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大事件や大問題を、「ほんの○○だよ」「ただの○○さ」と取るに足りないことのように語る ~映画「10日間で男を上手にフル方法」の場合

アンディ「(何かプレゼントをもらって歓喜)くぅ~!明日の夜よ!」
同僚「明日の夜、何かあるの?」

アンディ「別に?ただ、人類が生み出した最高に刺激的で芸術的なスポーツの試合があるだけ!」

映画「10日間で男を上手にフル方法」




◆概要

【大事件や大問題を、「ほんの○○だよ」「ただの○○さ」と取るに足りないことのように語る】は「魅力的なセリフ、会話」を作るためのアイデア。


◆事例研究

◇事例:映画「10日間で男を上手にフル方法」

▶1

本作の主人公はアンディ(20代の女性)。

彼女は、とある出版社に勤務している。


ある日、

・Step1スポーツ紙の記者からプレゼントが届いた時のことだ。

・Step2:アンディはひと目見るなり、満面の笑みを浮かべた。そして「くぅ~!明日の夜よ!」と叫んだ。

・Step3:同僚が訊く「明日の夜、何かあるの?」。

・Step4:するとアンディは「別に?ただ、人類が生み出した最高に刺激的で芸術的なスポーツの試合があるだけ!」。――じつは彼女はバスケットボールの大ファン。そしていま、NBA決勝戦のチケットをもらったのだった。


▶2

ご注目いただきたいのは、「別に?ただ、人類が生み出した最高に刺激的で芸術的なスポーツの試合があるだけ!」」というアンディのセリフである。

バスケットボールのファンがNBA決勝戦のチケットをもらったのだ。どう考えても大事件である。一大事である。ところがアンディは「別に?」だの「ただ○○があるだけ」だのと、まるで些細な出来事のように語った。

これがいい。

アンディがまるで子どものように喜び、浮かれていることが伝わってくる


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