葆東雅仁 HSC(Human Solution Corporation)マスター

株式会社ヒューマンソリューション 代表取締役&一般社団法人キャリアサポートセンター 代…

葆東雅仁 HSC(Human Solution Corporation)マスター

株式会社ヒューマンソリューション 代表取締役&一般社団法人キャリアサポートセンター 代表理事

最近の記事

顧客の期待は何か

先日、あるお店に行った時のこと。私にとってはなかなかの衝撃な出来事だったので記憶と記録代わりに。 普段着ている仕事用のYシャツは既製品、知り合いの士業の先生が素敵なYシャツを着ていたので、どこで購入しているか聞いてみたら「オーダー」だという。 確かにところどころに既製品にはないオシャレがあり、体型にも合っていて興味を持ったのがきっかけ。 10月にリピートで受注した仕事もあるので、せっかくだから仕立ててみようとオーダーYシャツをリサーチ、某お店がなかなか良さそうだったので

    • 根と幹と枝葉

      栃木県日光市にある二荒山中宮祠に樹齢1100年になるご神木があります。 直径や高さはわかりませんが、地中には目に見えない根がずっと広がっているのでしょう。 根がしっかりとしているから、幹が太く育ち、枝葉にまで十分な栄養が届くことで樹齢1100年という時を過ごしてこれたのだと思います。 人に例えれば木の1/10も生きることができるのは一握りの方です。 多くの方が生まれて幼少期から青年、成人を過ごし大器を迎えてやがて生涯を終える。 どんな環境で育ち、どんな人と過ごし、ど

      • 主体性・自主性はいつ生まれるのか

        某企業の採用支援をしていて思ったこと。 採用側の要求あるあるで、主体性のある人、自主的な人、つまり「自ら考えて行動できる人」という要素を求める傾向にあります。 言いたいことは理解できるのです。指示がなければ動けない人(動かない人)も世の中には一定数存在するわけです。決してそれがダメなわけでもなく、企業の事業フェーズによっては貴重な存在にもなる人なので。 創業間もない時期や少人数で経営している場面では、主体性・自主性がなければ商売が成り立たないのです。売上だって自分たちで

        • 捨てる神と拾う神

          ある案件が発生、ヒアリング、商談、提案、失注… 数日後に別の案件が発生してヒアリング、商談、提案… ビジネスではあるあるの光景。 大切なことは失注の原因をしっかりと振り返って、反省と改善を繰り返し、同じ過ち、同じ結果にならないようにするにはどうしたら良いのか? これを徹底的に関係者で話合いをするしかない。 特に現代は情報が溢れていて、どこにいても通信環境さえ整っていれば誰もがいつでも情報を得ることが出来るようになっている。 では届けたい相手に届くようにするためには、

          出てきてください

          ある日、自宅のチャイムが鳴って母がインターフォンを出ると「是非案内したい内容があるので、玄関先まで出てきてください」とのこと。   リビングで聞いてた私は「うん、違和感しかない。」   先輩や上司からどういうレクチャーを受けているのか、それが会社のトークマニュアルなのか、個人のアレンジトークなのかは不明だが、出ていかなかったのは言うまでもない。   どうしたら相手が出てきたくなるのか、ここを徹底して考え、実験と工夫を重ねなければ、たいていの家庭ではお断りされてしまうのではな

          全ての経験には理由がある

          人生に無駄な経験なんてない。 あの時の経験がこんな場面で活かされるとは思っていなかったことが、次々に起こります。50歳まであと2年3ヵ月になりました。 昨年から始めたキャンプ、10年乗ったコンパクトカーに荷物が乗るはずないと思い込み、相方の車で遠くは新潟県三条市まで行ったことも。 荷物を積むという作業は、黒いネコでお馴染みのヤ●ト運輸で積み荷の仕事をしたことが活かされ、人生初のルート営業(外国タバコの販売)も、今では効率よく巡回するための最短ルートが頭の中で構成されます

          何のために、誰のために、なぜするのか

          全ての行動の源泉はここにあると実感しています。 ここが言語化されていると途中で挫けたり、悩んだり、迷ったりした時に原点になり、立ち戻ることが出来るでしょう。 少なくとも自分でビジネスをしてる方にとっては、会社の経営理念になっていたり、自身のゆるぎない信念や価値観になっているはずです。 組織で働く人にとっても、所属している会社や経営層が掲げる理念やビジョンを共有共感し、中長期の目標に向かって行動計画立て、実行していることでしょう。 その達成具合(業績)によって、昇給昇格

          何のために、誰のために、なぜするのか

          自分を変えるのが最速

          自己啓発の世界では何度も耳にしたことがある言葉の1つ、 判ってるし、知っているけどなかなか出来ないと「思い込んでいる」こと。 過去と他人は変えられない、 自分と未来は変えられる。 相手を変えようとすることはナンセンスであると言えます。 例えば、 上司が部下に変わって欲しいと願うこと 妻が夫に(夫が妻に)こうやって欲しいと願うこと 親が子供にこうなってほしいと願うこと 少なくとも本人が「このままじゃマズい」と心の底から思って改善しようと行動を始めて、失敗や痛みを感じなが

          感情のコントロールは出来るのか?

