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第5回「僕にとってのアーセナル。」完結編

第5回目「僕にとってのアーセナル。」完結編
こんちゃ!どうも、いったーです。今回は「僕にとってのアーセナル。」完結編について書きます。

最近は、旅行に行きすぎて、お金がないので自炊しがちな毎日です。
もちろん料理するのは【鶏】!!まぁこれは当たり前ですよね。
油淋鶏、ヤンニョムチキン、唐揚げ、照り焼きチキン、タルタルチキン、チキンドリアと、こんなにも沢山の美味しい料理にアレンジできる【鶏】に感謝です!!(悪意)
11月16日はアンリ像の元になるShit Holeことホワイト・ハート・レーンでキング・アンリのがソロ・ゴールを決めた日ということで、【鶏】トークでした

それでは、本題に入ります。
リーグ制覇からほど遠い、CL優勝回数0、安定の4位力、勝負弱い。
こんなにディスをも跳ね返すアーセナル愛について、

1. アーセン・ヴェンゲル監督の存在

2. 一貫したアタッキングフットボール

3. 怪我からのカムバック(←今回ココ!!!)

3.「怪我からのカムバック」について

なぜ、怪我からのカムバックに注目したかというと…
僕自身も小学生、中学生の頃から足首系の怪我が多く、離脱中にチームメイトが楽しそうにサッカーをしている姿を見て心が苦しくなったことが何度もあります。
内心、どこかでコンタクトプレーに恐怖心を覚えていたのか、ギリギリのルーズボールで足が出せなくなっていた自分に腹が立ったこともあります。そんな時に、アーセナルの選手は、大怪我をする選手が多く、しかしながら復帰後も、楽しそうに笑顔でプレーをしている姿を見て、心動かされました。

「アーセナルと怪我の呪い」

アーセナルは、呪われているかのように、毎年、怪我人が続出して野戦病院と化します。この謎は未だに解明されていません。
 特に予防できる怪我である、筋肉系のトラブルに関してアーセナルは非常に多くの選手が悩まされていました。トレーニング方法に問題があるのか、リカバリーの問題なのか、メディアから様々な指摘を受けました。

 14-15シーズンには‘14WCブラジル大会優勝したドイツ代表のフィジカルコーチを招き入れ、対昨シーズンの怪我離脱日数の25%減に成功しましたが、(そもそも母数の離脱日数が異常値=2472→1834なので実数的には未だに多いです。)抜本的な問題解決に至りませんでした。


以下、アーセナルで将来を嘱望された、才能の片鱗を見せたものの、怪我に泣かされた選手を紹介します。

怪我に泣かされた主な選手たち

〇ジャック・ウィルシャー(無所属→ボーンマス)
〇アブ・ディアビ(引退)
〇トマシュ・ロシツキー(引退)

〇ジャック・ウィルシャー(元イングランド代表 無所属→ボーンマス)

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 言わずもがな、我らの、アカデミー史上最高傑作。(言い切ります)
16歳であった‘08年に史上最年少でトップチームデビュ、10-11シーズンに才能を大爆発させます。史上最高の試合の1つであるvsバルセロナで相手の中盤を圧倒し、MOMを獲得しました。
 しかしながら、11-12シーズンは足首の疲労骨折等の怪我で全休。12-13シーズンに10番を託されましたが、悪夢の様に立て続けに怪我が彼を襲いました。「可愛いかわいい子には旅をさせよ」という、ことから、ボーンマスにレンタルされ、レンタルバック後の17-18シーズン後半戦は復調の兆しを見せましたが、ついには最盛期の眩い輝きを取り戻すことなく、退団。現在はハマーズとの契約解除によって無所属になってしまいました。(現在は元レンタル先のボーンマスに所属)

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 イングランド人の闘志とスペイン人のテクニックを併せ持つ「ガラスの天才」が彼にはぴったりです。特徴である勇敢で突進するかのようなドリブルは、PLの激しいファールによって止められ、足首は悲鳴を上げていたに違いありません。デビューからずっと追いかけていた選手であるため、今でも負傷のニュースを聞くたびに胸が締め付けられる気持ちになってしまいます。
 
