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読みログ⑥とくにわたしに欠けていたもの|「7つの習慣」第5の習慣

「7つの習慣」を、毎日読むのが習慣になっています。
毎日のタスクというよりは、読む時間が待ち遠しく、育児の合間の楽しみになってきています。

また、このnoteという場でアウトプットできることがとてもありがたいです。
誰かに伝えることを意識しながら読むことで、内容を深く理解しようと努めることが自然とでき、言語化することで自分の思考も視覚化され、より身に入っているように感じられます。

読んでくださっている方にも、何か有益なものが提供できればさいわいです。

過去の記事はこちらから。

フリーランスになると決めて、真っ先に取り組みたかったこと。
読みログ①人生が変わる予感|「7つの習慣」はじめに&第一部
読みログ②もう今までの自分には戻れない|「7つの習慣」第1の習慣
読みログ③人生の目的地とは|「7つの習慣」第2の習慣
読みログ④セルフ・マネジメントの鍵|「7つの習慣」第3の習慣
読みログ⑤成功の意味が書き換えられた!|「7つの習慣」第4の習慣


今回は、第5の習慣である「まず理解に徹し、そして理解される」


●まったく理解しようとしてこなかった

「まず理解に徹し、そして理解される」
これだけの簡潔な一文であるにもかかわらず、グサっとわたしの心に突き刺さった。

「効果的な人間関係におけるコミュニケーションの鍵」だとする原則、これこそ「まず理解に徹し、そして理解される」ということらしい。

文章を読み進めるにあたり、自身の数々の苦い経験が思い起こされた。
夫とのコミュニケーションにおいては、とくに…

わたしが夫に接してきたのは、こんなふうだ。
・夫が何か提案してきたことに対して、すぐに否定する。
・夫の悩みに対して、自分の経験から助言し、できなければ否定する。

・ちょっとしたことでも指摘し、改善を求める。

出会ったころは喧嘩がしょっちゅう。大声で言い合うことも頻繁にあった。
思い返すと「そりゃそうなるよな」と、思える火種を自ら生んでいた。

本書では、人の話を聞く際に「四つの自叙伝的反応」として、次の反応をしがちになると述べている。

・評価するー同意するか反対する
・探るー自分の視点から質問する
・助言するー自分の経験から助言する
・解釈するー自分の動機や行動を基にして相手の動機や行動を説明する

「7つの習慣」第5の習慣

ほとんどの人はこれらの反応を取ってしまうというが、例にもれず、わたしもその一人である。こうした反応をしているようでは、相手を理解することは到底できない。
相手のことを思って助言しているつもりが、自分の考えを押し付けてしまっている。相手の立場に立っていないから受け入れてもらえない。こんなコミュニケーションばかり続けていたら、相手は心を閉ざしてしまうだろう。

わたしも、相手を理解しているつもりでいた。しかし、それは自分のパラダイム(捉え方)から見える世界での理解であった。

人はみな違う。それは理解していたが、相手のことをもっと深いところまで理解する必要があった。

 あなたは配偶者中心の眼鏡で世の中を見ているかもしれない。私は経済やお金中心の眼鏡で見ているかもしれない。
 あなたは豊かさマインドに脚本づけられているかもしれない。私は欠乏マインドに脚本づけられているかもしれない。
 あなたは、視覚的、直観的、全体的に物事をとらえる右脳タイプで、私は分析的に系統立てて考え、論理的に物事をとらえる左脳タイプかもしれない。
 あなたと私とでは、これほどもののとらえ方が違うかもしれないのである。それでも、あなたも私もそれぞれのパラダイムで何年も生きてきて、自分に見えていることが「事実」だと思い、その事実が見えない人は人格や知的能力に欠点があるんじゃないかと疑ってしまう。

「7つの習慣」第5の習慣

上記の文章を読んで、いかに自分の理解が浅かったか思い知ることになった。



わたしは、数年前、あるブログを書いていた。
それは、乳幼児期がいかに大切な時期であるかということ、自然体験が子どもにもたらす影響。子育てのコツ、テクニック、スキル。

恥ずかしながら、白状しよう。
当時、頭の中で考えていたのは、こんなことだった。

世の中のママたちはあまりにも乳幼児期を軽んじている。わたしが教えてあげないと。
親は学ぶ必要がある。必要な知識、有益な情報を提供しないと。

表向きは「ママの手助けをしたい」という気持ちで、ブログを綴っていた。しかし、心の奥深くの部分では、読者のことを「勉強不足」「無知」と思っているに等しかった。

結果、2年あまり続けてきたブログだったが、わたし自身も、自分がしたいこととは違う気がしてきて、ブログは完全に閉鎖した。

そして、この本を読んで気づかされた。

わたしは、子育てに苦しんでいるママを「まず、理解に徹しよう」としなかったのだと。思いやりの気持ちで向き合おうとしなかった。自分の世界からしか見れないので、「勉強不足」「無知」としか思えなかったのだ。

