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お金のかからない教育法!公立小中高大に進むために必要な勉強法とは?

今回は、国立大学に入るために、公立高校に行くために、中学生でできることとは、小学生でできることとは、では幼児期は?…と、遡っていきます。



幅広い学びが必要で大切

国立大学の入試は、第一次試験の「大学入学共通テスト」と第二次試験の各国立大学における「個別試験」となります。
この「共通テスト」では、国立大学では基本的には「5教科7科目」の受験となります。国語、数学、外国語、社会2科目、理科2科目です。

学校で習う全教科が必要ということです。
それは全般的な知識を持ち合わせている人を募集しているということ。

「必要ない」
「私立は3教科でいいのに、5教科勉強しなければならないのは時間の無駄」

…という方がいらっしゃいますが…
5教科の勉強を「しなければならない」という考えだと、そもそも受験に向かないかもしれません。

「数学って社会に出て、何の役に立つの?」と言っている人も対象外です。
どの教科もとても役に立っている…というのが、人生過ごしてきた感想です。不得意分野を大人になってから勉強し直す人も増えてきています。豊富な知識は、その人の力となり、生きていく上で武器となります。

受験とは関係なく、例え志望校の受験が3教科だけであったとしても、豊かな人物は幅広い知識を身につけています。

「受験に必要だから」ということでなく、幼いうちから多くの教養を身に着けることは重要で大切なことです。
ましてや、自分のことでなく我が子のことなので、偏った考えを刷り込むことはやめた方が賢明でしょう。

理系進学のための文系の学び・文系進学のための理系の学び

私立大学は3教科受験の場合が多いです。
理系では「数学・理科・外国語」、
文系では「国語・外国語・社会」となります。

すなわち
理系進学のために「国語と社会」
文系進学のために「数学と理科」
が必要になってきます。

「必要になってくる?」
いざ、17歳、受験のタイミングで「必要になってくる」「余計に勉強しなければならない」と考えるのでなくて、遡れば小学生の時期から幅広く学ぶ姿勢があればいいだけのこと。小学生時点で、「この子は理系だ」「文系に進む」ということは全くわからないことですし、勝手に決めつけることもやめた方がいいですし。

そのうちに「得意教科」が出てきて文理を左右することはありますが、得意というほどではないまでも、「授業中に教えてもらったことだけを理解する」だけでじゅうぶんなのです。
「共通テスト」では出題範囲が決まっています。高校ではその範囲の授業を行います。その授業を受ける姿勢だけで、成績は大きく変わります。

調査書のために必要な教養

公立高校受験は、中学からの調査書と当日の試験の点数で決めるところが多くあります。当日は5教科しか試験ができないので、その他の科目、音楽・美術・保健体育・技術家庭の4教科の内申点を割り増しします。例えば都立高校受験では、当日に試験のある5教科の内申はそのまま、実技4教科は合計点を2倍します。いかに実技4教科が重要になってくるか、ということです。

この4教科の内申点は、合否を左右するほどの力を持っています。

それこそ5教科については受験のために勉強もしがんばり次第で成績を上げることもできますが、こと4教科については中学三年生になって慌てて勉強しても間に合いません。普段からの、それも、中学からではなくて幼少期からの取り組み・環境によって、身に着けていくと苦労がありません。

※4教科の成績のために「乳幼児編」「小学生編」「中学生になって間際にできること」は後日の公開です。

公園を走り回ることの大切

小学生でできることとは?
ズバリ「公園で走り回ること」です。

毎日、学校から帰って玄関にランドセルを投げて、走って公園で集結します。そこで夕方5時までに発見することはいくつもいくつも。
2時間アリの行列を見ている場合もあります。知らない草花に出会うこともあります。滑り台の順番を待ちます。走って転びます。怪我しない転び方をマスターします。雨が降り出します。木の下で雨宿りします。雷が鳴ります。木の下で雨宿りしてはいけないことを知ります。自転車のカギをなくします。みんなで探します。友達が泣きます。慰めます。励まします。薄暗くなって来た頃、鍵をみつけます。皆で大喜びします。幸せな気持ちになります。
…これはほんの一例。書いていてもきりがないくらい、毎日何かが起きます。それをひとつひとつ自分の体験としていくのです。
そして、それがその子の「人生」を形成します。

もちろん「受験」にも役立ちます。

直接的な「机上の」「教科書の」勉強をするよりも大切な経験が、「ある」のと「ない」のと。

「公園で走り回る」はひとつの例ですが、他にも「こどもならでは」の「体験」がいくつもあるのです。それをひとつひとつ蓄積していくことが、その子の糧となり、人生の節目節目を無事に乗り越えていくことにつながるのです。

よく寝てよく食べる

では、幼少期は?

幼児期からの早期教育が大切です!と聞くと、それは大変!出遅れた!とばかりに塾通いを始めます。字を覚えさせ、計算練習をします。
ある塾に潜入して驚いたのは、5歳で4桁の掛け算をしていたこと。そして同じ塾のお友達は計算が早いのに、ウチの子はまだ3桁がやっとなんです!どうしましょう!と嘆き悲しむ親がいたこと。

そのうち学校で習う頃にはできるようになる。
5歳で掛け算がまるっきりできない子は当たり前にいる。そして、もちろんそれが志望大学に入ることに何も差し障らない。

5歳の我が子が英語で自己紹介ができるようになったと両親は大喜び。
中学に入ってから始めても、国際社会で立派な仕事を成し遂げる人物になれるというのに。

先んじてできるようになったなら、その得意を活かしてより一層前進しなければ。皆ができるようになった頃に埋もれてしまってはもったいない。

そんな「この先で習うこと」を一生懸命先に覚えて、多くの勉強時間を取るよりも、この年齢は情緒教育に触れさせ、何よりも、健康な体を作ることが優先されます。

試験前の夜更かしも、高校生くらいの大人の体があって何とか持ちこたえることができるというもの。幼児にはマイナスなことばかりです。

よく寝て
よく食べて

毎日を元気よく過ごします。

しっかりした体を作り
健やかな心を育てます。

それが何より
その子の生涯において大切なことになるのだから。

・・・・・

以上は概要です。
役立つ詳細は追って。


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