見出し画像

就活生のたわいないつぶやき



3月に入ってから「就活」真っ只中で心身共にもみくちゃにされながら過ごしている。
いつまでも大学生でいたいけど、社会に出ていく準備をしなければいけないから嫌だ嫌だと思いながらも少しづつ動き始めている。



「すずらんは教職課程を履修しているから教員になるんだよね。頑張ってね。」と言われるけど実はそんな気持ちでもない。
もちろん、教員になることはずっと夢だったし、今すぐではなくともいつかはできたらいいなと思っている。

それでも教員になることにどうしても心の片隅で引っかかってしまうことがある。
それは「学校という小さな社会であれ、正解と不正解でしか子どもたちを評価することができない」ということである。
子どもたちがどんなに素敵な答えや発言をしたとしても、学校というマニュアル化された組織に括られた瞬間に蓋をされてしまうことに気づいてしまったのである。
そして、私が子どもたちに正解と不正解の振り分けを下さなければいけないことに嫌気がさしてしまったのだ。
私だって何が正解で何が不正解かなんてよく分からないことだらけなのに、子どもたちより少し先に生きているだけで、匙の権限を与えられる。

私が嫌いな大人の姿に危うくなりかけようとしていた…危ない危ないと我にかえる。
そんなことがあって、教員への道から視野を広げて就活を進めている。



しかし、私の就活をよしとせず干渉してくる人物がいる。
それは私の母親である。
シングルマザーで私を育ててくれたからこそ、娘の将来を1番心配していると思う。
そうだとしても私にも許せないことは多くある。
母親は公務員や銀行員など以外への就職は認めないという恐ろしいほど昔の考え方の人間である。
母親は上下関係が厳しい制服に囲まれた仕事をしていたのでプライドも正義感も強い。
衝突すればヒステリックとも言えるほど怪物になるから話し合いなんてできやしない。
今までもこれからもそれは変わらないのかもしれない。
そんなモンスターマザーから離れることができない私もまた簡単に気持ちを押し殺す怪物になりかけているのかもしれない。



とにかくいろんなことが重なって私は就活ノイローゼになりかけていたので友人に話してみた。
就活の話をする年齢になっても繋がっていられることにひとまず感謝。
就活の話をするときは相手の状況もあるから変に緊張してしまう。
だけど、そんなことを気にせずに相談できる友人は本当に頼もしい。
就活で不安なことや知らないこと、親と衝突していることなどなど…溜め込んでいたモヤモヤをすべて吐き出した。
いつも私ばかり話してしまうのが申し訳ないけれど、友人はとことん付き合ってくれる。
だからかな、大切な話だけでなくとも大したことない話までもつい話したくなってしまうんだよね。
ほんと困っちゃうなぁ。



ひととおり話が落ち着いた頃に友人がこぼした一言があまりにもすとんと私の心に落ちてきた。
だって、それは私が誰かにかけてもらいたかった言葉だったから。

「自分がやりたい仕事を長く続けられることが1番の親孝行だと思うよ」
「親より長く生きるんだもんね私たち」
「結局自分たちが幸せになるのが1番」



こんな会話ができるようになったなんて、昔の私たちが知ったらきっと笑い転げちゃう。
だけど、大人ぶってるわけでもない。
今を生きる等身大の私たちだからこそ、こぼれた言葉。
まだまだ未熟な私たちが今だからこそ感じる素直な気持ちを大切にしていきたい。
だいじょうぶ、まだまだ私たちは歩いていけるはず。
こうやって私は言葉を紡ぎながら気持ちを奮い立たせている。


#エッセイ
#日記
#就活
#大学生
#女子大学生
#つぶやき
#22卒
#モンスター
#シングルマザー
#こども
#就職
#幸せ
#心
#すずらんの想い
#note
#スキしてみて

この記事が参加している募集

#スキしてみて

529,975件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?