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映画「イップ・マン 序章」を三幕構成で分析する!!

本記事では、映画「イップ・マン 序章」を取り上げます。


本記事全体のまとめ


※本記事全体をレポート形式にまとめました。本記事後半の文章と同内容ですので、お好きな方でお読みくださいませ!


ProfileSheet_映画「イップ・マン 序章」 (1)
ProfileSheet_映画「イップ・マン 序章」 (2)
ProfileSheet_映画「イップ・マン 序章」 (4)


ストーリー


時は1930年代後半、場所は中国武術のメッカ・仏山。

そこで最強と噂されているのが、詠春拳の使い手・葉門(イップ・マン)である。

彼は人びとから敬愛され、家族と共に穏かに暮らしていた。

だが、日中戦争が始まったことですべてが激変。葉門は極貧生活の中、家族や仲間を守るために、そして中国人の誇りを守るために日本軍の空手家たちと戦い、勝利した。


各パートの出来事


▶第1幕(0-25分)

・舞台は1935年、多数の道場が立ち並ぶ中国武術の町・広東省仏山。

・葉門は、仏山で最強と噂される男だ。彼は①詠春拳の使い手。②資産家で、妻子と共に裕福に暮らしている。③道場は開いておらず、弟子はいない。④人格者で皆から敬愛されている。⑤妻は、葉門が武術をするのを嫌がっている。家族との時間をもっと大切にしてほしいと願っているのだ。

・ある日、廖(武術の達人)が道場を新設。武名を上げようとして葉問に挑戦した。しかしあっさり敗北、気まずそうに立ち去った。

・別の日、金(チンピラ拳法家)が子分を引き連れて仏山に乗り込んできた。彼は道場荒らしを繰り返し、「俺が最強だ!」と豪語した。だがやがて葉門の存在を知る。


▶第2幕前半(25-50分)

・金は葉問に対戦を要求した。葉問が応戦し、楽々勝利。皆は彼を「仏山の英雄だ」と賞賛した。

・ところが……1937年、日中戦争勃発。葉問の資産は没収され、葉問家族は他の人びとと同様に極貧生活を送るようになった。葉問は肉体労働を始めた。

・やがて葉問の仕事場に佐藤(日本軍大佐)がやってきた。曰く「日本人空手家と試合をする者を探している。勝者には米を与える」。何人かが立候補し、道場に向かった。

・まずは廖が対戦、彼は見事勝利した。

・次いで、林(葉問の昔馴染み)が三浦(日本軍将軍)と戦うが……三浦は強い!林は惨敗。さらに、林は三浦を侮蔑するような態度を取ったため、三浦に蹴り殺されてしまった。


▶第2幕後半(50-78分)

・翌日、佐藤が再びやってきた。葉問は林の姿が見えぬことを訝しみ立候補、道場に向かった。まずは、今日も廖が戦う。だが敗北。そして彼は佐藤に銃殺されてしまった。

・葉問は激昂。これまでになく攻撃的な戦い方で空手家10人をぶちのめした。三浦はその強さに敬意を示す。一方、葉問は深い悲しみを胸に帰宅。

・その頃……周(葉問の友人)が経営する綿工場が、金の脅迫を受けた。葉問は周に乞われ、工員に武術を教えるようになる。

・しばらくして……葉問のもとに佐藤がやってきた。佐藤は葉問の妻をいやらしい目つきで見る。葉問は家族を守るために佐藤をぶちのめし、そして報復を避けるべく身を隠した。


▶第3幕(78-103分)

・綿工場に、再び金がやってきた。葉問は潜伏中だったが、しかし居ても立っても居られず隠れ家を飛び出し、金とその子分をぶちのめした。

・そしてこの戦いのせいで、葉問の居場所が日本軍にバレてしまった。

・三浦は言った「あなたの腕前は素晴らしい。我々に中国武術を教えてくれ。さすれば命は助けよう」。しかし葉問は「『仁』の精神を持たぬ日本軍人に教えることはできない。知りたければ私と戦えばいい」。かくして、葉問と三浦は文化交流という名目で対決することになる。

・三浦は強い。だが……葉問はもっと強い!彼は三浦をぶちのめした。

・直後、「日本人が中国人に負ける訳にはいかぬ」と佐藤が発砲。葉問は負傷するものの、一命は取り止めた。


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(担当:三葉)

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