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「優しさ」と「甘やかし」の違い

2023年10月17日(くもり)
こんにちは、かすうさぎです。
今日は、先日のサッカースクールでの指導において気になったことを私目線でお話ししたいと思います。(あくまでも参考文献等がない私の考えです。様々なご意見があるかと思いますがご了承ください。)

本日のテーマは、
「優しさ」と「甘やかし」についてです。
一見違いが簡単にわかりそうですが、実は深い話だと私は考えております。
ということで早速行ってみましょう。


「優しさ」と「甘やかし」

まず、辞書による「優しい」とは、
「心温かく、思いやりがあること。」。

続きまして「甘やかす」。
「厳しさに欠けているさま。評価の基準が厳格でない。」。

辞書による言葉の意味の違いはこんな感じ。まあ、皆様もご存じの通りでしょう。「あいつの母ちゃん甘すぎるなあ」とか思われたことがある方もいらっしゃるでしょう。私も度々思います。「俺の母ちゃんあんなことやったら許してくれないな」っていうようなことを幼少期から思っていました。


ずっと甘やかされているとどうなる?

はっきり言って、社会から置いてけぼりにされると私は思っています。100%そうとは言い切れません。研究結果も見たことないので。ですが、8割9割くらいはそうなると考えます。

なんで置いてけぼり?

ずばり、モラルの欠如でしょう。
事例として、食事のシーンを思い浮かべてみてください。

友人4名ほどでランチに行き、会話も弾み楽しい会が進んでいました。ですが、D子ちゃんだけ箸もろくに持てず、口にモノが入った状態で話し、クチャクチャ音を立てながらご飯を食べています。雰囲気が崩れて気まずくなりました。

例文作るのが下手くそすぎて申し訳ないのですが、何となく伝わったかと思います。いやですよねそういう人。そういう人間というのは19歳になった今でもたくさんいるもんで、自分自身結構驚いています。アフターコロナでそういったところも気になるようになったせいでしょうか。そういう人間はいくつになっても汚いなって思われますよね。学校でも、もちろん浮いています。TPOを考えず大きな声で話すし。自分も完璧な人間ではないのであれですが、包み隠さず言うと本気で死んでくれって思います。
そういった人は自然と周りから人が離れていくと思っています。以下のようなプロセスで。

①食い方汚い
②好感度の低下
③信頼の損失
 →会社の顔に泥を塗られたくないから、接待等では他の同期の抜擢。

っていう感じ。
要は、当事者が存するだけなんです。


どうしてそんな人間に?

ところが、幼いころからついてしまった癖っていうのは相当意識しないとなくなりません。まず、モラルの無い人間がどうやって育つのか。
はっきり言ってしまうと、私は、
「その子供を今まで取り巻いてきた大人が悪い
と思っています。成人が保護者のせいにして自分を甘やかしているのも論外ですが。


本当の優しさとは?

ずばり、ちゃんと叱ることでしょう。
こちらの表をご覧ください。どん。

スキャモンの発達・発育曲線

こちらは皆さんご存じ「スキャモンの発達・発育曲線」でございます。神経系の曲線をご覧いただきたいのですが、12歳までに100%の状態になることが見てわかります。また、上記の発達・発育曲線における9歳から12歳までの時期を「ゴールデンエイジ」といいます。こーれは皆さんご存じでしょう(知らなかった方ごめんなさい)。この時期にスポーツなどで神経系に刺激を与えることで、子供たちは様々な動作や技術を獲得できる仕組みになっています。わかりやすく言うとスポンジのような吸収力ってこと。

何を自分が伝えたいかっていうと、小学校卒業までに箸の持ち方などのモラルを親が子供に教えろということです。すぐに吸収して動作を獲得してくれるので。正直、小学校6年までだと遅いです。もっと厳密に話すと、5歳から8歳までのプレゴールデンエイジという時期に獲得させるべきです。この時期はスポンジを越えて珪藻土レベルで動作を吸収します。

この珪藻土シーズンに箸の持ち方などのモラルをしつければ、勝ちを確信してよいと思います。体に染み込ませて矯正することができれば今後修正をしていく必要はありません。それが良い癖になります。そのため、誤ったやり方をしていたらはっきり「ダメ」って言ってあげることがベストでしょう。そこで甘やかしてしまっては子供のためになりません。ダメと言ってもらえない子供は自分が正しいの基準に立ってると勘違いし、挙句の果てには注意してこない人間を舐め腐ります。本当に愛情をもって子供と向き合うのであれば叱ることがマストということです。小学校入学までに一個人としての、モラルの基盤づくりしてしまえば、後の集団行動の中で自然と社会的なマナーを学んでいくことでしょう。社会的なマナーも言ってあげると尚よいですが、まあ今回は良しとしましょう。話も長くなるので。この内容を親御さんや教育現場に立つ人がしっかりと理解していれば、食事のマナーとかそういう概念もなくなりますね。

指導現場での印象

大人を舐めている子供が少なくない現状です。まだ18歳ですけど。本当にちゃんとしている選手は挨拶や聞く姿勢といったものが備わっています。親御さんに言われずとも、「コーチありがとうございました。」って私に言います。「あ、こいつ親御さんに優しく育てられてきたんだな」って最近思うことが多いです。
指導の現場に立つうえで、「ダメなことをはっきりダメと言おう」という動機づけとしてこの内容をnoteに残しておきます。
恩師の言葉にこんな言葉がありました。
嫌われる勇気
こんな時に中学時代を思い出すものなんですね。この言葉っていろんな意味で捉えられるんですけど、ここでも当てはまったので皆様にお伝えします。指導者に言われてカッとなっても、振り返ってみたら「こんな大事なこと教えてくれてたんだ」みたいに自然となると思います。今活きなくてもいい。今後に活かしてほしい。そう思って子供たちに接していきたいと思います。


さいごに

今回の要点をまとめると以下の通り。

 ■ちゃんと叱れ
 ■甘やかしすぎるな
 ■ゴールデンエイジにモラルを叩き込め

私は母親に殴られボコボコにされながら礼儀を学びました。保育園のころから。あん時はおそらく死ぬほど痛かったのでしょう。ですが、あの頃の一瞬の痛みを我慢したから今の堂々としている自分がいると思っています。母ちゃんサンキュ///
「可愛いわが子につらい思いさせたくない…」とか「子供に嫌われたくない…」って思われる方多いかもしれませんが、全然大丈夫です。虫歯と一緒で、確認出来たらすぐに直す。痛みはつきものです。子供は歯医者を嫌いになりますが、痛くなくなったという結果には満足します。って感じですかね。(やっぱ例文下手だ。)

結果、「優しさ」と「甘やかし」の違いは嫌われる勇気があるかないかですね。

保護者の方、教育現場の方々、難しいことではありますが「優しさ」と「嫌われる勇気」をもって一緒に頑張っていきましょう!

それではまた次回お会いしましょう!


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