッジが始まるよ!の巻

          1997年9月。いよいよ学校が始まりました。まず、オリエンテーションと言う名のテストの日があり、新入生全員、英語と数学のプレイスメントテストを受けました。アメリカ人もです。 まず、数学は3桁くらいの掛け算や割り算や分数の問題だったと思います。びっくりするほど簡単で、どれくらい簡単かと言うと、勉強を全くしてこなかったたーちゃんでさえ、あれれ? 何か解ける。と言うレベルです。そのテスト会場に居たアジア人達がどんどんテストを終わらせて出て行くのに、アメリカ人達は難しい顔で残ってい

          たーちゃんとアメリカと夢 18 カレッジが始まるよ!の巻

          たーちゃんとアメリカと夢 17 レタス頭とコーンの耳の巻

          たーちゃん渡米しまして、英語がいよいよやばいという現実に直面してしまいました。 幸い9月から学校が始まりますが、準備の為に3か月前にきましたので、まだ十分にジタバタする時間がありました。そこで、たーちゃん学校に行く事にしました。その名も、 アダルトスクール。 ちょっと怪しい。でも大丈夫。18歳以上なら誰でも通える学校です。地域の高校や、コミュニティカレッジが運営されていてESL (English as a second language)のクラスは無料だったと思います。

          たーちゃんとアメリカと夢 17 レタス頭とコーンの耳の巻

          たーちゃんとアメリカと夢 16 英語がやばいです。の巻

          アメリカに来て25年。ほんまにやばいは何度も何度もやって来ましたが、これが “初ほんまにやばい“ でした。 たーちゃんはそれまで、英語が通じなかったらどうしようと心配した事が無かったんです。ちょっとは心配したら、もっと英語が上達したんでしょうけど、きっとなんとかなるっしょ!と、楽観的に考えていました。いや、な〜んにも考えていなかったんです。 いや、しかし、かなりやばいよ。たーちゃんの英語。 カタカナは英語じゃない。 ルームメイトに聞いた。 「コンセント何処?」 「コ

          たーちゃんとアメリカと夢 16 英語がやばいです。の巻

          たーちゃんとアメリカと夢 15 手に汗とハンドル握る初めての運転の巻

          たーちゃんはアメリカに来るまで一度も運転した事がありませんでした。友達は皆んな教習所に通っていましたが、免許には興味があるけど、なんせ学校が面倒くさい。に負けて、免許を取ろうと思った事は、一度もありませんでした。 でもここはアメリカ。免許を取らないと危険だし、非常に不便だったので、渋々免許を取る事を決心しました。今では、アメリカで車無しの生活は不可能です。 「で、免許はどうやって取るの?」 「電話帳に例題が載ってるので、それで勉強したらいいよ。 「電話帳…?」 翌日

          たーちゃんとアメリカと夢 15 手に汗とハンドル握る初めての運転の巻

          たーちゃんとアメリカと夢 14 わくわくの事務仕事の巻

          LAです。絵に描いたような青空、パームツリー、タンクトップ、乾いた空気、アメリカの匂い。明るくて軽い。頭の中まで軽くなりそうだ。 99210 ビバリーヒルズ青春白書というドラマをご存知ですか? たーちゃんのアパートメントは、そのドラマが撮影されたビバリーヒルズ高校 (本当はトーランス高校) のすぐ近くでした。LAに引っ越してすぐは、そのドラマのテーマソングが脳内BGMでした。 そんな良い気分にいつまでも浸っていたいのですが、引っ越してすぐはしなければならない事がいっぱいあ

          たーちゃんとアメリカと夢 14 わくわくの事務仕事の巻

          たーちゃんとアメリカと夢 13 たーちゃんと秋田犬の巻

          とうとう旅立ちの時がやって来ました。 この時友人と家族に見送られてから25年。毎回日本に行くと、空港での別れは涙無しだった事は一度もありません。むしろ、どんどん淋しくなっていきます。 とはいえ、飛行機が飛び立つと、意識はアメリカに向かうんですけどね。 アメリカ、ロサンゼルス。太陽が輝き、じめじめした気持ちも涙も、からっからに乾きます。 たーちゃんの新しい住まいは、Apple Avenue というかわいい所にありました。人にうちへの行き方を説明する時は、Orange を

          たーちゃんとアメリカと夢 13 たーちゃんと秋田犬の巻

          たーちゃんとアメリカと夢 12 いよいよ留学準備の巻

          1995年、こつこつと貯めた留学資金が目標額に近づいてきました。ビザの申請に十分な額の残高証明が必要だと留学の歩き方に書いてあったので、とりあえず目標は200万円。 それで…何処に行こう。 当時はインターネットが無かったので、図書館に行きました。図書館には、各国の日本人を受け入れてくれる大学の情報が揃っていました。まず、行ったことがあるイギリスを見ていたのですが、ヨーロッパは学費も家賃もびっくりする程高かったので、カナダかアメリカに絞って探しました。東海岸より西海岸が安か

          たーちゃんとアメリカと夢 12 いよいよ留学準備の巻

          たーちゃんとアメリカと夢 11 いっぱい聞けて、いっぱい喋れるの巻

          1993年、たーちゃんは外国に行きたい一心で、せっかく就職できた会社を辞めて、その後幸運にも採用していただいた英会話学校で働き始めました。その英会話学校の名前は HOEインターナショナル アメリカに来て、 「私、HOEインターナショナル で働いてたんだ〜。」 と言うと、 「え?」 とびっくりされ、 「Are you serious?」(マジで?) と言って笑われます。 HOE は、普通にエイチ・オー•イーと読むのですが、アメリカではホーと読まれて、鍬という意味もあります

          たーちゃんとアメリカと夢 11 いっぱい聞けて、いっぱい喋れるの巻

          たーちゃんとアメリカと夢 10 ある意味で奇跡の巻

          たーちゃん仕事を辞めてしまいました。プー太郎です。一人暮らしもやめて、兵庫県川西市の実家に帰って来ました。 母はせっかく就職できたのに、と少し残念そうに、 「これからどうするの?」 と言いました。 たーちゃんはすぐに、とらばーゆを買いに行きました。 買ってきた とらばーゆをパラパラめくっていくと、写真付きで 「英会話学校で外国人講師と一緒に働きませんか? 英会話学校受付募集。」 の広告が目に飛び込んで来ました。 これやろ。まさに運命的な出会いです。探していた仕

          たーちゃんとアメリカと夢 10 ある意味で奇跡の巻

          たーちゃんとアメリカと夢 9 主任、世界を旅するので仕事辞めさせて下さいの巻

          ホテルでの仕事はとても楽しかったです。航空会社の関連会社のホテルでしたので、飛行機とホテルが、国内ですがほぼタダ同然で旅行出来たので、北海道から沖縄まで色々な所に行かせていただきました。有名人もご利用されていて、ホイットニーヒューストン、ボビーブラウンご夫妻をお見かけして大興奮しました。(横山やすし師匠もお見かけしました。) そんなある日、本屋さんで ”10万円で世界を旅する“ という本を買いました。たーちゃんに大きな転期を与えてくれた、大切な一冊でしたが、いつのまにか無く

          たーちゃんとアメリカと夢 9 主任、世界を旅するので仕事辞めさせて下さいの巻