【#3 特訓!】「けいおん!」を三幕構成で分析する
▶ 「三幕構成」を詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ😁 → シド・フィールドの「三幕構成」をバッチリ説明するぜ!!
分析対象
三幕構成
ポイント①
本話の主人公は、唯。
そして本話の主題は、「唯の天才性」です。
・1:唯が、ギターに夢中になる
・2:その代償として、中間テストで追試になる
・3:しかし、一夜漬けで100点を取る
・4:ところがその代償として、せっかく覚えたギターのコードを忘れてしまう
……という展開を通じて、「普段はおっちょこちょいのドジっ子だが、一度真剣になると強烈な集中力を発揮する」「そして、猛スピードで成長する」「しかし、1つのことにしか集中できない」といった唯の天才っぷりがコミカルに描写されているのです。
ポイント②
上述の通り、唯は「天才」です。しかし、だからといってそう易々とギターを習得することはできないでしょう。
というのも……「オープニング」の澪のセリフを思い出してください。
「ギターの弦は、指を切りそうで怖い」という唯に対して、澪は言いました「練習している内に指の先が硬くなるから、血が出たりすることはないよ」。
そう、ギターを習得するには、指の先が硬くなるほどたくさんの練習が必要なのです。
「けいおん!」は、「主人公は天才 = 無敵」というタイプの物語ではありません。
ポイント③
本話の「第2幕後半」で、律ら3人は和(唯の幼馴染)、憂(唯の妹)と親しくなります。
そしてこれ以降、彼女らは何かと交流するようになる。
すなわち、本話は「軽音部のメンバー(律ら3人)が、軽音部を支える重要な脇役キャラ(和、憂)と知り合う」というエピソードでもあるのです。
なお、「軽音部を支える重要な脇役キャラ」は和、憂以外にもう1人います。さわ子先生です。ただし、さわ子先生が本格的に登場するのは第5話以降です。
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(担当:三葉)
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