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国際協力

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#退職

100日後に国際協力をやめる日記(7)

量が質を産むという話

とにもかくにも無駄な事務作業が多い。本質的なことに時間を割くことができない、業務の質が低下している。よく聞いた話です。
業務の効率化を図ろう、はとてもよく分かりますが、一方で、なぜ効率化しなければいけないか、を置き去りに議論しているケースもあるのではないでしょうか。

なぜ、しょうもない仕事を効率化していかなければならないのか、という問いに対する本当の答えは、もっとしんどい

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100日後に国際協力をやめる日記(6)

100日後に国際協力をやめる日記(6)

結局、なにもしたくない

組織の動かし方がわからない、という話を耳にします。根回しが大事という話を耳にします。でも、これ、とても健全な悩みごとなのだと思うのです。なぜなら、動く/動かす方向での議論だから。

みんな何もしないために仕事をしているなんてことはないはず。仕事をしているということは何かをしているわけで、それは何かを動かすためのはず。しかし、このように考えて仕事をしていると、思わぬ壁にぶち

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100日後に国際協力をやめる日記(5)

100日後に国際協力をやめる日記(5)

やっぱり新卒優遇だったりする終身雇用のメリットデメリット

年功序列、終身雇用の組織の場合、一度入ってしまえば、クビになることはなありません。その安定性は、組織全体にとってプラスとなるか、マイナスとなるか。
プラスとなって新しいことに挑戦できる、と捉えられるかもしれません。他方、挑戦するということは、組織がこれまでやってきていなかった、よしとしてこなかったことをやるわけですから、ネガティブに捉える

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100日後に国際協力をやめる日記(3)

100日後に国際協力をやめる日記(3)

自律型キャリアの罠

これからは転職もあるぞ、年金は減るぞ、会社はずっと守ってくれないぞ、ということで、雇う側は従業員への自己責任の擦り付けを着々と行なっています。これは「自律的なキャリアの推進」という言葉によって、従業員に自主的に会社から離れる手筈を整えています。

かくいう私も、さまざまな機会を通して人事部にアプローチし、組織課題へのアプローチや意義を訴え、重要性を説きました。キラキラ人材が言

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100日後に国際協力をやめる日記(4)

100日後に国際協力をやめる日記(4)

まずは自分を知る

今日は案件形成についても書いておこうと思う。
案件形成というのは、説明の必要もないと思うけれど、新しく事業を形成することだ。ただし、一般の民間企業なんかと違うのは、案件が要請ベースであるということ。要請というのは相手方が希望を出すことで、必ずしもこちらがやりたいことを売り込むわけではない。とはいっても、我々受け手として、いつも受け身で待っているわけではない。時には、売り込み、要

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