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夫との日々は「ありがとう」に溢れる

今朝パンを焼いている時に一つだけ表面が焦げた。夫がサッと焦げたパンを自分の皿に入れ、焦げを削りながら食べてくれた。今日も「ありがとう」から一日が始まる。

私は10年弱経っても夫に「好き」という感情を抱き続けている自覚がある。というか、多分付き合っていた頃より今のほうがより一層好きだ。

一緒に住んでるので、もちろんすっぴんの寝起き顔も見せるしオナラもする。付き合っていた頃の初々しさは全くない。でも、この10年弱を振り返ると、私は夫に対して「好き」を何乗にも重ねている。

「好き」をもう少し私なりに言語化すると「相手を大切にしたいと思う」気持ちである。夫と付き合うまでは、2.3年もすると薄らぎ消えていくものだった。それなのに、夫に対しては薄らぐどころか、どうして強まっているのか。それは夫が私のことを大切にしてくれているとずっと感じるからだと思う。

夫はとても優しい。モテるための表面的な優しさではなく、根っから優しい人なんだと結婚して改めて気付いた。(しかも私にだけ特別に優しい。笑) 夫婦になってからもなぁなぁにならず、ちゃんと1人の女性として?人間として?私に優しくしてくれる。

人混みでは小さい私が歩きやすいように、肩を寄せて道をエスコートしてくれる。エレベーターは私を先に乗せ、車道側は自分が必ず歩く。自分も疲れてるのに1つだけあいている電車の座席は「よかった、座っとき。」と譲ってくれる。重い荷物は絶対持ってくれる。本当に自然に、当然のようにしてくれるのだが、優しいなぁと毎回感動してしまう。

ちなみに寝ていて意識がない時も所作の一つ一つが優しい。ふわりと頭を撫でてくれたり、私に布団をかけてくれたり、そっと抱きしめてくれたりする。「この人は私が大切なんだなぁ。」「この人の大切な人が私で、とても嬉しいなぁ。」と私も寝ぼけながらいつも思う。起きてから聞いても彼はほぼ覚えていないけれど。

夫は所作のみならず、常日頃私に「大切」「大事」という言葉をかけてくれる。心がとげとげしている時も疲れている時も「大事な存在だよ」と言われることで、心がまぁるくなる。自分のことを大事にしようと思える。

そんな夫と接していると、私も夫に優しくしたい、優しい人間でありたいと思う。優しくいられる心の余裕をちゃんと持って生きていたい。

彼の優しさを当たり前だと思わずにいつも「ありがとう」と伝えるようにしている。そしてまた、彼も私に「ありがとう」をたくさん伝えてくれる。これからも優しさとありがとうに溢れた日々を一緒に送っていきたい。

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