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気持を落ち着けたい時に!アンカリング

この春の我が家の惨事


プライベートな話になりますが、今年の4月、我が家の次女が小学生になりました。入学当初は楽しみに学校に行っていたのですが、やっぱり幼稚園とは勝手がだいぶ違うみたいで(そりゃそーだ)、本人としては、おそらくかなり張り詰めた気持ちで毎日登校しているのでしょう…。

そんな背景があり、最近娘が帰宅した後のストレスの発散の仕方が激しくて…、「イライラする――!」と言いながら体全身をばたつかせて暴れ続けるのです。横にいる私たち家族も、彼女をなだめたり、その場に居合わせるだけでも、かなりの鍛錬を要される毎日です。きっと同じような状況に疲れているパパ・ママが全国にたくさんいらっしゃるのではないかと思っています。

アンカリングとは


皆さん「アンカリング」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?ビジネスの世界では「アンカリングバイアス」などといった言葉がありますが、「アンカー」とはもともと船の錨の意味になり、心理学用語で「アンカリング」と言うのは、簡単にいうとちょっと前に言葉として流行った「ルーティーン」(ラグビー元日本代表の五郎丸さんのあれ!)のような物です。

アンカリングに関する分かりやすい説明がこちらのサイトで解説していますので、ぜひご欄ください↓
https://www.nlpjapan.co.jp/terms/nlp-term-anchoring.html

アンカリングとは、つまり、自分がもっともリラックスした状態の時に五感のどれかを刺激して(どの五感がもっとも効きやすいかは人による)、その感覚とリラックス状態を結びつけ習慣化させることです。

娘へのアンカリング

私はこのアンカリングを娘にやっています。
娘の機嫌がよく、私にくっついて甘えている時(彼女にとっては、ママに抱っこされて最高に心地の良い時)に、左手の親指の付け根のふっくらしたところをモミモミとマッサージしながら彼女に伝えたのです。
「ここをモミモミするのは、心が落ち着くおまじないだよ…」と
↑を何回も繰り返す

するといつしか彼女にとって親指の付け根のマッサージはママに甘えてリラックスできている時の感覚を呼び戻すスイッチとなっていきます。

アンカリングの効果

実際に娘にアンカリングのインストールを何度も行い、今度はイライラで大暴れしている時に「いつものおまじないしようね」と伝えて親指の付け根をマッサージしていくと、不思議な事に、だんだん落ち着けるようになりました。

もちろん!このアンカリングが万能なわけではありません。
「今日はおまじないの気分じゃないーーー!」と叫ばれて、
泣き続けることだってたくさんあります。感覚値としてはこのアンカリングが上手くいくのは10回に3~4回くらいでしょうか…
(それでも何もないよりも断然助かっています!)

自分にも・長女にもアンカリング

次女へのアンカリングをするのと同様に、私自身にもアンカリングをしています。娘のイライラに我慢の限界が来そうなときは、いつも一呼吸おいて自分のアンカリングで気持ちを落ち着けるようにしています。
(もちろんこれも百戦錬磨ではないですよ!)

また小4の長女も、何かと人間関係が面倒になり始めるお年頃。学校で嫌なことがあった時に、元気を出したり心を落ち着かせるためのお守りとして、彼女の好きなアロマの香りのするアロマスティックをいつもハンカチポーチに忍ばせています。この間そのアロマを活用しているかどうか聞いたところ、学校で嫌なことがあった時はトイレに行ってこっそりそのアロマを顔の近くに塗って自分で気持ちを落ち着かせるようにしているそうです。(母よりも自己管理がしっかり出来ている娘…笑)

イヤイヤ期・中間反抗期・思春期(反抗期)…と子育てって、その大半が子どものイライラとの対峙なのでは、と思うくらい悩みの種だったりします。
「わかるーーー!」と共感してくださった方、同じ悩みを持っている方、ぜひアンカリングを試してみてはどうですか?





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