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6回目のコロナワクチン付添い。

 5月になって、6回目の新型コロナワクチン接種の知らせが、届き始めたらしく、その予約は、個別の医院は、少し経ったら、すでに5月は、いっぱいになっていたようだ。

 6月以降は不明で、もしかしたら、ワクチンが回ってこないかもしれない、とまで言われたようだった。

 それで、サイトからの手続きのほうがスムーズなので、妻の希望をきいて、予約をした。5月の末に予約もできたのだけど、それは、今までとは違う医院しか空いていなかった。

 だから、社会では、「5類以降」後は、まるでコロナ禍は終わったかのような空気になっているけれど、当たり前だけど、高齢だったり、持病を持っていたりすれば、感染したら重症化するリスクは変わらない。

 大勢の人が感染拡大予防対策を緩めると思われる今後は、感染拡大の可能性も高いから、ワクチン接種の予約は、場所によっては、あっという間に埋まっていったようだった。

ワクチン予約

 当日は、午後3時30分の予約で、近所の耳鼻咽喉科だった。

 それで、午後3時すぎに出かけて、一緒に行くことにした。

 私にとっては、初めて行く医院。

 この街では、新しめの病院で、薬局のあるビルの2階。ワンフロアを使っているので、思ったよりも広く、待合室もひらけていて、他に誰も患者さんはいなかった。

 予約の時間まで、あと10分以上ある。

 妻は、ワクチンに必要な書類を受付に出して、体温を測ってもらい、それからまた待つ。

 少し経ったら、その待合室に、小学1年生くらいの男の子と、その若い母親がやってきた。その男の子は、あちこちの掲示物にある漢字に向かって、歩いていって、指をさして「これは、コクミンのコク」と言って、母親の元に戻り、また別の漢字に向かって、歩き、指をさして、その読みを声に出すことを繰り返す。

 受付の女性も含めて、ほめられている。

 そうやって時間がたった。

ワクチン接種

 午後3時30分ほぼピッタリに、それまで閉まっていた診察室の横の引き戸が開いて、妻の名前を呼ばれた。

 その姿を見送ったら、中から何か声が聞こえてきて、そのあと、わりとすぐに、また戻ってきた。

 とてもあっという間だった。

 それから15分経ったら、受付に呼ばれ、異常はないですか?と確認されて、それから、帰った。

 いつも、この時間の間に、何かあったら、という気持ちはあって、だから、やっぱりほっとした。

 6回目になると、やっぱり、少しは慣れるらしい。

 外へ出たら、妻の知人と会い、少し話をしたら、これからワクチン接種に向かうと知った。やはり、人によって、その重要性は全く違っていて、何回目になっても、まだコロナ禍が終息していないのだから、予約をする人は、まだ多いようだ。

翌日

 体調のことを聞いたら、大丈夫らしい。
 注射をうった左腕がちょっと痛い程度らしくて、聞いている方も、安心する。

 その次の日も、何もしなければ、腕も痛くない、それも痛みが軽くなってきて、体調は悪くない、ということだった。

3日目

 体調に変化はないと聞いた。
 そろそろ平常モードといってもいいのかもしれない。

 副反応は、本当に人によって違うのだと思うが、こうして無事にワクチン接種が終わると、やっぱり安心する。



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