          アカデミー賞授賞式、俳優のウィル・スミスの件は、国によっても個人によっても見解の賛否が分かれるところですが、ここから学べること、気付くことを考察してみます。 良く言われる「感情をコントロールする」ということ。 シンプルに喜怒哀楽を一例に考えてみましょう。 ●喜んでいる時に怒る(極端) ●怒っている時に哀しむ(難しい) ●悲しんでいる時に楽しむ(極端) ●楽しんでいる時に喜ぶ(出来そう) これは感情の切り替えですね。 切り替えでさえも、スイッチのように「パチン」と出来れ

          感情のコントロールは出来るのか?

          活躍する人材の特徴

          ~採用のミスマッチを防ぎたい~面接して良かったから採用したけれど、結果は全然期待外れ。一方、どうかな~と思っていた人材が思いのほか大活躍…なんてことありませんか?? 入口(採用)の段階である程度のフィルターをかけるのは当然のこと。 単に退職者の補充であったとしても、経営方針や事業計画に沿った人を採用しなければならないし、社風、事業所のカラーや価値観も考慮する必要があります。 ~どこの会社でも活躍する人とそうでない人~派遣会社の営業をしていた頃、派遣先のA社では大活躍で評

          サイレントクレーマーの本音

          「クレーム」と聞いただけで過去の苦い経験を思い出したり、一瞬にして記憶が蘇ったりと様々でしょうね。 クレームは口にする(伝える)人としない人(伝えない)がいます。 世の中のビジネスは全て「サービス業」と捉えた時、その商品や販売する人の一挙手一投足が相手に伝わって、買うか買わないか、同じ買うならあの店で、あの人からとなるのでしょう。 人が買わない理由 研修でも一部伝えていることですが、ネタバレ覚悟で書きますね。 ◆不信:その人、その会社(商品)を信じていない、疑ってい

          事象の根本原因を探る

          神奈川県相模原市のある「ゴミ屋敷」を取り上げていました。 近隣住民の申し出もあって2019年には行政代執行を実施、自宅周辺に集められていた大量のゴミは撤去され「解決」をしていたが、また最近になって以前と同様にゴミ屋敷が形成されていたようです。 原因は何か?ある人にとって大切な「何か」は、誰かにとって不要なもの、つまり何の価値もないゴミ扱いされてしまうこともあるでしょう。 例えば、古くて希少性のあるブリキのおもちゃはコレクターにとっては貴重な「宝物」であっても、家族にとっ

          FABE分析とAISASモデル

          初めて知った「FABE分析」というフレームワーク。 知らべてみると興味深いこと、また最近購入したテントで思い当たることがあったので、AISASモデルと併せて検証、記事にしてみます。 FABE分析の基礎調べればいくらでも解説はあるので、ここでは概要だけ。 Feature (特徴) サービスの概要と特徴を「シンプル」にまとめる。 Advantage (優位性) その特徴が競合と比較してどこに優位性があるか。価格や効果など数値を用いて定量的に示すのが理想的。 Benefit

          美しい日本語を奏でる

          朝の情報番組でインタビューを受けていた人が発していた言葉に 何とも言えない違和感を覚えた。 『試行錯誤の挙句に完成した味です』 コロナ禍で厳しい経営が続く飲食店のオーナーだったと記憶しています。 ちょっと気になって語源など色々と調べて、一番しっくりと腑に落ちた解説がありました。 「挙句」とはAよりも悪い状況のBになった場合に使われることがあるとのこと。 例えば 「約束の時間を越えてさんざん待った挙句、連絡もなく結局現れなかった」 「知人から借金を重ねた挙句、海

          人生初体験 ~備忘録~

          46年生きてきて、24年の仕事人生で私にとっては「初体験」があったので備忘録を兼ねて書き残します。 ≪ファーストアプローチ~当日まで≫2020年5月に設立した法人のホームページを2021年1月5日に公開、翌週の14日(木)に都内の某企業、男性営業(恐らく20代、Mさんとします)、Web広告企業(?)からの電話があり、結論は翌週20日(水)10時に会う約束をしました。 2度目の緊急事態宣言の真っ最中、都内からの来訪に心配はありましたが… 聞いたところによれば公開したばかり

          数字の裏に隠れた真実

          毎日のように報道される新型コロナウイルスの新規感染者数。 1000名を超えた、曜日では過去最高、連日〇〇名越え・・・ そもそも各都道府県で人口が違うのだから、本来は同じ分母で計った数字でないと同じ土俵で判断できないだろうと思うのは、私だけだろうか。 新聞はもちろん、テレビのニュースでもそこにしかフォーカスしない理由があるのだろうか。 栃木県も追加の緊急事態宣言が適用されたが、前回との違いも良くわからないまま「不要不急の外出自粛」の要請。飲食業・観光業はもちろん、今後様