ペンた丸の南極生活

ペンた丸の南極生活

マガジン

最近の記事

  • 固定された記事

南極生活1日目

本日、2020年6月7日から僕は南極生活を開始する。 とはいえ、実際に南極で暮らすわけではない。僕にはそんな度胸もお金もないのだ。 なので代わりに、自分の部屋で南極の暮らしを体験する。アメリカンスタイルやアジアンテイストの家があるように、僕の部屋も南極風のインテリアにアレンジし、気分だけでも南極を味わおうというわけだ。そして、その様子を毎日ブログで綴っていく。つまりは、南極生活(仮)。架空でOLになりすます人がいるくらいだから、それに比べればまぁ可愛いものだろう。 まず

    • ペンた丸の南極生活(仮)

      2020年の夏を南極に奉げた男がいた。彼の名は、ペンた丸。以下は、彼が6月7日~8月31日までの約3カ月間毎日綴ったブログの一部始終をまとめたものである。 南極生活1日目本日、2020年6月7日から僕は南極生活を開始する。 とはいえ、実際に南極で暮らすわけではない。僕にはそんな度胸もお金もないのだ。 なので代わりに、自分の部屋で南極の暮らしを体験する。アメリカンスタイルやアジアンテイストの家があるように、僕の部屋も南極風のインテリアにアレンジし、気分だけでも南極を味わお

      • 南極生活八十六日目

        今日で八月もおしまい。雨にも負けず、風にも負けず、海にもキャンプにも行かず、こうしてひと夏を部屋の南極化に捧げたわけだが、やはり今気になるのは南極化する選択肢として「部屋」が正解だったのかということ。南極化するのは部屋に限るという変なこだわりが障壁になってるのではないか。南極風インテリアに固執せず、例えば、服を南極化する南極風ファッションだとか、女子なら南極風メイクを施すとか、料理なら南極風麻婆豆腐を作るとか、幅広く挑戦していこうよ。そしたら、いつかきっと「南極風」というマイ

        • 南極生活八十五日目

           僕ね、おバカなの。そのしょうこにね、鉛筆をね、すぐ両側から削っちゃう。あとね、温泉もね、ぬるぬるしてるってだけでね、あぁこれ絶対いいお湯だって確信しちゃう。おバカでしょ。あー早くサンタさん来ないかな。サンタさんって北欧の人だから何曲までプレゼント持っていくの大変だろうね。トナカイさんは何曲の寒さに耐えられっかね。とにも角煮もね、僕はね、サンタさんからのプレゼントはね、ひもの結び目とか会社の名前の由来とかそういう概念的なものじゃなかったらなんでもいいの。

        • 固定された記事

        マガジン

        • ペンた丸の南極生活(仮)
          86本

        記事

          南極生活八十四日目

          南極を擬人化させて殴りたい。おそらく、向こうも僕のことが嫌いだと思うので、殴り合いになるだろう。それでも構わない。後、無人島に一つだけ持っていくなら、ティファールを擬人化させたやつを持っていきたい。 ものすごーく冷静に考えて、このブログって一体誰がターゲットなんだろう?ブログにおいてどういう人に向けて書くのかというのはとても重要なんだろうけど、部屋を南極化する様子を見たい人っているのかな。老若男女問わず、興味がない気がする。それに、一見南極のことを書いてるようで書いてないか

          南極生活八十四日目

          南極生活八十三日目

          近所のツタヤで「ペンギンパーティ」というボードゲームを発見するも購入せず。うちにはすでに「それはオレの魚だ!」というそれはそれはたいそう南極っぽいボードゲームが存在するため。 ボードゲームには、街をつくるだの、金塊を獲得するだの、何かしらの目的があるけど、肝心なのは、その目的が何かというよりもゲーム過程が面白いかどうかだと思う。目的がしょぼくてもゲームが楽しければそれでいい。つまり、部屋の南極化という目的であっても、ゲームの中身さえ面白く作れれば、ボードゲームにできるじゃな

          南極生活八十三日目

          南極生活八十二日目

          街中で二人でできる暇つぶし。その名も「だるまさんがころんだin横断歩道」。前置詞inで合ってるかな。方法は、まず横断歩道の反対側に一人ずつ立ち、鬼の人は赤信号のとき、だるまさんがころんだと唱え、青信号になったら振り向く。これをひたすら繰り返すという暇つぶし。気を付けなければならないのが、万が一、青信号のときにだるまさんがころんだと唱え始めてしまい、相手が渡りきる前に唱え終わって振り向いた場合。トラックに轢かれる可能性がある。もし、一緒にやってくれる人がいなければ一人でやること

          南極生活八十二日目

          南極生活八十一日目

          南極そのものよりも南極の副産物の方が興味が沸く。南極をテーマにした映画とか曲とか漫画とか。リアル南極など知ったこっちゃない。今日「南極スペース落語」で検索したところ、「南極探検」という題目の落語が出てきた。南極に行ったと嘘をつく男の話。南極に行かずして、南極を語るのが流行ってるのかな。 今の文章で、「南極」というワードを9回出せたので、本日の南極ノルマは達成。多すぎたぐらいだな。てなわけで、後は自由時間にさせてもらおう。 「僕のお尻についての報告」 先日の南極生活未来予

