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#38「アーセナルvsニューカッスル<マッチプレビュー>PL第19節」

こんちゃ!どうもいったーです。
今回は、「アーセナルvsニューカッスル<マッチプレビュー>PL第19節」を書いていきたいと思います。
前節はアーセナルはロンドンダービーvsクリスタルパレスで0-0と連勝が止まりました。

 ついに、我が#10メスト・エジルの退団が決定的になりましたね。彼のルーツであるトルコ・フェネルバフチェに移籍するようです。これまでドイツ代表でありながらも、自らのアイデンティティはトルコであることを発信してきました。彼も自らが望まれるチームでプレーすることが残り少ない現役生活で幸せに過ごすための結論なのでしょう。このような別れ方は大変心苦しいですが、これまでのクラブへの貢献に感謝しながら、今後の活躍を心から祈りたいと思います。エジル退団に関する記事を別で投稿する予定なので、詳細はそちらを拝読ください。

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予想フォーメーション

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ホームチーム:アーセナル
監督:ミケル・アルテタ
フォーメーション:4-2-3-1

アウェイチーム:ニューカッスル
監督:スティーブ・ブルース
フォーメーション:4-4-2

対戦成績

PL通算:50試合
アーセナルの30勝10分10敗
と圧倒的に数字では勝ち越しています。
また、同一カード4連勝中で9得点1失点と相性のいい相手です。

2021/01/10 FA杯3回戦以来の再戦

 アーセナルは、先週FA杯3回戦でvsニューカッスルを戦い、延長戦の末2-0で勝利し、4回戦に進出を決めました。それから約1週間が経ちました。FA杯では互いにフルメンバーではなく、1.5軍のようなメンバーで戦いました。今回は、PLということで双方ベストメンバーを組むことが予想されます。

 アーセナルは、前節vsクリスタルパレスでスコアレスドローになってしまい、PLの連勝が「3」でストップしてしまいました。惜しいシーンの手前まではチャンスを作ることが出来ていましたが、ラストパスの質や精度の低さから決定的なチャンスには結び付きませんでした。

 実際、LSBティアニーの不在が大きく響いたように思います。LSBナイルズも悪くはありませんが、本職LSBティアニーには劣ってしまいます。LSBナイルズは利き足が右であるために、高い位置まで侵入して、左足のクロスや、ドリブル突破という点で物足りないように感じました。改めて、LSBティアニーの存在感の大きさを痛感しました。

 しかしながら、LSBナイルズにしか出せない“色“は出せていたように思います。LSBのポジションながらもインサイドに侵入し、ビルドアップを手助けするプレーはチームとしてプレーの選択肢が広がりました。LSBがインサイドに入れば、大外のレーンは誰もいないことになります。LWGオーバメヤンもタッチライン際に張り付いて、ボールを受けるよりも、PA内に動かしてフィニッシュに専念させるべきです。人選のミスマッチが起こっていたのです。

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〇LSBナイルズ&LWG(サイドラインに張って仕掛けられる選手=WGネルソン?)
〇LSBティアニー&LWGオーバメヤン

この組み合わせの方が、効果的に左サイドを活用できると考えます。

カギを握るネガティブトランジション

 まず、ネガティブトランジションとは、ボールを失った際の攻→守のトランジションのことを指します。近年サッカー用語の言語化が著しく、攻守の表裏一体の関係から、より細分化され、4つのセクションがあると考えられています。

<攻撃>→<ネガティブトランジション>→<守備>→<ポジティブトランジション>→<攻撃>→etc…ということです。

 暗闇に沈んでいたアーセナルを救ってくれたOMFスミス=ロウ&RSHサカのコンビは、“門”(=相手と相手の間)でボールを受け、攻撃を次の局面に繋げてくれる一方で、前節vsクリスタルパレスではミドルサードでのドリブル失敗、トラップミス等のボールロストでカウンターを食らうシーンも幾度かありました。攻撃に移りかけた状態で、ボールロストするとバランスが崩れた状況でのカウンターなので、大ピンチになります。

 被カウンター時には、CMFが要所、要所で攻撃を遅らせ、CMFジャカはデュエル勝利10回、途中出場にしてCMFパーティは9回と被カウンター時の役割を全うしました。ニューカッスルは縦に早く、CFキャロルに向けて早めにロングボールを蹴ることが予想されるので、ボールロスト後のリアクションを素早くし、ロングボールそのものの回数を制限し、相手を得意な土俵にあげないことが大事になると思います。

