事象の根本原因を探る

神奈川県相模原市のある「ゴミ屋敷」を取り上げていました。

近隣住民の申し出もあって2019年には行政代執行を実施、自宅周辺に集められていた大量のゴミは撤去され「解決」をしていたが、また最近になって以前と同様にゴミ屋敷が形成されていたようです。


原因は何か?

ある人にとって大切な「何か」は、誰かにとって不要なもの、つまり何の価値もないゴミ扱いされてしまうこともあるでしょう。


例えば、古くて希少性のあるブリキのおもちゃはコレクターにとっては貴重な「宝物」であっても、家族にとってはガラクタなのかもしれません。


一般的には精神疾患や認知症が原因とされているようですが、ゴミを撤去したことが根本原因の解決にならないことは、お気付きの通りです。

しかし行政にも立場があり、近隣住民の苦情を無視するわけにもいかないですよね。

放っておけば悪臭を放ち、害虫は発生、火災の危険性も考えると対処療法が決して無効とは言い切れないです。


同時に根本原因を解決しなければ、同じ事象が起こることは明らかです。

では今回の件は、誰が責任をもって根本原因解決まで導くのか…


難しいポイントです。


ここから何を学ぶか?


事象には原因がある。

原因解決(問題解決)には対処療法と根本療法の2つがあるということ。


例えば火災の発生原因が「漏電」だとするならば、配線が断線していないかなどのチェックしておかないと再発する可能性が高いということ。


目の前の火を消すことも優先ですが、その後は根本解決に目を向け、再発防止に時間を費やす。


2021年2月に起こった栃木県足利市の山火事。原因対策はもちろん、火災で発生した炭を活用してオリジナルのトートバック、Tシャツの柄にしたりと、ただでは転ばない姿勢はビジネスマンとして見習いたいですね。

                            HSCマスター



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