焼きそばと、コーラの「相性」について。
図書館に行った帰りに寄るスーパーがあって、そこのドリンクコーナーには、ペプシがいつも売っている。最近、なんとなく、コカ・コーラが飲めなくなったこともあるし、値段も安めなので、ありがたい。
焼きそば専用
時々、そのペプシコーラの隣に、ほぼ同じと思えるのだけど「ヤキソバ専用」とタイトルが入ったペプシが売っていることがある。
その販売のタイミングは、本当に不規則でこれまでは、なんだか面白そうだと思って買って、そして「ヤキソバ専用」という言葉を無視するように、いつものペプシと同じように飲んでいた。
だけど、今年も、急にスーパーに並んだので、「ヤキソバ専用」というのは、どういうことだろう?そして、本当に焼きそばに合うのだろうか?といったことを確かめたいと、急に思った。
あんかけ焼きそば
そんなことを思って、だから、妻にお願いをして、焼きそばを昼食の時は、飲み物を「ペプシ ヤキソバ専用」にして、一緒に試してもらえないだろうか、までを提案して、大丈夫、と言ってもらえた。
そこで、妻に焼きそばを作ってもらい、食べて、ペプシを飲んだ。
妻は、「ペプシの甘味が強い」という感想だった。
「そういえば、普通のペプシ知らない。……だけど、焼きそばの甘みに寄せているのかも」。
ペットボトルに、ミント、と書いてあるから、爽やかさがあるから、と言いたいみたい、ということを告げると、妻は、少し沈黙した。
「……うーん。…でも、あんかけじゃないほうがいいかも‥」。
私にとっては、あんかけの焼きそばは、とてもおいしかった。その一方で、ペプシの通常バージョンを飲んでいる私にとっても、「ヤキソバ専用」との違いもよくわからなかった。
なんだか、妻に悪いことをしたけれど、それでも、今度は、ペプシの通常バージョンと、ヤキソバ専用が、まだあれば、ちょっと飲み比べてもらってもいいだろうか?と、お願いしたら、快く引き受けてくれた。
UFO
そして、その数日後、そのスーパーへ行ったら、ドリンクの棚からすでに「ヤキソバ専用」のペプシは姿を消していて、通常のペプシだけになっていた。
その2つの味の違いも分からないままだし、再び、焼きそばとの相性を確かめるチャレンジもできなくなった。別の場所から「ヤキソバ専用ペプシ」を、取り寄せてまで……の気力もない。
そうしたとき、焼きそばUFOのCMを見た。
そこでは、UFOとコーラ飲料が合う、ということを、かなり強めに主張していて、アニメとはいえ、本当に相性が良さそうに思え、もしかしたら「ヤキソバ専用」ペプシも、家庭でつくる焼きそば、というよりは、いわゆるカップ焼そばを主眼に置いていたかもしれない。
などと思うようになり、それなら、ここ何年も買ったことがない「UFO」を、スーパーに行った時に、その金額だけは自分が出して、購入をした。
その上で、通常のペプシも再び買って、今度は、この組み合わせで試してもらえないだろうか、といったことを妻に、お願いして、昼ごはんを一回「UFO」にしてもらうことにした。
そうしたら、その日は、カップ焼そばだけではなく、おかずもつくってもらい、きちんとした昼食になった。
焼きそばU.F.O.
最初は、微妙に抵抗感があった、「UFO」という名称もすっかりなじんできたのだけど、お湯を入れて、3分待って、湯切りの穴まであることに、改めてちょっと感心する。
初期のカップ焼きそばは、お湯を入れて時間が経って、それを捨てるときに、うっかり、焼きそばを流しに落としてしまう人が、実は、数千人の単位でいたからではないかと、自分も、そのトラブルに巻き込まれた記憶と共に思い出し、だからこそ、この湯切りの穴ができて、圧倒的に安心感が増えた気持ちも蘇った。
考えたら、最初にカップラーメンを販売した日清食品が、そうした工夫は重ねるのは当然かもしれないが、お湯を捨てて、ソースをからめて、すでに、懐かしい香りがしてきたし、最後に、小さな袋でスパイスを入れて、完成だった。
ヤキソバとコーラ
妻は、食べながら、感想を教えてくれた。
「麺が、思ったより、もっちりしてる」
これは、意外な答えだったけれど、もしかしたら、そのあたりは進化している点なのかもしれない。
「焼きそばの、少しの甘さが、コーラの甘さと、あっているというか、響き合っているような感じがする。
…ほら、ファッションで、同系色って合わせやすいでしょ」
わからないようで、わかるような例えだったけれど、私はそんなに甘さを感じなかったけれど、さらに聞いていくと、微妙に感想の角度が変わった。
「この、香辛料も大きいかもしれない。
このスパイスの刺激があるから、コーラと合うんだと思う。
シンプルな焼きそば、と合うというよりは、このソースとスパイスがあれば、それで他の麺で焼きそばを作っても、合うんじゃないかと思うけど…」。
そういえば、焼きそばとコーラの相性に関しては、「ヤキソバ専用」の時もミントが強調されていたりと、コーラのさわやかさが前提だった。だから、焼そば側の強目の味が、コーラとの「相性」に関わってくるのではないか。そんなふうに意識が変わると、焼そばとコーラの関係については、見方が変化するのではないだろうか。
「…コーラが、さわやか、っていうよりは、最初、どちらかといえば、薬のようなイメージだったから、コッテリとは言わないけど、軽いわけではないかも…」
だから、もっとコーラ慣れをして、普段からコーラを飲んでいるような人が、暑い夏に、焼そばを食べて、コーラを飲むと、もっと相性の良さを感じ、もっとただシンプルに、おいしいと思えるのかもしれないと思った。
私も、妻と、ほぼ同じようなことを感じたが、久しぶりに食べる「U.F.O.」は、おいしかったし、それでコーラを飲むと、食事というよりは、祭りとか屋台とかサービスエリアなどのイメージと重なった気がする。
妻も、イベントみたいと喜んでくれて良かったけれど、炭酸がそれほど得意ではないので、コーラでお腹がふくらむのも、さわやかな印象から、遠ざかる理由の一つのようだった。
今回の結論
焼きそばとコーラは、相性がいい。
ただし、焼きそばのソースが甘辛で、その上でスパイスが効いていれば、もっと合うはず。
そして、コーラは、特に暑くなってきたら、カレーでもラーメン(あったかいもの)でも、ピザでも、いろいろな食べ物と相性が良さそうだと思ったし、コーラを飲料とすることによって、日常的な食事とは、ちょっと違って感じられて、コーラ関係の広告に出てくるポジティブな人たちに、1センチくらいは近づけるような気がする。
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