映画「ドラゴン危機一発」を三幕構成で分析する!!
本記事では、映画「ドラゴン危機一発」を取り上げます。
本記事全体のまとめ
※本記事全体をレポート形式にまとめました。本記事後半の文章と同内容ですので、お好きな方でお読みくださいませ!
ストーリー
純朴な青年・チェン。
彼は中国の田舎町からタイの製氷工場に出稼ぎにやってきた……が、その工場の上層部は麻薬密売に関与していた。
彼らは残忍で、秘密を知ってしまった労働者を次々と殺していく。
やがて真相に気づいたチェンは得意なカンフーで社長やその息子をぶち殺し、皆の仇を取ったのだった。
各パートの出来事
▶第1幕(1-24分)
・中国の田舎町からタイに出稼ぎにやってきたチェン。到着早々、彼は人びとに迷惑をかけるチンピラに遭遇した。止めに入ろうとするが……首のペンダントを見て思いとどまる。チェンはカンフーの達人ながら、「絶対に喧嘩をしてはいけない」と母に厳命されているのだ。
・チェンは、いとこのシュウの家に居候し、近くの製氷工場で働き始めた(なおチェン同様に、シュウの家に住み製氷工場で働いている青年が複数いる)。
・そんなある日……製氷工場の労働者2人が偶然白い粉を目にしてしまう。そう、じつは工場の上層部は麻薬密売に関与していたのだ!2人は口封じのために殺され、その遺体は始末された。
▶第2幕前半(24-49分)
・忽然と消えた2人!「製氷工場の工場長と社長が何か隠しているようだ」と感じたシュウは、警察に通報しようとする。だがその前に……彼もまた殺されてしまった。
・今度はシュウが消えた!工場労働者たちは工場長が怪しいと考える。そして「シュウらが戻ってくるまでストライキだ!」と宣言した。
・生意気な連中だ!社長と工場長は子分を送り込み、労働者を暴力で支配せんとする。だが労働者も黙ってはいない。かくして大乱闘になる。
・当初、チェンは母の言いつけを守って乱闘を静観していた。しかしペンダントを壊されたことをきっかけに大暴れ。たった1人で子分をぶちのめしてしまった。
▶第2幕後半(49-77分)
・その強さを目の当たりにした社長と工場長は、チェンを懐柔することにした。まずは、彼を工場の主任に任命。さらに宴会を開き、売春婦をあてがった。純朴なチェンは酒を飲み、おだてられる内に気持ちよくなってしまう。
・工場労働者たちは、最初は「チェンはすごい奴だ!」と盛り上がっていた。だがやがて……「社長や工場長に懐柔され、寝返ったに違いない!裏切者め!」。
・皆に誤解され、チェンは悔しい。彼は誤解を解くべく、社長を追及しに行く。だが上手く丸め込まれてしまう。とはいえ、やはり納得できぬ。
・チェンは手がかりを求めて先日の売春婦のもとへ。そして、社長らがじつは大悪党だと教えてもらう。
▶第3幕(77-99分)
・チェンは工場を探り、麻薬とシュウらの遺体を発見した。と、そこに社長の息子と子分が登場。彼らはチェンを殺そうとするが、チェンは圧倒的な強さで逆襲した。
・戦いの後、チェンが帰宅。すると工場労働者たちは殺され、シュウの妹はさらわれていた。
・チェンは悩む。自分に何かあれば故郷の老母が独りぼっちになってしまう。……とはいえ、仲間のために引き下がることはできぬ!
・彼は意を決し、社長の屋敷へ。そして激戦の末に社長(カンフーの達人)をぶち殺した。
・チェンはこうして仇を討ったわけだが……仲間を失い、母の言いつけにも背いてしまった。さらにその後、彼は警察に逮捕された。
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最後までお読みいただきありがとうございました。みなさんの今後の創作・制作のお役に立てば幸いです。
(担当:三葉)