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読みログ①人生が変わる予感|「7つの習慣」はじめに&第一部

前回の記事で、2月いっぱいは「7つの習慣」を読み解くことに力を注いでいくことを宣言しました。

ごめんなさい。
思いの外、読むのに時間がかかりそうなので、期限をあらためます。

3月10日まで!(がんばる)

それまでは、じっくりと読み込むことに専念し、気づきや学びなどを、こちらでアウトプットさせていただけたらと思います。


✳︎


はじめに言っておきます。

内容を紹介する読書記録ではありません。
個人的な視点で読んでいるところがあります。それは、現在の今のわたしの立ち位置から、必要だと思える情報を受け取っているからです。

「こんなふうなものの見方もできるんだ」と、思ってもらえると幸いです。本書自体が、現在の「ものの見方」を、ガラリと変える考え方を示してくれています。




1 「はじめに」と第一部の概要

「真の成功」とは何なのか。
名声、お金、物質的な豊かさ、大きな功績。
そういったものに恵まれたとしても、真に「幸せ」だと言い切れない人が少なくない。それは、なぜなのか。

自分の最高の望みを達成し、最大の困難を克服したいのであれば、自分の求める結果を支配している原則や自然の法則を知り、それを適用する

「7つの習慣」はじめに より

では、この「原則」とは、いったい何なのか。

第一部では、その原則の根幹となる考え方を、具体的なエピソードとともに書き表している。また、第二部より展開されていく「習慣」の定義や「習慣」の意味するところを紹介している。

2 心に留まったキーワードより

●「自分の人生は自分で創造する」

まず、どきっとした言葉が目に飛び込んできた。

本書では、「自分の人生は自分で創造する」ことが、「人間の長い歴史を通して見出された成長と希望の原則」としている。

これが、正真正銘の「原則」なのだとすると、なんと喜ばしいことだろうと思った。
今まで、わたしは「自分の人生は自分で創造できるはず」と信じてはいたが、内心「本当にできるのだろうか」という疑いの念も少なからずあったからだ。

本書にはっきりと「原則」と書かれていることで、疑う余地もなく、信じていいのだと心が晴れた思いがした。

●「パラダイムシフト」

「パラダイムシフト」とは、簡単に言うと、今まで思い込んでいた価値観が180度覆され、新たな価値観に刷新されること。

問題は外部にあると思いがち。
環境が悪いから。会社に恵まれていないから。
社会が、上司が、夫が…
などと、不満を探そうとすればいくらでも出てくるかもしれない。

そして、自分自身が問題に焦点を当てていることに気がつかないまま、問題を肥大化させている。

今、問題に直面していると感じている場合、真に問題を解決しようとするならば、自分が変わるほかない。

そして、本書では、自分が本当に変わるためには自分の「ものの見方」を変えるしかないと、書かれている。自分の見方を変えることで問題が問題ではなくなるのだ。

〜 〜 〜

いきなり、わたしの実体験を例にしてみようと思う。

小学校教員時代の話。
Aくんという男の子がいた。活発でクラスのリーダー的な存在で、皆から一目置かれていた。
その子が、2学期くらいから徐々に荒れ始めていき、わたしが何を言っても聞かないようになっていた。授業中に立ち歩きを始めたり、特定の子をいじめたり、手に負えない状況にまできていた。

わたしは、その時にはAくんを「厄介な子」「言うことを聞かない子」として見ており、どんどんと注意する頻度や強さが増していった。
しかし悪循環に陥り、担任のわたしに対する暴言が増えていった。

クラスは崩壊寸前だったが、なんとか年度末まで持ち堪え、Aくんの担任も外れた。
自分の力量不足が情けなく、どうしたらよかったのだろうと悩む日々だった。

それからも、Aくんと顔を合わせることがあった。

朝、校門の前に会ったり、掃除中になぜか教室にやってきたり。相変わらず、暴言を吐かれていた。

でも、その時には、わたしも肩の荷が降りていたのだろう。
「担任だから、言うことを聞かせないと」みたいな気持ちはなく、他の子と同じように、挨拶をし続けたり、自然に声をかけられるようになっていた。

「厄介な子」として見ていたときには、何も解決しなかった。でも、ある時から、Aくんの反応は気にしない、わたしがプラスの関わり方を続けよう、と思えるようになっていた。

すると、Aくんに対する思い込みも消え、「かわいい男の子」「愛情を欲している子」なのだなと思えるようになった。

結果、暴言を吐かれることはなくなり、放課後、クラスの子に混じって、Aくんもいっしょに遊ぶようになっていた。

〜 〜 〜


これも思い返すと、自分が変わったことによる「変化」なのだろう。

「ものの見方」を変えるためには、自分の思い込みに気がつかなければならない。

●「個性主義⇔人格主義」

個性主義も人格主義もどちらも大事ではあるが、と前置きはしつつ、本書では「人格主義」が「真の成功」には欠かせない要素であるとしている。

個性主義•••態度、行動、スキル、テクニック
→対処療法的、即効性はあるが持続しない

人格主義•••誠意、謙虚、誠実、勇気、正義、人間の内面にあるもの
→半永久的に持続

「個性主義」のあり方が世の中では一般的で、そうした内容の本や、アドバイスなども多く見受けられる。

わたしも、その場しのぎであったとしても、「個性主義」の本をむさぼるように読んでいた時もあった。(それこそ、学級崩壊寸前の時とか)

でも、やっぱりそれでは、変わらなかった。
根本的に自分自身が変わる必要があったのだ。
時間はかかろうとも、真の成功への近道は「人格主義」なのだろうと、苦い思いを経験したからこそ、実感できる。

●インサイドアウト

その人の内面が外側に現れる。
「内面」というのは、自分の奥深くの「ものの見方(パラダイム)」、動機、人格。

仕事も子育ても、人間関係すべてにおいて、「インサイドアウト」は当てはまっているだろう。

ここでも、問題と感じているのであれば、変わるべきは「自分自身」だと思わずにはいられない。



✳︎



「はじめに」「第一部」を読み終えた感想としては、エピソードなども交えて分かりやすく紹介されているので、理解力がそれほどあるとは思えないわたしでもすこしは理解できたような…。

でも、まだ完全には理解しきれてないと思います。これから先、しっかり読み進めたら、だんだんと理解できてくるのかなぁ。

個人的に「人格主義」のあり方で生きていきたいと思ったので、内容が深く理解できるまで、読み込んでいきたいと思います。

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