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2022年5月の記事一覧
編み込みと、あの子の笑顔。
読み進めていくうちに、ふいにぐっと目頭が熱を帯びたのを感じた。
年々涙腺が弱くなっていけない。
こないだの休日、久しぶりにカフェで小説を読んだ。数か月前に買い、しばらく本棚に寝かせっきりになっていたいわゆる「積ん読」の一冊となっていた本。
食いしんぼうの性なのか、タイトルであったり、ぱらぱらとめくったページであったり、美味しそうな食べ物や飲み物が出てきそうな気配を感じると、思わず手に取ってしま
二人の巨匠と、これからのエッセイ。
マスクの下で、鼻の穴がいつもの1.5倍に膨らみ、鼻息がふん、ふん、とちょっぴり荒くなったのが自分でもわかった。
電車の中で、不意打ちの笑いに耐えようとした結果、こうなってしまったのだ。
にやにや顔半分が隠せるマスクがあって良かった
今読んでいるのは、さくらももこさんの「さるのこしかけ」。
たくさん笑って、本をぱたりと閉じたとき、ああエッセイとはこういうものだったなと思った。
さくらももこさ
昆布だしといちごの関係。
いちごって最強のビジュアルだと思う。
元気がもらえそうな、ルビーのような赤色。
コロンとした、逆三角形のフォルム。
指でつまめる、程良い大きさ。
たわわに連なったそれらを見たとき、美味しそうと思う前に、いちごって、なんて可愛いんだろうと、ときめいた。
おまけに、いちご、っていう言葉の響きすら可愛い。
スーパーでパックに詰められて並ぶそれらよりも、ビニールハウスの中で生命力あふれる若緑の葉っ