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ぼくの自炊塾~「18歳からの自炊塾」比良松道一氏著を読んで~
僕の実家では、家庭の食卓の一切の準備を母親が担っていた。私たち兄妹と父親は、今日何が食べたいかリクエストするだけで魔法のように望んだ夕食にありつけた。産まれてから長い間、それに何一つ疑問を感じていなかった。キッチンで日々何が行われているかすら見たことがなかった。
そのため、毎日存分に美味しく温かい食事は食べていたが、それができるまでの過程や、この料理に食材に何が入っているか、食材がどこから来るか
ニュースを見ないで過ごした2020年~世界と僕の隔絶と確かな繋がり~
連日、スマホの画面に新型コロナ感染者の人数が表示される。今日も全国最多人数を更新した。夕食時、家族の会話の第一声は、決まって「今日何人出たらしいよ」だ。職場での同僚の会話を聞いても、「医療やばい」「日本やばい」と不安がっている人が多い。今、日本は、いや世界は大変な危機に陥っており、激動の時代を迎えているらしい。
一方僕にとっても、2020年は激動の1年だった。
僕は昨年2019年に結婚した。そ
あなたは無理する必要なんてない 幸福になるための論理④不公平感編その2
さて、今回はいよいよ我々の幸福を妨げる「不公平感」を克服する方法をお伝えします。
前回は、まず不公平感の正体を考えました。それは、自分の中の「損得勘定から来る他人への嫉妬」(A)と、「いい人と思われたいという願望」(B)の葛藤でした。
そしてこの感情に苛まれるのは人間としてごく自然なことであり特別なものでないことを確認し、そのことに悩む自分を許す(自己受容する)ための論理を展開しました。それは
「なぜ私だけこんな目にあわなくてはならないのか?」幸福になるための論理③不公平感編その1
・不公平感を感じていませんか? なぜ、「私だけ」なんだろう・・・
この感情、私たちが生きづらいと感じる多くの場合の原因になっていると思いませんか?
「なぜ、私だけがこんなに仕事をしなければいけないんだろう。あの人はあんなに楽してるのに」
「なぜ私だけが負担を負わなければならないのだろう」 etc
場合によっては、このような発想から「世界か悪い。こんな世界は壊れてしまえ」という感情まで行き着き
なぜ、損得勘定では幸福になれないのか?その1 幸福になるための論理②
さて、「どうすれば幸福になれるか」を論理的に語るシリーズ、2回目の今回と3回目の次回は、幸福になるために必須の「貢献」という行為の性質を深掘りしていきます。
よく、「情けは人のためならず」といって、他者に見返りを求めることなく行う行為が社会的に賞賛されますよね。
子供のころから私たちは、親や学校でそのような人間になるように何度も何度も言い聞かされてきたはずです。
一方、私たちは「偽善」
なぜ、「生きているだけでいいんだよ」と言えるのか?~存在しているだけで幸福な理由 幸福になるための論理①
さて、今回から、現時点で私が書籍と実践を通じて頭の中で構築した「どうすれば幸福になれるか」の論理をシリーズとして書いていこうと思います。
1 なぜ今、凡人が幸福を語るのか
幸福論は世に溢れている中、しがない地方公務員がなぜこれを語ろうと考えたのか。
幸福になるための思想はこの世の中には大量にあふれていますよね。数多くの幸福論から、宗教、哲学、自己啓発本・・・
しかしながら、どれもしっく