現在最高の監督の1人であるペップは、


「ウィルシャーは再びイングランド最高のMFの一人になるだろう。彼は才能に恵まれており、頭が良くてボールキープ力もある。ドリブルの能力が抜きんでているし、センターバックにプレッシャーをかけることができる」と最大の賛辞を送っています。

〇アブ・ディアビ(元フランス代表 引退)

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 グーナーは、何度彼が大成した夢を見たのだろうか。ディアビは2006年に19歳で北ロンドン舞い降りました。P・ヴィエラ退団後、スケールの大きなボランチが不在でした。そんな中、彼の正統後継者として、ドライブ(=ボールを運ぶドリブル)が得意でダイレクトプレーの得意な選手として期待されていました。
 彼は約10年間所属したものの、半分の約1500日以上が離脱期間であり、彼の才能を最大に発揮したとは言いがいたいです。彼と怪我のストーリーが始まったのが、あの憎きダン・スミスの「足裏タックル事件」です。足首脱臼骨折で7ヶ月の離脱から計42回の負傷がありました。大怪我によって身体の正しいバランスが保てなくなったため、スぺ体質(=怪我がちな)になってしまったと推測できます。しかしながら、怪我をするたびに、厳しいリハビリを乗り越えて、ピッチに戻ってきました。2012年vsリバプール@アンフィールド,vsマンシティ@エティハド等では、お得意の「ヌルヌルドリブル」を発揮し、ゲームをコントロールする役割を果たしました。

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その不屈の精神は、ヴェンゲル監督も賞賛しており、

「彼には大きなリスペクトを受ける資格がある。非常に強いメンタリティーを持って、これまでのことをやってきた。7度の負傷(=手術)を経験したが、そのたびに復帰を果たし、必死に頑張ってきたんだ」とコメントを残しています。
https://m.youtube.com/watch?v=dFUeaA7Q4mY(プレー集)


〇トマシュ・ロシツキー(元チェコ代表 引退)

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 最後は、「リトル・モーツァルト」ことチェコの天才ロシツキーです。メロディーを奏でるかのようなドリブルに加えて、彼のパスが指揮棒のようにチームのリズムをとります。その長髪からは似合わない、泥臭いプレーも特徴であり、試合終了時はユニフォームが泥だらけになります。彼の怪我はハムストリング、膝、アキレス腱、足首等の怪我が多く最長で18ヶ月の離脱、細かな筋肉系の怪我も多く、継続的に活躍することができませんでした。

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 しかしながら、彼はNorth London Derby アーセナルvsトッテナムにおいて大変印象的な得点を数多く残しています。中でも2013-14のホワイト・ハート・レーンでのボックスの右角から右足のアウトサイドでファーサイドに蹴り込んだゴールは何年も語り告げられるべきゴールです。

 また、アーセナルが9年ぶりにFA杯優勝することになる3回戦でハーフウェイラインからソロ・ゴールを決めたのも語り草です。加えて、2014年のvsサンダーランドにおける、流動的なワンタッチパスの連続からのゴールも記憶に残ります

ロシツキーはヴェンゲルに最大の賛辞を受けています。
“If you love football, you love Rosicky.”
「もし、フットボールを愛しているのならば、みんな彼のことが大好きだ。」

フットボールにおいて、「タラ、レバ」は禁句であることは100も承知ですが、上記の選手だけではなく、  

サンティ・カソルラ(元スペイン代表 現アル・サッド)

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エドゥアルド(元クロアチア代表 引退)

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セスク・ファブレガス(元スペイン代表 モナコ)

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 ここには書ききれないですが、度重なる怪我や相手からの傷害により将来を絶たれた、狭められたケースは多々ありました。そのような困難から何度も何度も立ち上がるアーセナルの選手を目の当たりにして勇気をもらいました。怪我前の自分自身の幻影を追い続けている「選手のひたむきさ」、その選手を信頼して待つことができる「クラブとしての寛大さ」、もサポートしたくなる理由の1つです。
 最後にアーセン・ヴェンゲル監督は怪我人続出のチームに対して


"「怪我人の復帰こそが最高の補強であり、我々には最強のスカッドがある」"

これらの言葉から、選手を信頼し、愛する純粋主義者であり、ロマンを追求するヴェンゲルらしさがつまっています。

そろそろPLが再開するということで、次回は現在のアーセナルについて書きたいと思います。

それではこのへんで、、、

ばいころまる~

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