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ワシントンDC旅行記 ~「大人の社会科見学」編~

本格的に寒くなる前に、再び旅に出ることにしました。
候補地は国内外にたくさんありますが、今回の行先は、首都ワシントンDC!!

NYが日本でいう丸の内なら、ワシントンDCは永田町・霞が関あたりでしょうか。各省庁はじめ、国会議事堂、ホワイトハウス・・・「ニュースでよく見るあの場所」がたくさん。小学生の社会科見学のような気分で、政治や行政の中心を覗きに行きました。

そして、ワシントンDCに住む知り合いたちに会うことも、大きな目的のひとつ。「会える時に会おう!」と思ったことが決め手になりました。



社会科見学のスタートは、今年、親の顔より見たあの場所へ。年初に起こった事件がきっかけで、毎日のようにニュースで見かける連邦議会議事堂

こんな美しいところで起こったのか・・!と、衝撃を受ける。

地元の人曰く、これでも規制緩和が進み、だいぶ建物まで近づけるようになったとのこと。とは言え、柵が張られ、セキュリティが置かれ、事件の跡を感じました。

国会議事堂の前は、なだらかな芝生の丘が広がり、ダンスする人や、走り回るこどもたちなど、市民の憩いの場になっていました。真冬の乱闘の様子ばかり見ていたので、休日のピースフルな雰囲気のとギャップにはびっくり。

歴史的建物×ウェディングフォトは、日米共通
遠くからも美しい



中継先のレポーターの後ろに映りがちなホワイトハウスも、街の中心部にあります。建物だけでなく、その周りの庭やコンコースも含めて鉄格子に囲まれており、セキュリティは厳重体制。

初日の夜に訪問。はりきって写真を撮っていたら、

なんとそこは財務省だった、というびっくりミスが起きました。笑

「いつもニュースで見るホワイトハウスと、なんか違うなぁ」「観光客いないなぁ」と違和感はあったんです。でも、「白い建物だし、セキュリティいるし、これだろう」とセルフィーを撮って、振り返った先には「Treasury Department(財務省)」の看板が・・・どうも、ズッコケ2人組です。

財務省のお隣に、ちゃんとホワイトハウスはございました。

本物は、鉄格子の威圧感が段違い。
しっかり観光スポットでした。


街中には、それっぽいどっしりした白い建物がチラホラ。うっかりホワイトハウスしないよう、行く際にはお気を付けください。


中心部から少し離れたところにある、リンカーン記念堂。外観はギリシャ神殿のよう。

ご存知の通り、リンカーンは第16代大統領。南北戦争を終結させ、奴隷解放宣言を発した人です。

室内には、リンカーンの大きな坐像に加え、左右の壁には彼のスピーチの抜粋が彫られています。建物や像は美しく見ごたえがありますが、博物館のように豊富な展示があるわけではありません。にも関わらず、11月の寒い日にも多くの人がこの場所を訪れていました。

もちろん観光名所として像を見に来る人もたくさん。ただ、それだけでなく、リンカーンを通じて自分の心と向き合うために、訪れてる人もいるんじゃないか、と思ったのです。

足元には「Quiet, Respect please」の看板

200年前の人物が、尊敬され続け、心の拠り所として会いに行きたい存在になる。日本では神社や寺への参拝が果たしているような機能を、この記念堂が持っているような気がしました。今なおこの国の人を支えるヒーローなんだろうと想像します。

彼の背中の壁にある言葉がすべてなんだろうな。

In this temple
as in the hearts of the people for whom he saved the union
the memory of Abraham Lincoln is enshrined forever

ゲティスバーグの演説文「人民の人民による人民のための政治」

24時間営業しているそうです。いつでもどうぞ、という姿勢はまさに寺社仏閣のよう。もしかしたら、仕事終わりの大統領がふらりと訪れ、悩みを話したりしているのかもしれませんね。



これらは、DCの中心部にある国立公園(モール)の中にあります。美しい紅葉や芝生の中に、美術館や観光名所が点在しており、お散歩が楽しいスポットです。ただし、11月はもはや冬の寒さ!暖かくしてお出かけください。




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