勝利が遠いマグパイズことニューカッスル

 ニューカッスルもアーセナルに負けず劣らず、勝利から遠ざかっています。最後に勝ったのは12月13日第12節vsWBA(1-2)までさかのぼります。公式戦ここ5試合だと1分4敗と全くいいところがありません。各ポジションのキーマンに怪我人が続出しており、なかなかチーム構築が上手くいっていない印象です。
 オールドタイプのCFキャロルがニューカッスルでデビューした以来の活躍を見せており、ロングボールを中心としているチームでは貴重な存在です。

 4-4-2や4-4-1-1を併用しており、ひとまずボールは相手に渡して自陣でブロックを敷くというやり方を採用しており、攻撃はカウンターでサイドの選手のドリブル、スピードを活かした攻撃であり、CFキャロル、ウィルソンのPA内での働きが光ります。左サイドのPL屈指のドリブラーOMFアラン・サン=マクシマンと期待の若手LSBジャマル・ルイスが負傷離脱したことが攻撃が停滞している原因であることは間違いありません。

注目選手<アーセナル>

冬の最大の補強⁉
〇CBガブリエル・マガリャンイス/CMFトーマス・パーティの復帰

〇CBガブリエル・マガリャンイス U23ブラジル代表

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 新型コロナウイルスに感染したということで年末から約1ヶ月の離脱から先週FA杯vsニューカッスルからベンチ入りしました。今季9月加入だったにもかかわらず、Player of the Monthに3ヶ月連続選出され、守備の要として君臨しました。
 守備面での貢献はもちろんですが、攻撃のスイッチとしても機能していました。相手が構えた守備で局面を動かすのは、後方からのパスです。距離を変えるパス、サイドチェンジ、縦パスと色々なシチュエーションに応じて、使い分けられるパスは貴重な存在です。

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4試合連続クリーンシートを達成しているアーセナルをより一層堅い守備にしてくれる存在であります。

〇CMFトーマス・パーティ ガーナ代表

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 今夏のデッドラインデイに、アトレティコ・マドリ―に契約解除金満額を支払い念願の大型を獲得しました。前節では70分からの出場でボールリカバリー3回、デュエル勝利9回(勝率75%)パス成功率92%と堂々たる数字を残しました。ボール奪取のみならず、縦パスでテンポを変えることもありましたし、ネガティブトランジションにおいても重要な存在でした。ポジティブトランジションの際にはドリブルを用いながら、局面を進めるプレーを期待したいと思います。

注目選手<ニューカッスル>

〇CFアンディ・キャロル 元イングランド代表
〇CMF/CBアイザック・ヘイデン 元アーセナル/元U21イングランド代表

〇CFアンディー・キャロル 元イングランド代表

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 ニューカッスルアカデミーとしてトップチームに昇格して生え抜きエースストライカーとして活躍してからもう約10年が経とうとしています。オールドタイプでハンマータイプのCFとして現在でも貴重なオプションとして重宝されています。

 先週のFA杯vsアーセナルでは非常に驚異的な働きをしました。肉体的な衰えは隠せず、勝負はPA内での駆け引きのみになりつつありますが、逆にその”高さ”だけで愚直に勝負してくるのでアーセナルにとっては大苦戦必至です。
 ゴールゲッターだけではなく、彼目掛けて放り込まれるボールはセカンドボールへのチャンスに繋がります。相方になろうCFカラム・ウィルソンはPA内での嗅覚とDF相手の駆け引きに優れているため、アーセナルとしてはボールを素早くゴールから遠ざける必要があります。

〇CMFアイザック・ヘイデン 元アーセナル/U21元イングランド代表

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 アーセナルアカデミー出身の彼は、今ではマグパイズの中盤の番人です。アーセナルのトップチームでは、PLで出場機会は得ることはできませんでしたが、リーグカップでデビューしました。U16から各年代でイングランド代表を経験してきたことは伊達ではなく、PL常連のニューカッスルの中心的な存在になりつつあります。
 5バック時にはCBも務めていたほど、守備能力に定評があり、力強いタックルに加えて的確な読みも備えているハイブリッドな中盤の選手です。インターセプションとボールリカバリーに優れています。アーセナルアカデミーで培った少ないタッチでプレーする際のボールスキルもニューカッスルの中では際立ちます。中盤での空中戦、デュエル勝利数には少し物足りないですが、中盤でのプレー強度が鍵となるvsアーセナルでは彼の出来がチームの出来を左右するでしょう。

2021/01/18 29:00 Kick Off!!!!!

上位勢との差を詰めるためにも足踏みしている時間はありません。
勝つしかねえので。

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それではこのへんで、、、

ばいころまる~

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