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映画「デス・サファリ サバンナの悪夢」の分析と応用!!【分析編】

本記事では、映画「デス・サファリ サバンナの悪夢」を取り上げます。


本記事全体のまとめ


※本記事全体をレポート形式にまとめました。本記事後半の文章と同内容ですので、お好きな方でお読みくださいませ!


ProfileSheet_映画「デス・サファリ サバンナの悪夢」 (1)

ProfileSheet_映画「デス・サファリ サバンナの悪夢」 (2)

ProfileSheet_映画「デス・サファリ サバンナの悪夢」 (3)

ProfileSheet_映画「デス・サファリ サバンナの悪夢」 (4)

ProfileSheet_映画「デス・サファリ サバンナの悪夢」 (5)


概要/キャラ


概要

・監督:ダレル・ジェームズ・ルート

・制作年:2007年

・制作国:アメリカ、南アフリカ

・原題:PREY


テーマ、テイスト

・家族愛。

・野生動物の恐ろしさ。


▶舞台

・時代:現代

・場所:アフリカの草原


▶主人公

・名前:エイミー・ニューマン

・性年齢:女性、30-40代

・特徴1:最近トムと結婚した。トムの連れ子と上手くいかずに悩んでいる。

・特徴2:ストレスを感じるとタバコを吸う。ただし、トムらには隠している。


▶副主人公

・【1】トム:エイミーの夫。

・【2】ジェシカ:トムの連れ子。14歳の少女。反抗期。エイミーを嫌っている。

・【3】デヴィッド:ジェシカの弟。比較的エイミーに懐いている。

・【4】クロフォード:偏屈な猛獣ハンター。


▶敵対者

・ライオン。


三幕構成


<ストーリー>

▶第1幕(0-20分)

・ニューマン一家が、旅行でアフリカにやってきた。

・エイミーはトムの連れ子2人(ジェシカ、デヴィッド)と仲よくしたい。だが上手くいかない。特にジェシカはつんけんした態度を取る。

・エイミー、ジェシカ、デヴィッドは車に乗り込み、ガイドと共にサファリツアーに出発した(トムは仕事の都合で残る)。ツアーの途中、ライオンが襲ってきてガイドは食い殺されてしまう。


▶第2幕前半(20-39分)

・車内に取り残された3人。外にはライオン。車の鍵は行方不明。彼らは助けを待つことしかできぬ。3人は恐怖や渇き、飢えに苦しむ。

・翌朝、3人の捜索が始まる。トムは偏屈ながらも腕利きの猛獣ハンター・クロフォードにも協力を要請した。

・しばらく後、3人は車外に落ちていた車の鍵を命からがら回収。そして車を走らせた。だがすぐに車は故障。また動けなくなってしまう。


▶第2幕後半(39-62分)

・絶望する3人。エイミーとジェシカは感情的な言い争いをする。

・一方、トムはクロフォードと共に草原を走り回り、3人を探す。

・やがて3人はまたライオンに襲われる。だが、ちょうどそこにやってきた密猟者に救われる。言葉は通じぬものの、密猟者は水をくれるなど親切だ。

・苦労を共にする中で、エイミーとジェシカの距離が縮まっていく。


▶第3幕(62-82分)

・3人の前で、密猟者がライオンに食い殺される。3人は再び絶望する。だがエイミーは、「私がこの2人を守ってみせる!」と強く決意。バリケードを作るなどしてライオンの襲撃に備えた。

・やがて、トムとクロフォードがエイミーら3人を発見。

・彼らはまたもライオンの襲撃を受けるが、エイミーが果敢に戦い、ライオンをぶち殺すことに成功。いまやすっかり仲よし家族になった4人は草原を去っていった。


<主人公の目標>

・第1幕、第2幕前半、第2幕後半:ライオンに食い殺されることなく、生きて帰る(トムらの助けを待つ)

・第3幕:ライオンに食い殺されることなく、生きて帰る(トムらの助けを待つ + 私が家族を守る)


特に印象に残ったポイント


<Point1>

▶出来事

・第1幕:トムの連れ子と仲よくしたいエイミー。しかしジェシカは、やたら反抗的な態度を取る。かくしてエイミーは困惑し、そしてイライラする。彼女はこっそりタバコを吸おうとする。

・第3幕の序盤:ジェシカとデヴィッドが、車内にあったライターを発見する。2人は「これ誰の?」。エイミーが気まずそうに切り出した「……私のよ。ストレスを感じると吸いたくなるの。今回の旅行はあなたたちと一緒だから、その……」。2人はニヤッと笑った。ジェシカが言う「私たち、時々手に負えないもんね」。エイミーは苦笑する「そう、時々ね」。ジェシカは笑った「パパには黙っておくわ」。

・第3幕の終盤:エイミーは、ライターとガソリンを使ってライオンをぶち殺した。かくしてニューマン一家は救われた。


▶感想、印象

・ライターが巧く使われている。まずは<3人が完全に打ち解け、いまやすっかり家族になったこと>を示す小道具として。そして、そのライターを使ってライオンをぶち殺すことで、<家族の絆はどんな危機をも乗り越えること>を示唆する小道具にもなっている。


<Point2>

▶出来事

・第1幕~第2幕後半の半ば:ジェシカは隙あらばイヤフォンを耳に差し、音楽プレイヤーで何かを聞いている。

・第2幕後半の終盤:音楽プレイヤーが壊れる。そしてその直後、ジェシカはエイミーに「パパとの馴れ初めを教えて」と声をかけ、これをきっかけに2人の距離は縮まっていく。


▶感想、印象

・音楽プレイヤーが、<ジェシカの心の開き具合(心を閉ざしている → 心を開き始めた)>を示す小道具として巧く使われている。



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(担当:三葉)

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