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数学を義務教育で勉強しなければいけない理由

こんばんはナスオです。

やっと今日でお盆が終わりますね。

嫌だなーって声が大多数だとは思いますが、僕はむしろ大歓迎です。

なぜなら明日から寮の食事が再開するからです。

お盆三日目までは桃のカプレーゼやチーズインハンバーグ、ガパオライスなど無理して頑張ってたんですが、最終的に松乃家に二連続駆け込んでしまいました。 油最高。

てなわけで朝夜何も考えずに美味しいごはんが出てくる生活がまた戻ってきました。 来年の社会人生活甚だ心配です。

そんな大学生活ぬるま湯野郎の僕が、ある意味説教とも言えることを述べたいと思います。 誰が言うてんねん。

大学では、、

そもそも僕こと5回生ナスオは一応大学生をしてます。

何の勉強をしているかというと数学の勉強をしています。

変態でしょ?自分でもそう思います。

ちなみに今学期最後に学習したことは自己共役作用素のスペクトル分解です。変態度が増しましたね。(ちなみに難しすぎてさっぱりでした。)

僕以外の大多数は、数学に対してこう思っている人が多いのではないでしょうか。

勉強する意味が分からんどこで使うねん

難しすぎて生理的に無理

自分で書いてむなしくなりました。

今回はそんな「数学が嫌い」という人たちが、「数学が苦手」くらいに捉え方が変わればと思います。

数学を学ぶ理由

まずはこれについてです。僕は文部科学大臣ではなく、一端の大学生なので正確な事は分かりません。ご了承ください。

数学に関してはある程度計算とかは知っていると、小銭の計算は便利かもしれません。

しかし電卓やスマホもあります。

それなのに数学の勉強をする理由は一つです。

学ぶ理由なんかねぇ。対応力を鍛える訓練の一つや。

言い切っちゃいました。

もちろん数学を用いる職業もありますが、ほとんどの人は数学に関係のない職業に就くでしょう。

数学だけでなく学校の勉強をほとんど使わない職業も多いでしょう。

しかしよく考えてみてください。

仕事は初めは覚えることばかりではないですか、、? 何もできない状態から始めますよね、、? 

そうなんです。

そもそも学校の勉強とは、新しい出来事や、無理難題に対応するための力を身に着けるために行うものである。数学は単なるその内のひとつにすぎない。

なので数学や国語、理科など学問そのものを理解するのは目的ではないのです。

どうやって暗記するか、正解に至るまでの試行錯誤の過程、採点者が理解してくれるような論述の力など、これらは結構実生活で使えることも多いのではないでしょうか。

僕の考えとしてはこんな感じです。あくまでも一個人の意見です。

ここからは、そんな思惑とは裏腹に数学にハマってしまった僕が、数学の魅力について書きたいと思います。 引かないでくださることを願います。

数学の魅力

①厳密性

たとえば英語、法律、スポーツは人間が作ったものです。

どうしても反例や例外が出てくることがあります。

例えば格闘技だったら判定で勝負がわかれることもあり、これは全てルールとはいえ審判の独断に委ねられます。

また法律は、都合が悪くなると新しい法律を作ることが可能です。なぜなら人間が作ったものだから。

しかし数学は違います。

数学は昔からただそこにあるもので、人間如きが変えれるものではない、宇宙を超越した概念である

どうですちょっとカッコよく感じてきましたか?

②人間の凄さを感じられる

例えばこの画像を見てください。(wiki参照)

画像1

これはコーシーの積分定理という有名な定理の証明です。よく分かんないでしょ?

しかしこのよく分かんないことをしていた数学者オーギュスタン=ルイ・コーシーさんは何と1789年に生まれ1857年に亡くなりました。

つまりです。

こんな難しいことを彼は200年以上前にしていたんです。(日本は江戸時代で、徳川吉宗などの時代)

現代の僕たちでもちんぷんかんぷんなことを大昔に考えていたと感じると、少し数学者に興味がわきませんか?

僕くらいになると、この数学者の教え子があの有名数学者なのか!と驚きます。変態ですね。

③未来の話

最後にこの話をして終わりたいと思います。

前述のとおり数学を学ぶ意義はそこまで大多数の人にはないのかもしれません。

数学が、分かりやすく使われている部分が見えることもないでしょう。

それでも学者達は、数学という暗闇を模索し続けます。一つの問題を解くために何十年も費やします。解けない事が原因で自殺をする学者もいるくらいです。

ここまでして人生をかける理由は何か。

今は実生活で利用できることではないが、何百年何千年何万年後に自分の研究が活きると信じているから

例えば皆さんは微分積分がどこで使われているか分かりますか?

動物の生態の変化の予測、シュミレーションゲーム、医療現場、飛行機、自動車、、など挙げればきりがありません。

微分積分を作った人も、ここまで使われるとは思ってなかったでしょう。

どんな事象にも利用できる最強の道具。それが数学です。

数学者は遥か未来の発展のための道具を作る作業員なんです。

自分の成果が見えにくいので、ある意味世界一のロマンチストです。

そんなはかない数学者達をを少しでも功績を残すために、見つけた公式、定理などには自信の名前が付けられます。(コーシーの積分定理、ピタゴラスの定理など)

自分の名前が遥か先の未来でも浸透する。これ程嬉しいことはありません。

まとめ

いかがでしたか? 難しい話になったかもしれません申し訳ございません。

今回の記事を嫌がらずにここまで見てくれた人がいましたら、その時点で数学嫌いは克服してると思います。

僕の数学人生は大学で終了しますが、この話を誰かに繋げただけでも未来に貢献したはずです。

次は読んでいただいた皆様に紡いでいってほしいと思います。



ナスオの定理や、ナスオ空間など数学界で名前を残したかった漢ナスオ

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