マガジンのカバー画像

児童福祉

36
運営しているクリエイター

#子ども

「頑張り屋さん」なんて言わないで

追い込まれた環境で生きてる子どもを「頑張り屋さん」って表現するの、どうなんだろう。頑張り屋さんというか、生きるには極限まで頑張るしかなかっただけかもしれない。頑張り屋さんというより、耐えなきゃ死んじゃうから耐えてるだけかもしれない。いつか、やりたいと思えることを頑張れますように。マイナスを0に近づける努力じゃなくて、色んなものをプラスしていける人生になりますように。何もできないけれど、愛情に似たも

もっとみる

「子どもが好きか?」「子どもが可愛いか?」という愚問

これらの質問が嫌い。

教育関係者にこんな質問されたときには、心から軽蔑した。

①「子どもが好きか?」について

好き嫌いにかかわらず、真摯に対応しなきゃいけない。

だから、教育の世界に入った時点で、「子どもが好きか嫌いか」なんて、聞いちゃいけない。前提というか、そういう目で子どもを見ちゃいけないと思う。

また、教育者ではなく一個人として子どもを見るなら、そりゃ好きな子どももいれば嫌いな子ど

もっとみる

短冊の願い事

バイト先で短冊に願い事を書く機会があった。

バイト仲間の女の子と30分くらい考えたら、願い事がどんどん出てくる。

くだらないものから差し迫ったものまで。

結局、「欲が無くなりますように」って書いといた。

「お金持ちになりたい」

「パティシエになりたい」

「早くおうちに帰りたい」

などの中に紛れ込む、「欲が無くなりますように」

子どもの理解を無視してみた。

「水って何でできてるの?」

小2に聞かれて、答えられなかった。

なな「酸素って知ってる?」

こども「知らない」

なな「だよねー…酸素っていう粒と水素っていう粒が合体して水になるんだよ」

こども「ふ~ん…(よく分からなそうな顔)」

この説明じゃ分からないの、当たり前だ~。

水って何でできてるのか…。

つい、学校でH2Oと習うので、水はH2Oって暗記して、理解した気持ちになってた。

でも、私だって、水が何でできて

もっとみる

子どもの感性って、可愛い

バイト先の小2の女の子と、「逆さ言葉を考えよう」みたいな遊びをしてた。

「ゆっくり歩いてね」→「はやく走ってね」みたいな。

歩くの反対が走るなのかは分からないけど、子どもにとって、どの言葉とどの言葉が似てて、反対なのか、知る手がかりになるから面白い。

子どもが言葉をどうとらえてるかって、聞いててすごく面白い。

特に印象的だったのは、「涙」の逆さ言葉。

小2の女の子、上の2番の両方の歯が抜

もっとみる