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児童福祉

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2017年7月の記事一覧

対人援助職の援助者の「性」

対人援助職において、先生や職員に対する「可愛い」とか「かっこいい」とかの【異性としての魅力】みたいなものって、あまり良くないものだと思ってる。

胸が強調されるぱっつぱつの服とか、

男の子にぶりっこっぽく話しかけることとか…。

そういうのを見ると、「あぁ…」ってなる。

対人援助においては、特に中性に徹したい。

性をなるべく排除したい。

性を盛り込んだ対人援助は、教育や福祉ではない。それは

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私は本当に子どものことを理解できないのか?

「人の気持ちなんてわからない」

「子どもの気持ちなんてなおさら分からない」

とか言って、児童福祉のアルバイトを半ば投げやりにこなしてた。

でも、それは言い訳だ。

私は子どものことが見えていない、わけじゃない。

見ようとしていないだけだ。

だって、アルバイトを始めた時には、ちゃんと見えていた。

あった能力が無くなるわけない。

慣れとともに、大切なものを流してしまったようだ。

また一

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「子どもが好きか?」「子どもが可愛いか?」という愚問

これらの質問が嫌い。

教育関係者にこんな質問されたときには、心から軽蔑した。

①「子どもが好きか?」について

好き嫌いにかかわらず、真摯に対応しなきゃいけない。

だから、教育の世界に入った時点で、「子どもが好きか嫌いか」なんて、聞いちゃいけない。前提というか、そういう目で子どもを見ちゃいけないと思う。

また、教育者ではなく一個人として子どもを見るなら、そりゃ好きな子どももいれば嫌いな子ど

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誰にでも懐く幼児

ほど怖いものはないね。

会って5分もしいないうちに「先生大好き。」

関係性もできてないし、私の名前も分かってないくせに、大好きなんて。

バイトしたてのごく初期のころは「懐いてくれて嬉しい」なんて呑気に考えてたけど、

いまはすぐに懐いてくる幼児を見ると、

「あぁ、愛情の受容体がぶっ壊れてるなぁ」って思う。

誰にでも懐くのは、人間を識別していない証拠。

人見知りは、親を識別出来ている証拠

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言葉で伝えるのが苦手な人

が、きっとたくさんいる。

特に、子ども。

「言わなきゃわからないでしょ!」と叱られたって、

表現できないものは表現できない。

言葉をしらない。

言葉の組み立て方を知らない。

覚えてない。

記憶が改ざんされてる。

いろいろあって、言葉で説明させるって、難しい要求だと思う。

(まぁ、大人が見てない場合、言葉で説明してもらうしか状況を入手する手段がないからある程度は仕方ないけど。)

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体調の心配をされるのは、問答無用で嬉しい?

児童福祉のバイトしてて、感じた。

しかも、養護教諭養成課程にいるので、興味深い気づき。

(※個人的に「気づき」っていう日本語が嫌いだけど、awarenessは気づきと日本語訳されるので仕方がないと諦めている。)

あまり関わりのない男の子が体調悪かったようなので、心配してるよというメッセージを二回ほど書いた。

そしたら、次の日からすごい話しかけてくれるようになった。

「僕の事認識してるから

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児童福祉の幼児の悲しみ

もう児童福祉施設で夜勤のアルバイトを始めてから1年以上が経った。

最初はいちいち案件に心を痛めていたけど、最近は良くも悪くも慣れてきて、機械的に過ごしている。

いんだか悪いんだか知らないけど…。

3歳の、ようやく会話可能なレベルの子と話してると、うわぁってなることがある。

まず、少し嫌なことがあると「ぶっとばすからね」って繰り返しいうこと。きっと、親がそうやって怒ってたんだろうって、容易に

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