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うだ すいか
2020年5月20日 01:25
幸せになりたい。しあわせ。毎日のように馳せて時に声になって6畳1間に融ける。しあわせ。なんて曖昧で、掴みどころがなくて、無責任なのだろうか、と思う。幸せになりたい。喉から手が出る程、欲しくて欲しくてたまらない。血が滲む程憎い。ばかやろう。不公平だと思った。「しあわせって結局のところなんなんだろうね 」。隣に恋人がいること。おいしいご飯を食べること。ふかふかの布団で、昼過ぎまで眠ること。
2020年5月5日 03:40
自分の中から太宰治が消えていく。noteを書き始めて少し経った頃に、文体診断なるものをした。自分の書く文体が、どのような作家さん、或いは文豪に近いのかを診断してくれるサイトだ。好奇心だけで見たその結果に太宰はいなかった。当然といえば当然だ。いま、「栃野めい」の書く文には太宰の残り香はない。学生時代は2年間、文芸部に所属していた。心底太宰治を愛し、教科書をそっちのけで読み耽っていた頃だ。影響