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親しき仲にも礼儀あり~論語(学而第一(12)) 381(さわいち)ブログ vol.38

3/20(水)荒れた天気☀☁☔🍃
今日ご紹介する章句は、バランス感覚を持つ大切さを説いています。

人と上手く付き合うために礼儀を以って調和を保つことに努めなければなりません。
では調和が保たれていたら礼儀は不要なのでしょうか?
そんなことはありません。調和の中で生きても礼儀は必要です。

具体的な事例:学校の先生と生徒の関係
先生が生徒を指導する際に、堅苦しいのは宜しくないでしょう。
先生と生徒は親しみやすく気さくな関係が良いと思われます。
親しみやすく気さくな関係が行き過ぎて、友人のようになってしまったら、これも宜しくないでしょう。

『親しき仲にも礼儀あり』なのです。
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有子曰、礼之用和為貴、先王之道斯為美、小大由之、有所不行、知和而和、不以礼節之、而不可行也』
ゆうしいわく、れいのようはわをたっとしとなす。せんおうのみちも、これをびとなす。しょうだいこれによるも、おこなわれざるところあり。わをしりてわするも、れいをもってこれをせっせざれば、またおこなうべからざるなり。
(訳)
有子が言った「礼儀の意義は社会の調和を保つこと。古代の王たちの美徳も、この点にある。しかし例え調和があっても秩序が保たれるとは限らない。調和を知り、調和の中で生きても礼儀によって秩序は保たれるべきだ。」
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今日も素敵な一日をお過ごしください


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