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物語が単調だと感じたら、別ジャンルの要素をひとつまみ加える

リー「やつを逮捕するには不十分だな」
ブレイスウェイト「そうだ。証拠が何もない。だから、きみにその証拠をつかんでもらいたい

映画「燃えよドラゴン」


◆概要

【物語が単調だと感じたら、別ジャンルの要素をひとつまみ加える】は、創作の技術の1つである。


それがどれほど面白い物語でも、お約束通りの展開が続けば読者・鑑賞者は飽きてしまうものだ。そこで、この「別ジャンルの要素をひとつまみ加える」というテクニックの出番である。


◆事例研究

◇事例:映画「燃えよドラゴン」

映画「燃えよドラゴン」はカンフーアクション作品だ。主人公(リー)やその仲間が格好よく戦い、敵をぶちのめすシーンが見どころである。

だが、それだけではない

じつはリーには、「ハン(人身売買や麻薬密売の容疑者)が罪を犯している証拠を探す」という任務が課せられている。したがって彼はハンが所有する島の中を毎晩こっそり捜索する……「私はただの武術家です」という風を装い、ハンの子分に見つからぬよう細心の注意を払いながら。

つまり「燃えよドラゴン」には、スパイもの・ステルスアクションものという一面もあるのだ。だから飽きない。最後まで楽しめる。もしもリーが戦うだけの映画だったら、それがどれほど格好よくても途中で飽きてしまう懸念があると思うのだ。


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