          南極生活八十一日目

          南極生活八十日目

          わざわざこの場で言う必要もないが、最近SMじょうにハマっている。 SMじょうのプロとしての振舞いには、本当に頭が上がらない。 あの若さでM1に優勝するなんて本当に恐れ入る。 聞くところによると、SMじょうの粗品はピアノがめちゃくちゃ上手いらしい。僕なんて音楽に関しては、ドレミファソラシドぐらいしか知らない。思うんだが、ドレミファソラシドというのは世界各国同じ発音なんだろうか。ニワトリの鳴き声も、外人には、コケコッコーではなく、クックドゥードゥルドゥと聴こえるというし、聴

          南極生活八十日目

          南極生活七十九日目

          「もしタイムマシンがあったら?」と聞かれても、僕には行きたいところなんてパッと思いつかない。過去に行っても歴史に詳しくないし、未来の自分にも会いたくないし。だから、もし本当にタイムマシンが手元にあったら、一旦タイムズに停めておくと思う。それで、行きたいところが考えつけば、駐車場から出し、未来か過去に行く。当然その前に、駐車する前の時間にタイムスリップして、タダで出ちゃうけどね。タイムズの人ごめんなさい、テヘッ(o^―^o) 過去にタイムスリップできるとして、南極ほどタイムス

          南極生活七十九日目

          南極生活七十八日目

          皆さんは南極と北極の違いをご存じだろうか。一応僕が知ってる違いは二つだけある。まず、一つ目は南極が大陸で、北極は海に浮かんだただの氷であるということ。南極の方が寒いのはこのことに由来している。そして、二つ目。南極にはいないが、北極にはシロクマが生息している。まぁホッキョクグマというぐらいだから当然といえば当然である。これらの違いは南極生活を始める前からすでに認識しており、南極化にも活かしてきたつもりである。大陸あるなしを南極化で表現するのは難しいとしても、特にシロクマのいるい

          南極生活七十八日目

          南極生活七十七日目

          眼鏡を超音波洗浄する機械をやっとの思いで購入。楽器屋の前でトランペットを見つめる少年のように、眼鏡屋の前を通るたんびに、超音波洗浄の機械を物欲しそうに眺めていた僕。思い返せば、僕は小学生の頃から眼鏡をかけていた。子供の頃は特に、土埃などですぐレンズが汚れ、メガネ拭きで拭いてもまた汚れ、拭いては汚れてを繰り返していた。困った僕が、眼鏡屋で相談したところ、眼鏡屋さんは「メガネ拭きは洗ってる?」と一言。まさに青天の霹靂。当時の僕には、眼鏡は拭いても、メガネ拭きを洗うという発想は全く

          南極生活七十七日目

          南極生活七十六日目

          「おいテメェ、最近南極の文句ばっかりたれてよ、全然南極化してねーじゃねぇかよ。それに、日常のことブログに書きたいとか言ってもよ、どうせ大したこと書けないだろ。『南極』という縛りがあったからギリ続けてこれただけでよ、自由にしろって言われた途端、何にもできなくなるタイプだろお前。むしろ南極をありがたく思えアホ」 ひどい言いようだけど、痛いところ突くなぁこの人。でも認めたくないしな。よし、じゃあ書くか、日常。今日の出来事を断片的に示すアル。読んでみるヨロシ。 ・開館と同時に図書

          南極生活七十六日目

          南極生活七十五日目

          今日から尊敬する人物を聞かれたら、磯野カツオと言うのを辞めて、藤井聡太と答えよう。すでにいるのか知らないが、そのうちモノマネる人も現れるだろうと思う。肘井聡太とか膝井聡太とか。どちらにせよ、僕は年下に憧れる傾向があるようだ。藤井にならって、南極生活の何がいけなかったのかを将棋で例えるとすれば、ズバリ初手がまずかった。将棋でも相手が7六歩ときたら、まず3四歩と角道を開けるなど初めは無難に攻めるのが定石であるように、ブログを始めたらとりあえず普段の出来事を書いておくべきだった。そ

          南極生活七十五日目

          南極生活七十四日目

          長浜「さぁ今週もはじまりました、『突撃!有名人のお隣さん』。司会の長浜です。この番組は、有名人の方たちが普段付き合いのないお隣さんの家に突撃訪問して親交を深めていただこうという内容になっております。昨今ご近所付き合いが薄くなっていると言われるなか、明るい街づくりに貢献しようというわけでですね。本日もとある有名人さんのご自宅前に来ております。お呼びしましょう。本日のゲストは、この方。新進気鋭の映画監督、焚田美海さんです。」 焚田「どーもこんにちはぁ」 長浜「焚田さんはこのマ

          南極生活七十四日目

          南極生活七十三日目

          父親の部屋に「子供を天才に育てる方法」ってタイトルの本が置いてたら嫌だなと思う。でもそう思ってるのは左脳だけで、右脳では常に南極のことを考えている。 かなり前に、メルカリで「南極」と検索したのを覚えているが、本日はネットフリックスで検索。映画「南極料理人」の他に、「宇宙よりも遠い場所」というアニメが出てきた。日本に住む女子高生4人が南極を目指す物語らしい。成人男性が部屋の南極化を目指すよりよっぽど惹きが強い。見たいなとは思うけど、動画配信でアニメを見てもたいてい途中で断念し

          南極生活七十三日目