本当に理解できたのだとしたら、それぞれのママさんがどういう背景で、どういう問題と向き合い、どういう悩みを抱えているのか、自分ごととして捉えることができただろう。

「まず、理解に徹する」ことで、相手に対するイメージもがらりと変わるのだろうと思う。決して、過去にわたしが思ったような、「勉強不足」「無知」とは思えないだろう。

●スキル以上に真摯に向き合うことの大切さ

「共感による傾聴の全体を氷山にたとえるなら、スキルは海面に突き出た一角、いわば表に出る部分である」と著者は述べている。

効果的に人間関係を構築する際にスキルも必要な手立てである。
本書では、四つの段階を紹介している。

第一段階 「相手の言葉をそのまま繰り返す
第二段階 「相手の言葉を自分の言葉に置き換える」
第三段階 「相手の気持ちを言葉にする」
第四段階 「相手の言葉を自分の言葉に置き換えると同時に、相手の気持ちも言葉にする」

「7つの習慣」第5の習慣

段階が上がるごとに、人間関係に効果的に作用するという。

しかし、このスキルも「人格」ありきで、誠実で思いやりのある人格が育っていなければ、どんなにスキルを磨いても効果は出ないばかりか、逆効果となる。

粘り強く真摯に向き合うこと。
相手の世界に入って、理解しようとする姿勢。

今後、息子が大きくなって思春期に突入したり、さまざまな人生の岐路に立って悩んだりするときがくるだろう。

そんな時に、絶大な理解者であれるように。
人生の味方であれるように。

そんなことを思うと、人格を磨いていくことの大切さをひしひしと感じた。
そして、人格を磨いていくことによって、夫婦関係や親子関係、さらには仕事関係、さまざまな人間関係を素晴らしいものにしていくだろうと確信できた。

●理解に徹することの難しさ

第5の習慣「まず理解に徹し、理解される」は、日常の場面で、実践する機会が多くあるだろう。しかし「理解に徹する」ことは一筋縄ではいかず、著者自身も「すべての習慣の中で一番苦労した」といっている。

わたしも、難しさを実感した出来事があった。
2歳半になる息子が「でんしゃの…」とずっとつぶやいていて、何かわたしに訴えかけていた。どうやら「電車の〇〇」が自分ではわからず、ママに理解してもらおうと、何度もつぶやいていたのだった。

わたしの世界から見ると、はっきり言ってどうだっていい。些末な問題かもしれない。しかし、息子にとっては最重要事項。今すぐこの問題を解決したいと思っているに違いない。必死の形相で訴えかけてきていて、「わからない」と大泣きしている。

息子の世界に立って「まず、理解に徹する」ことを実践してみた。
息子の頭の中を想像して、「電車の〇〇」を言い当てようとするが、どれもこれも違う。違ったら、また大泣き。

次は、息子の感情に寄り添ってみることにした。
「わからなくて悲しいね」「くやしいね」「どうしてもわかりたいんだね」
こんなことを言いながら、抱きしめた。

結局、「電車の〇〇」は何かわからなかったが、息子は落ち着き、機嫌よく次の遊びを始めた。

忍耐力や想像力、自分の枠を取っ払って相手の立場に立つ思いやり。
すべてを総動員させながら、相手と向き合うことは、かなりのエネルギーだ。

なかなか難しいこともあるが、「向き合おうとする姿勢」は絶対に伝わるものだとも実感できた。今後も、日常の中のあらゆる場面で、「まず、理解に徹する」ことを意識していきたい。

・経過報告

「第1の習慣|主体的である」実践中です。

○noteを週3日以上投稿する。
→今週3個目
・3月10日までに「7つの習慣」を読み終え、読みログを書き終える。
→ちょっと怪しくなってきたけど、焦らずに読み進めよう。
○トイレ掃除を続ける。→(21日目)
△30日間テストを行う。
→寝不足の時に、ネガティブな感情を選択してしまうことがあるので気をつけたい。


本日も読んでいただきありがとうございます。
書きたいことがありすぎて、どうしても長くなってしまう…

スキ、フォロー、コメント、とってもうれしいです。
「7つの習慣」の読みログ。残り3つの予定です。
いっしょに学んでいきましょう!

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